院長ブログ

[’10/12/8] 止揚学園

いつもお世話になります(株)ベルウェイ研究所所長
山崎宣次先生の紹介で、滋賀県JR能登川駅近くにある
福祉施設、止揚(シヨウ)学園を訪問しました。

参加者は、私の他、ヨリタ歯科からは中村(友)さん
石田さん角野さんパートナー医院から、
三木さん平島さん中田さん7名

その他、セミナーや社員研修で
いつも指導頂いている、(株)ブロックスさん
美容院から、ビューティーサロンモリワキさんなど多数。

当日、モリワキさんは、チャリティーカットも行っていました。
聞けば、このチャリティー月1回
全社員が必ず、年一度は参加するそう。

また、研修施設や寮なども整備されていて、
人材教育や、育成に力を入れています。
本当に、頭が下がります。
ご縁を頂いたこと、心から感謝します。

ということで、午前11時現地へ。

今日の天気は、快晴
空の青と、止揚学園外観の青がマッチ。
また、入り口には、カラフルな作品集が私たちをお迎え。
屋根には、シンボルであるトンボが飾られていました。


まずは、学園内を案内して頂きました。
広い運動場や、菜園

施設入居者の仕事場では、アトリエパン工場もありました。


見学者、皆真剣

また、建物の外観や、廊下の壁、案内、、天井など、
いたる所に、開設者である福井先生職員の方々
そして入居者作品が、飾られていました。
これらを見ているだけで、晴ればれしてきます。




この後、広い食堂で、全員でお昼を頂きました。
食事は全て、この調理場で作られたもの。
今日は、おでん
本当に、おいしかったです。

またこの間、ピアノ演奏や、があり、
終始、なごやかな雰囲気でした。

広い施設の中を、案内して頂いて驚いたこと。
それは、施設の清掃が行き届いていること。

室内は全て、ピカピカ
ゴミやほこりなど、一切ありません。
窓ガラスも、ピカピカ
お部屋も、整理整頓されています。

それは、洗面所トイレも同じ。
そこに、布団を敷いて気持ちよく寝れるくらいに
清掃することを、いつも心がけているのだという。

ここで暮らす人たちが、少しでも気持ちよく
快適に過ごして頂きたい、という思いが、そうさせているのでしょう。
感動しました。

その後、約1時間半、止揚学園の開設者、
福井達雨先生の、お話を聞かせて頂きました。
福井達雨先生が書かれていた、何気ない言葉。
小さなことに大きな愛を」。

大きな障害を持つ人は社会では弱者
そこに、スポットライトをあてることは少ない。
敬遠されがち。

しかし、福井先生は、48年も前から、弱者の立場に立った
考えや、同じ目線で対等に物事を考え、そして、それをにしてきました。

先生の大きながあるからこそ、止揚学園は、ここまで成長し、
入居している方、そこで働くスタッフ全員が
やりがいを持ち、キラキラ輝いているのでしょう。
私の想像をはるかに超えた、夢の楽園がそこにはありました。

私たち目指す感動感謝、そしてワクワク楽しい
3つの要素が、全て満たされています。

福井先生の、最後のお言葉
「ここで決めること全ては、全員で話し合い、決めています。
私一人だけで決めることは、ありません。
そのため、少人数の意見も尊重します。

皆で、とことん納得いくまで議論します。
だから、信頼を結ばれ、一人一人を認め合うことが出来るのです。」

最後は、皆で記念撮影

こんな、夢のような組織
慈愛
助け合い精神で満たされた医院を、作りたい。
そう、本気で思いました。

今日も、最高の一日となりました。

以下は、参加者の報告レポートです。
ご興味のあるあなたは、是非お読みください。

止揚学園を、見学させていただいて、
本当に、たくさん
学ぶことがありました。

一番初めに、目についたのが、
施設全体が、とてもキレイだということです。

たくさんある窓も、曇っていないし、
床に、
ゴミ一つ落ちてない空間は、とても気持ち良く
すみずみまで、
行き届いている感じがしました。

そして、ご飯を食べる机や、話し合いをする机、
一つ一つに、生花がいけてある事にも
なかなかできない事なのに、すごいなぁと感じました。

次に、施設で働いている方が、とても明るく、
たくさんお話してくださる方が、多いことも、
素敵だと思いました。

福井先生のお話で、施設の運営や、新しい職員を決めることも
全て、
みんなで話し合いをして、
決めていくと、おっしゃってました。

だからこそ、みんなが、納得し、信頼関係が深まっていくし、
やりがいを持って、キラキラと働いている方が
たくさんいらっしゃるんだ、と思いました。

私は、仕事として、組織を運営していくとしたら、
能率よく合理的にしていかないと、
成り立たないと、思っていました。

止揚学園で見せて頂いた、全て手洗いで、
美しくたたまれ、美しくならべられている洗濯物、
誰の物かがわかるように、
職員の方が、
手縫い名前の刺繍をしている所、

業者の人に頼んで、洗濯してもらう方が、
楽で、キレイかもしれない、
マジックで名前を書けば、すぐに終わることですが、
そうしない事に、意味があるという、お話を聞いて、
とても、
胸が熱くなる感じがしました。

