院長ブログ

[’10/2/12] 権利と義務

私たちの医院は、様々の形でレポートを提出して頂きます。
今回は、こんなタイトルで
メンバー全員に書いて頂きました。
その一部を紹介します。

『権利と義務』 ~ヨリタ歯科らしい有休の取り方について~

 

自分がヨリタ歯科で働いているのは、権利を得るために義務を果たすことだけではないということ。
もちろん与えられた義務をきっちりと行うことは当然ですが、
そこに相手(スタッフや患者様)を思いやる気持ちが含まれていなければ、何も生まれないのです。
思いやり、協力し合い絆を深め合って、もっともっと働きやすい最高の職場を作り上げていきたいです。

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たった一日の休みかもしれませんが、その背景にはたくさんのチームメンバーのサポートが
あるからこそ休めるということを、しっかりと心において置かなければならないと思いました。
休む日の前には一言「明日休ませて頂きます」、
休み明けには「昨日は休ませて頂きありがとうございました」など、伝えないといけないことは
しっかりとし、「ほう・れん・そう」もしっかりとすることが大事だと思います。

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新人衛生士で、ベテランの衛生士さんより技量が劣るにもかかわらず、
院長はみんな平等に有休を取る権利を与えて下さっているということも、忘れてはいけません。
そしてその権利を頂いている以上、働いている中でのキャンセル率の低下や、時間厳守の処置、
医院がより良い方向に行くためのミーティングでの発言などは、義務であるのです。
私は、義務に対する考えが浅かったように思います。

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今後は人数が多い時に振り替えを取り、みんなに迷惑がかからない様にしていきたいです。
他のスタッフへの思いやりがあれば、絶対ヨリタ歯科はより良い医院に今後もなっていると思います。
そしてそれが、患者様への満足へとつながっていくのです。

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体調管理も出来ていないことがあり、休日の次の日に休んでしまったりしたこともありました。
振替休日も急に取ることで、本当に迷惑をかけてしまい、反省すべきことがたくさんあります。
それでも皆様は「ゆっくり休んでね」という言葉をかけて頂いたりと、本当に優しかったです。

これからは、もっと感謝の気持ちを見つめ直していきます。
一人一人が少し意識を変えるだけで、チームワークがより強くなると思います。

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ヨリタ歯科は人数が多いので、一人ぐらい休んでも大丈夫かなという甘えた考えが
多くあったことは事実であり、そういったことが重なり、
感謝の気持ちや、休ませて頂くことの有難さが欠けていたと思います。
何もかも当たり前、私たちの権利=当たり前と言う図式になってしまっていました。

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権利は権利ですが、やはりそこには周りの協力や思いやりがないと、
決して自由に休むことは出来ません。
当たり前なことは一つもなく、いつも感謝の気持ちとチームメンバーへの思いやりを
一人一人が持たないと、私たちが大切にしているチームワークなど成り立ちません。

改めてシフト制にして頂いていることや、有休を頂いた時に自分の分も頑張って下さっていることを
頭に置き、常に感謝の気持ちを持って、またしっかりと伝えることが大切だと感じました。

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一(人)としての思いやりが欠けると、「幸」は「辛」に変わるものなんだなと思い、
有給休暇に対して、もう一度皆で話し合うべきではないかと考えます。
そして、改善するべきところは改善し、双方が納得出来る解決策を、
模索していくことが必要なのではと考えます。

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これが正解といったものはなく、試行錯誤していかないといけないですが、
まずは今回決まったことを守って、気を引き締めて、より患者様とチームメンバーにとって
良い医院になれるようにしたいです。

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このヨリタ歯科クリニックで、一番大切なことはチームワーク。
そのチームワークを最高のものにするためには、いつもチームメンバーを思いやる心、
いつも感謝の気持ちを伝える心。
尊敬できる友人に、このヨリタ歯科クリニックで出会えたことに感謝し、
行動することが私は全く出来ていませんでした。

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来院して下さる患者様に感謝を与えることも、このヨリタ歯科クリニックに集う全ての方から
感謝の言葉があふれることも、そしてワクワク楽しいヨリタ歯科クリニックであることも
全てはさいこうのチームワークから始まるという気持ちを、本気で持てていなかったと思います。
院長が教えて下さった「いつも心は医院に」の思いが、全く欠けていたことを情けなく思います。

院長の私たちを思って下さる熱い気持ちほど、私は本気で行動出来ていたのだろうかと考えると、
涙が止まらなくなってしまいました。
これからは、院長の大きな愛に恥じることのない行動を、常にとっていきます。

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今回の件を期に、有給休暇について考えてみた。
まず有給休暇の目的としては、
① 自己成長のため、外部へ勉強に行くための休み
② リフレッシュし、自分自身を見つめ直すための休み
③ 長期休暇でないと出来ないことに挑戦するための休み
④ 不慮の事故などが起きてしまった時の休み
などが挙げられ、働く上で必要であると思う。

