院長ブログ

[’10/8/31] Dialog in the Dank TOKYO

JAさんのセミナー終了後、今日のもう一つの楽しみである
Dialog in the Dank TOKYO」のセミナーに、参加してきました。

場所は、渋谷区神宮前
頂いた、解説書から。

目以外の何かで、ものをみようとしたことがありますか?

暗闇の中の対話。

鳥のさえずり、遠くのせせらぎ、足元の葉と葉のこすれる枯れた音と、
その葉を踏みつぶす感触。
土の匂い、森の体温。水の質感。
仲間の声、乾杯のグラスの音、白杖の先の感触。

ダイアログ・イン・ザ・ダークは、まっくらやみの
ソーシャルエンターテイメントです。

参加者は完全に光を遮断した空間の中へ、
何人かとグループを組んで入り、
暗闇のエキスパートであるアテンド(視覚障がい者)のサポートのもと、
中を探索し、様々なシートを体験していきます。

その過程で視覚以外の感覚の可能性と心地よさを思い出し、
そしてコミュニケーションの大切さ、
あたたかさを再確認することになります。

世界全体で600万人以上が体験したこのイベントは、
1989年にドイツで生まれました。
1999年以降は、日本でも毎年開催され、約6万人の人が体験しています。

 

風は、吹くのではなく、渡ってくるのです。
目や耳で感じたものではなく、心で感じたものは
深く温かでした。

私たちは、大人になっても年をとっても、まだまだ感じ、
そして知ることができそうです。

限られたものしか見ること、聴くことができず、
いつのまにか小さな自分の感覚に翻弄されていた私達。
きっと何も見えない暗闇のなかで本物を感じる力を
取り戻すことができるでしょう。

この「Dialog in the Dank」の中で
本物の自分と出会えるかもしれません。

素敵な自分の感性に耳を澄ますときを、
どうぞ自分にプレゼントしてみてください。

きっと、人をいう生き物は、すばらしいものだと
感じることができるでしょう。

ということで、8人のパーティーで、「暗闇の中の対話」。
楽しみながら、五感をとぎすませてきました。

森を感じ、川の音を聴き、橋を渡り、
ブランコに乗り、地面にしゃがみ込み、星を眺めていました。
全く見えないから、見えてくるもの感じるものがありました。

お互い声をかけ合ったり、自分を表現することで
連帯感が生まれ、他人を思いやる気持ちが芽生え、
人に優しく自分に優しくなれました。

こんな、不思議な体験は初めて。
真夏の夜の出来事でした。

?<暗闇で飲んだワインは最高に美味しかった 寄田幸司>

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