ブレない軸があって、優しさのある止揚学園
とても
理想的な企業だと思いましたし、
ここで働かれている、職員の方々に、
少しでも、
近づけるようになりたいと、心から思いました。

本や、情報を、知識として得る時、
今まで、自分が生きてきた中で、
作られた考えも、織りまぜて、
勝手に、こうだろうと認識していたところがたくさんあって、

実際に、目で見て、耳で聞くと、意外と、単純だったり、
当たり前のように、思っていたことが、
とても深く大切なことだったりして、
頭でっかちになっていた自分を、知ることができて、
良かったです。

そして、こんな重要経験を、させてもらえる環境にあるということに
改めて、
感謝したいと思いました。
こういった
経験を、きちんと医院に還元できるように、
努力していきたいと、思います。

保母さんの皆さんが、排便を手伝う仕事が、一番好き
と言われること、
驚きと、同時に感動でした。

自分では、語ることができない、入園されている皆さんの変化を
排便で、感じとられていることや、
洗濯も、手洗いすることで、服の汚れだけで、
その方の行動を、感じとって、
何かあれば、そこで気づくことができるという考えは、

本当の優しさ、相手のことを、心から想う気持ちがないと
できないと思います。

保母さんの皆さん全員が、心からの笑顔で、
生き生きと、働いていらっしゃる姿に、
たいへん、
感銘を受けました。

優しい心を持って、皆さんが、元気でいらっしゃるのは、
やはり、障害者の皆さんが、本当に相手のことを
一番に想う姿に、いつも、触れ合っていらっしゃるからかなと思いました。

福井先生のお話にも、
「私達が、障害者の皆さんに
学ばせてもらっている
と、おっしゃっていたこと、本当に
素晴らしいなと思います。

物質的に豊かになってきている、この世の中でも、
心の
豊かさは、乏しければ、
学びの少ない生き方になってしまうのではと、感じます。

止揚学園に、行かせて頂いたことで、
今、生きているだけで、
幸せだということ、
心から、相手のことを想って、発言や行動すること、
が、豊かであることの重要さなど、
普段の生活では、忘れている一番
大切なこと
学ばせていただきました。

これから、少しずつでも、自分の心が、豊かであれるよう
変わっていこうと、思います。

この見学で、私は何を学ぼうか、どこを見つめようか、
それを、見つけられないまま、
少し不安な気持ちで、見学の当日を迎えました。

何故かと言うと、今までは、
医院や、企業の見学しか、した事がなかったからです。
ただ、その不安は、能登川駅に着いて、
職員の方に、お逢いした瞬間に、消えました。

明るく元気で、前向き
思いやりに溢れ、お互いを常にサポートしている。
止揚学園の、仲間達全員から、感じられたことです。

ここでは、学ぼうと考えるよりも、大切なのは、
たくさんのことを
感じ受け止めることだと、
そう自然に、思える事ができました。

私は、常に、考え過ぎてしまいます。
行動よりも、考え過ぎで、終ってしまうことが多い位です。
そんな自分が、考えるよりも、
いっぱい感じることができたのが、嬉しかったです。

福井達雨先生と、お話をする、貴重な時間もありました。
何事も、
職員全員で決めること、
会議は、
止揚学園の園児のいる所で、オープンでしている事、
園長室がないこと、職員の家族大切にされている・・・

といった、止揚学園方針の話に始まり、
仕事は、生活の為にすると続かない。
正義と、の両方をもつ事が大切
という、人として大切な事まで、教えて頂きました。

止揚学園の子たちは、相手側で、ものを見る優しさがある。
遅刻ばっかりする子がいると、その子を怒るのではなく、
遅刻をしないように、毎朝迎えに行けば良いと言う。

ダメージデニムを見ると、オシャレで、かっこいいと言わない。
こんなに穴があいてて、デニムが可哀想だと、
本気で、悲しむことができると。

その話の後、実際、私も同じように、
学園の女性に、声をかけられました。
私は、その日、七分丈の、黒いパンツをはいていました。
そんな私に、「足が出てて、寒いでしょ?大丈夫?」
と、声をかけてきたのです。

