秋の花粉症と口腔アレルギー
こんばんは、増田です。
花粉症が口腔アレルギーを引き起こす事があるのをご存知ですか?
花粉症と聞くと、春をイメージされる方が多いと思います。
しかし夏や秋になっても鼻がムズムズする、目がかゆい、といった症状を
お持ちの方もいらっしゃるのではないでしょか。
夏から秋にかけて、目の痒みやくしゃみ、鼻水など花粉症の症状が出たら
その原因は、草本花粉かもしれません。
草本花粉とは、背が低いいわゆる雑草の花粉です。
スギやヒノキなどの花粉は高い樹から風に乗って数 10kmも飛散しますが、
草本植物は丈が低く、花粉は数 10mの範囲にしか広がりません。
そのため、その植物が生えている場所に近づかなければ
かなり花粉をさけることができます。
では、花粉症と口腔アレルギーにはどのような関係性があるのでしょうか。
花粉症の方には花粉のアレルゲンに対する
IgE 抗体(身体に入ってきた原因物質に働く抗体)があります。
生野菜や果物のアレルゲンは花粉のアレルゲンと構造が似ているので、
IgE 抗体が構造の似たアレルゲンと反応し、口腔内でもアレルギーが
起こることがあります。
これを「交差反応」と言います。
花粉症で口の中に症状がある場合には、アレルギーの原因となる食物を確認し、
避けるのが基本です。
直ちに原因究明しましょう。