[’08/7/4] ドクターに求めるもの
私たちは、初めて訪れた患者様には必ず、カウンセリングを行っています。
患者様への思いを、時間をかけて聞く。
本当にお越しになった理由を、お尋ねする。
心から交流を、深めたい。
お口の中ばかりを見るのではなく、患者様自身を知りたい。
人の結びつき、ご縁を大切にしたい。
少しでも、リラックスして治療を受けて頂きたい。
患者様に合った、ベストの治療方針を提案したい。
私たちの考えも、知って頂きたい。
従来の削って詰める治療から、歯を守るため定期的に私たちの医院を訪れてほしい。
カウンセリングの目的は、様々。
しかし、カウンセリングすることなしに、患者様の思いを時間をかけて聞くことなしに、
治療が始めることは、あり得ません。
患者様に信頼と満足を得ることが出来ないことを、知っているからです。
特に大切なのは、その意識をドクターが一番強く思うこと。
歯ばかり見るドクターは、私たちの医院には必要ありません。
カウンセリングメモに書いてある、真の患者様の思いに耳を傾けないドクターは、
私たちの医院には必要ありません。
必要な検査をすることなしに治療を進めるドクターは、
私たちの医院には必要ありません。
初めてお会いした患者様にレントゲン写真ばかりを見て、
治療計画をその場で立てるドクターは、私たちの医院には必要ありません。
治療技術ばかり追求する、もしくは自分には治療技術がまだまだ伴わないからと言って、
自信なさそうに話すドクターは、私たちの医院には必要ありません。
私たちがドクターに求めるのは、高い治療レベルを持ち、
患者様への心から思いやりに満ちた人。
今は、まだまだ足りなくても、近い将来、そんなドクターになると決めている人。
もちろん、私もその一人。
人は、自分にないものを欲しがります。
ないものねだりの私ですが、そんなドクターに囲まれ仕事がしたいと心から思っています。
<求めなければ与えられない 寄田幸司>