最近の悩み
こんにちは。
歯科医師の髙橋です。
スギ花粉の飛散も収束し、とても生活しやすくなりました。
しかし、最近、体重が増えてしまい、、
治療時は常に座っているためか、股の部分が痛くなり、4年ぶりくらいに病院にいきました。
特に問題はないという結果でしたが、そろそろ真剣に身体について
考えていかないといけないと思っています。
さて、今回は最近の私の悩みについて書かせていただきます。
歯科治療をしていて、全ての患者様に笑顔で帰っていただき、
全ての患者様に最高の治療をすることをモットーに仕事をしていますが、
どんなに頑張っても、壁が存在します。
最近、ぶち当たった壁は、入れ歯が外れやすいという方です。
私は、お口の中をみて、「自分なら、絶対にいい入れ歯が作れる!」と確信し、
患者様には「外れない入れ歯を作ります!」とお伝えし、入れ歯の製作に入りました。
約一ヶ月かかりましたが、入れ歯が完成し、お口の中に入れると、フィット感も抜群!
自分でも良い入れ歯ができたと思いました。
しかし、、、ここから問題が発生しました。
患者様が「入れ歯が外せない」とおっしゃるのです。
私は、患者様に手鏡を渡し、「この部分をつまんで、引っ張ると簡単に外せますよ!」と
お伝えしても、うまくいきません。
患者様の手を誘導しながら、一緒に外そうとしましたが、思うように外れません。
患者様にお話を聞くと、最近、指先の動きが悪くなって、
思うように指を動かせないとのこと。
外れにくい入れ歯は作ることができたが、外せなくなってしまっては、
全く意味がありません。
この日は、入れ歯のバネ(クラスプ)を緩くして、簡単に外せるような状態で
使っていただくこととしました。
しかし、これでは、全く意味がありません。
元の入れ歯と同じではありませんか。
せっかく外れない入れ歯を作ったのに、わざと緩くしても、昔の入れ歯と同じです。
どうにか、ぴったりとしたフィット感のまま、ご自身の指で外せる工夫を
考えなければいけません。
入れ歯に爪をひっかけられる、切り込みを入れたり、バネの厚みを厚くして、
指がかかりやすくするといった方法を考えましたが、この部分も試行錯誤中です。
外れない入れ歯を作るということしか頭になく、患者様が入れ歯を外せなくなって
しまうということは、自分でも想定しておらず、いま、図分の中で大きな壁だと
おもっております。
この患者様には、ご自身で外せる、そしてお食事の際にはぴったりと外れない
入れ歯となるように、調整と工夫をしていきたいと思っております。