しかし、
① 他人に迷惑がかかる様な休みの取り方
② 次に働く日に引きずる様な休みの取り方
③ 目的もないのに、残っているから休みを取る
などの休みのとり方はしてはいけないと思う。

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ヨリタ歯科にはたくさんのスタッフがいて、有給休暇も取りやすい環境にあると思う。
しかしその環境に甘えず、周りのスタッフのこと、患者様のことをまず第一に考える必要があると思う。
個人個人が考えて有給休暇を取ることが出来れば、個人にとってプラスにもなるし、
その個人のプラスがヨリタ歯科全体にとって、プラスになればと思います。

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私が、仕事が終わって「今日は楽しかったな」「充実していたな」と思える一日は、
アポイントが少なく、スタッフの人数が足りていて休憩もゆっくり取れる、そんな一日ではありません。
誰かが有休や体調不良で休むことになっても、「●●さんのためなら皆で協力して頑張ろう」と
少ない人数でも、たくさんの患者様に満足して頂ける対応が出来た日。そんな一日です。
そんな風に働くことこそが、義務であると思います。

「いつも頑張っている●●さんのためなら」そう思えるように、思ってもらえるように。
私に出来ることも出来ないことも、立ち向かっていきます。

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私はヨリタ歯科クリニックが社会の中の小さな社会であると思います。
気持ちよくスタッフと共存することが大切であり、そのためには義務と権利が
バランスを取れていなければなりません。

人間は絶対に一人では生きていくことが出来ません。
誰かを支え、誰かに支えられて生きています。
そのためいつも周りの人に生かされている自分を、常に忘れてはいけません。

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やはり、大人として一社会人として社会の様々な人と共存していくためには
最低限のルールがあると思います。
その事を忘れることなく、いつも周りの人に生かされている自分がいることを
忘れなければ権利を乱用する事は起きないと思います。
私は義務である、なすべきことを果たしてから権利を始めて主張出来ると思います。

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“仕事とは何か?”“自分はここで何がしたいのか?”“今度どうなっていく為に、
ここに来たのか?“ということを改めて考え直すことが出来たきっかけにもなりました。
院長がなぜ、忙しい職場にも関わらず、有給を使えるようにしたのか。
半休制度や早上がり制度を認めてくれたのか。

それは働く人達を大切にして下さっている証拠であり、また楽しく仕事ができ、患者様に
最高の感動を日々与えられる様に、リフレッシュする為の大切な時間を下さった事に
改めて嬉しく思いました。

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もう少し働くみんなのことを考え、自分の行動がみんなに与える影響を
しっかり認識すれば与えられた権利を気持ちよく使うことができるはずです。
病気になってしまうこともある、子供が体調を崩し、
仕事にいけなくなってしまうこともある、身内の不幸は突然やってくる。

こんな時にそのチームメンバーをきちんと休ませてあげたいからこそ、
急に休む本人も、自分が休むことで医院は今日どうなるかを把握し、
出来る限りの対処をすべきだと思います。
これからのヨリタ歯科はみんなが互いを思いやり、気持ちよく仕事が出来る職場にしていきたいです。

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義務とは、経営者がその報酬に値すると判断する以上の仕事を行うこと。
権利とは、雇用者が契約もしくは法律で認められた範囲で仕事を行うと考えています。
今回の件では、もっと大事な点が欠如していたと考えています。
院長がお話された様に医院のことや、皆のことを思いやる気持ちが大切ですし、
それがヨリタ歯科の良いところだと思います。

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困っている人がいたら、他の人がフォローする。
そんな現場を今までに何回も経験し、見てきました。
その度に感謝し、この人達のために自分も出来ることをしようと思っていきました。

毎日の仕事を通じて、感謝の気持ちを実感出来るようなチーム作りをしていかなければ
ならないと思います。

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有給休暇についてですが、世間の多くの会社では有給休暇はあったとしても
事実上取れなかったり、病欠したときに代わりに使う程度と聞いています。
ましてや歯科医院で有給があるところなんて数えるほどしかないと思います。

ですので、私にとってはとてもありがたく、全ての有給休暇は勉強に充てさせてもらっています。
仕事場と契約している以上、労働の責任は果たした上でそれ以上の成長を望む場合に使い、
また、使用したとしても本職に影響が出てはいけないと思います。


皆それぞれ、意見はあると思います。
与えられた権利は使うのは、当たり前。
もちろんです。
しかし当たり前に使えるのは、周囲の仲間の支えがあるからこそ。

共に働くチームメンバーに常に、感謝と思いやりの心を持つこと、
有休を作る上で、大切であると思っています。

 

<感謝と思いやりの心を持ち続けたい 寄田幸司>

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