[’09/2/26] 思いを形にする(30) 原点回帰
よく聞かれる質問が、あります。
モチベーションが下がったり、やる気が無くなることはないのですか。
逃げ出したいことは、ありませんか。
もちろん私は、そんなに強い人間ではありません。
強靭な精神力や、不屈の耐久力、
研ぎ澄まされた集中力を、持ち合わせているわけではありません。
それどころか、怠け者の根性なし。
ついつい、楽な方に流れます。
強い物に、巻かれます。
しかし、いつもこの人の為に頑張ろう。
その人に認められる人になろうと、思い続けているので、
こんな私でも、人にそれなりの評価をされるようになったのです。
この人、その人とは私の両親であったり、家族であったり、
いつも一緒に仕事をさせて頂いているメンバーの皆様だったり。
その時の状況で思い浮かぶ顔は、変わったとしても、
その思いは、変わることはありません。
そう、自分ではないということ。
自分のためだけ、私利私欲のためだけなら、
ここまでやり続けることは、なかったでしょう。
もっともっと楽して、怠惰な人生を歩んでいたかも。
熱く思いを、伝えることもないかも。
しかし、「今まで歩んできた中で、多くの人の助けや支えがあって
こんな私でも、ここまで来ることが出来た」という感謝の念がずっとある限り、
いつも原点に戻ることが出来るのです。
どんな苦難でも、スルリとすり抜ける、
またはサッと飛び越えることが出来るのです。
不思議なものですね。
これからも思いを形にするため、悩む時はいつも、原点に戻ります。
「何故、それをしようと思ったのか」
という言葉と共に。
<いつも帰る所がある 寄田幸司>