お口の中のできもの
こんにちは!
興山緑です。
今日からは国公立大学の2次試験も始まるということで、春に近づいてきましたね。
今日は最近のトピックである、口のなかのできものについてお話しようかなと思います。
お口の中のできものは大きく分けて2種類(良性、悪性)あります。
この二つの差は転移する可能性があるか、ないかで分けられます。
また、悪性のできもの(すなわち癌)は良性のできものに比べて、一般的に大きくなる速度が
速いといわれています。
では、悪性のできものはどうして出来るんでしょうか。
一言で言えば、正常な細胞が傷つき、正常でない細胞に変化したものがどんどん増えていき
制御できなくなるのです。
ではどうしたら、細胞が傷つくのでしょうか。
過度な刺激が頻回にあったり、喫煙をしたりというのがリスクといわれています。
初めは口内炎のようなものでも、過度な刺激が加わることで悪性に変化することもあるのです。
われわれ歯科医師が、お口の中を拝見してできものが良性か悪性の見当がつくこともあれば
なかなか見当がつかないものがあるのも現実です。
では、悪性と良性の最終的な判断は、どうするのでしょうか。
生検といって組織を一部分切り取り、顕微鏡で異常な細胞があるかないかを確認し
あれば悪性、なければ良性と判断します。
病気はどんなものでも早期発見、早期治療が大切。
気になることがあれば、いつでもご相談ください。