むし歯とおやつの関係
こんにちは、歯科医師の金子絢です。
三月、四月は出会いと別れの季節ですね。
医院でもご退職なさる方々がいらっしゃって寂しい限りですが、また新しい出会いが
増える四月を楽しみに頑張ろうと思います。
さて今日はむし歯とおやつの関係についてお話しようと思います。
「間食するとむし歯になりやすい」といわれることがあります。
食後の口の中の変化や、むし歯のできるしくみから、その理由を考えてみましょう。
食事や間食、水やお茶以外の飲み物を飲むたびに、歯垢の中の酸性度を示す「pH」も変化し
歯の表面が溶かされかける脱灰が起こります。
その後、唾液などにより酸が洗い流されたり中和されたりして、歯垢の中は中性に近い状態に
戻ります。
このように歯垢の中は1日のうちに、「酸性」「中性」を繰り返すのです。
「間食をするとむし歯になりやすい」といわれるのは、歯垢の中が酸性になっている時間が
長くなるからなんですね!
おやつの時間や間隔をコントロールして、酸性状態になる時間をできるだけ短くすることが
必要だということがわかります。
これらをふまえて食事やおやつを我慢するのではなく、コントロールしながら
楽しんでくださいね!