[’08/9/26] 禁煙
来年独立する先生に、今日一つだけアドバイスをしました。
それは、「禁煙、すなわちタバコをやめないか」ということ。
おせっかいかもしれませんが、タバコは体に良くない。
もちろん歯の治療(歯周病、インプラントなどの外科処置)においても、
百害あって一利なし。
患者様にも、出来るだけ禁煙を勧めています。
にも関わらず、主治医であるドクターが喫煙しているのでは、
あまりに無責任。
説得力がありません。
また、タバコの匂いは、手や指先、髪の毛、衣服にもしみ込みます。
匂いに敏感な人なら、すぐ気付くハズ。
タバコの匂いが気になる人には、苦痛以外他の何ものでもありません。
診療中、逃げるわけには行かないからです。
何を隠そう、私も大学時代、
カッコよく見せようと、タバコを吸っていた経験があります。
しかし歯科医師になる時、キッパリ止めました。
止めた一番の理由は、タバコを吸った手で患者様のお口を触るのは、
失礼だと思ったから(もちろん手指消毒もしますし、手袋もしますが)。
患者様の幸せを一番に願う私が、患者様を結果的に裏切るような行為は
出来ないと感じたから。
そんな話を、独立するドクターの前でしました。
すると、最初は暗かったドクターの表情が、
だんだん明るくなり、笑顔になりました。
そして、一言。
「4月までは、キッパリ止めます」と。
正直、嬉しかったです。
トップが何ごとにも、毅然とした態度で臨むことにより、
その真意は、伝わるもの。
決めた以上は、やり続けて下さい。
決めた以上は、全員の前で宣言して下さい。
決めた以上は、他のオープニングメンバーにも徹底しましょう。
少なくとも、家を出て勤務中、そして家に帰るまで、決してタバコは吸わないと。
決断することが、大切。
タバコを吸わないと、決めること。
それはすなわち、最高のチームを作ると決めること。
患者様から最高の信頼と評価を得ると、決めることと同じです。
成功する医院作りには、多くの決断があります。
<4月といわず 今スグ止めましょう 寄田幸司>