ミレービスケットはおいしいけど…
こんにちは、歯科医師の安岡です。
私の地元の高知県にはよくスーパーやお土産屋さんにあるミレービスケットというお菓子があります。
これはとても人気で私も病院にお土産として買っていきます。
このミレービスケットのうりはなんといっても昔懐かしいビスケットの味、ほんのりとする塩味、やみつきになること間違いないです。実はビスケット生地をあぶらで揚げているそうです。自分は小さいころから食べていましたが、県外の方に食べてもらうとすごいおいしいと言ってくれます。
よくそのミレービスケット自分の家でも食べているのですが…
食べたあとの歯ブラシが大変です。歯の咬む溝(小窩裂溝)にビスケットがつまって大変です。その汚れをとるにはふつうに歯ブラシをするのではなくいつも以上に磨かないといけません。
歯一本で虫歯になるリスクが高い場所は歯と歯の間、歯の咬む溝です!このうち奥歯の小窩裂溝は歯ブラシの毛先が届きずらく小児の約8割が虫歯になっているという報告もあります。
しかもこの小窩裂溝は深いかたはほんとにすぐ虫歯になり、なってしまうとどんどん知らないうちに進行してしまうことも多いです。全然痛くなくて歯科医院にいったときにはもう虫歯が歯の神経まで進行してしまい根っこの治療をしなければいけなくなるということも多々あります。
やはりそういうリスクを減らすためにはまず痛くなってからの治療ではなく未然に虫歯や歯周病を防ぐ予防!そして小窩裂溝が深い方はシーラントをして虫歯になるリスクをさらに防ぐことがとても大事です。