自分の歯科治療
こんにちは、歯科医師の高橋颯です。
夏も終盤に近づいております。
でもまだまだ、暑いですね。体調に気をつけて生活してくださいね。
本日は、自分自身の歯科治療についてお話しさせていただきます。
この度、以前ヨリタ歯科クリニックで勤務されていた、入江先生(私の研修医の時の指導医)に
虫歯治療と、親知らずの抜歯をしていただきました。
今回治療したのは、左上7番目の歯と、左上親知らずです。
虫歯はそこまで大きいものではありませんでしたが、実質欠損(歯の一部がかけている)が
あったため、プラスチックで詰めてもらいました。
また、親知らずは左上7番に引っかかっており、完全に生えていなかったため、
抜く決断をしました。
親知らずは、しっかりと生えている場合は、残しておくのも1つの手かと思います。
なぜならば、下の大臼歯が抜歯となった際に、親知らずを移植するということも可能だからです。
しかしながら、生え方によっては、ブラッシング不良や隣接歯に悪影響を引き起こす
可能性がある場合には、抜いた方が良い場合もあります。
親知らずに関して不安なことがあれば、なんでもご相談ください。
今回久しぶりに自分が歯科治療をされる側になり、歯科治療の恐怖は音が大きく関与する
のではないかと改めて感じました。
歯を削る際には、振動もそうですが、想像以上の音が脳に伝わります。
痛みは麻酔で無くすことはできますが、音はどうしても止めることはできません。
(鎮静、全身麻酔を除く)
最近は、削る機械もモーター駆動の5倍速コントラという意外と静かな器具で
虫歯治療をしています。
この器具は昔からあるエアータービンという器具の代わりに使っているものです。
エアータービンは「キュイーンキュイーン」と音がするため、恐怖感があるという
ことですが、実際には、歯を削った際はどちらの器具にしても大きな音がするので、
「歯を削る」という治療は怖いというイメージが消えないのかと思います。
これからは、患者様に「削る際の大きな音」については、治療前にしっかりと
お伝えしなければいけない事項であると感じました。
これからも歯科医師として、患者様の気持ちに寄り添った歯科治療を続けていきます。