そこで、福井先生が言う(相手側に立つ優しさ)を
体験して、
実感しました。

私は、「寒くても、少し見た目が良いから、まあ良いかな」
と、思っていたのに、その女性は、「寒いから、かわいそう」
と、思ってくれたのです。
気持ちが、温かくなりました。

このような、心が温かくなる一日を、過ごすことができ、
本当に、
感謝しています。
ありがとうございました。

驚きと、発見の多い見学でした。
まず、着いてすぐ、原色をちりばめた外観に、びっくりしました。
中に入っても、いたる所に、
明るい色が。
こんなに原色や、柄ばかりだと
うるさくなって、落ち着かないかと思いましたが、
不思議と
落ち着き元気になるような気がしました。

福井さんや、止揚学園の皆さんが描く絵にも
同じように、原色が多く使われています。
学園の
あたたかい気持ちが、表れているのだと思いました。

そして、何といっても、学園内の、どこを見てもピカピカ
ピカピカといっても、新しいということでなく、
清掃が、
行き届いているのです。

保母さんが、案内をしてくださっている時に、
いろんな人の力を、お借りしてできた建物なので、
大事に大事に使わせてもらっています。」
と、おっしゃっていました。

私は、今まで、医院のことを、そんな風に
思えたことが、あっただろうかと、反省しました。

止揚学園
には、周りの人を大切にするだけでなく、
周りのものや、食べ物すべてに
があり、
全て、
大切食べる使うというがあることに
気づかされました。

今回の見学で、私が、今まで、障害のある人たちに対して、
勝手に持っていた
イメージが、変わりました。
いつでも大切なのは、とてもシンプルな事で、
相手を思いやる優しい心なのだと、気付きました。

私は、勝手に自分の中で、
難しく考え過ぎていたのだと、思います。
1人の人間として、成長する機会を頂き
本当に、ありがとうございました。

止揚学園を見学させていただいて、
本当にたくさん
学ぶことがありました。

一番初めに、目についたのが、
施設全体が、とてもキレイだということです。

たくさんある窓も、曇っていないし、
床に、ゴミ一つ落ちてない空間は、とても気持ち良く、
すみずみまで、行き届いている感じがしました。

そして、ご飯を食べる机や、話し合いをする机、
一つ一つに生花がいけてある事にも
なかなかできない事なのに、すごいなぁと感じました。

次に、施設で働いている方が、とても明るく、
たくさんお話してくださる方が、多いことも、素敵だと思いました。
福井先生のお話で、施設の運営や、新しい職員を決めることも
全て、みんなで
話し合いをして、決めていくとおっしゃってました。

だからこそ、みんなが、納得し、信頼関係が深まっていくし、
やりがいを持って、キラキラと働いている方が
たくさんいらっしゃるんだ、と思いました。

私は、仕事として、組織を運営していくとしたら、
能率よく合理的にしていかないと、
成り立たないと、思っていました。

止揚学園で見せて頂いた全て手洗いで、
美しくたたまれ、美しくならべられている洗濯物、
誰の物かがわかるように、

職員の方が、手縫い名前の刺繍をしている所、
業者の人に頼んで、洗濯してもらう方が、
楽で、キレイかもしれない、

マジックで名前を書けば、すぐに終わることですが、
そうしない事に意味があるという、お話を聞いて、
とても、胸が熱くなる感じがしました。

ブレない軸があって、優しさのある止揚学園
とても
理想的な企業だと思いましたし、
ここで働かれている職員の方々に、
少しでも、近づけるようになりたいと、心から思いました。

本や、情報を、知識として得る時、今まで、自分が生きてきた中で、
作られた考えも、織りまぜて、勝手に、こうだろうと
認識していたところがたくさんあって、

実際に、目で見て、耳で聞くと、意外と、単純だったり、
当たり前のように、思っていたことが、
とても
深く大切なことだったりして、
頭でっかちになっていた自分を、知ることができて、
良かったです。

そして、こんな重要な経験を、させてもらえる環境にあるということに
改めて、
感謝したいと思いました。
こういった経験を、きちんと
医院に還元できるように、
努力していきたいと、思います。

保母さんの皆さんが、排便を手伝う仕事が、一番好き
と言われること、
驚きと、同時に感動でした。

自分では、語ることができない、入園されている皆さんの変化を
排便で、感じとられていることや、
洗濯も、手洗いすることで、服の汚れだけで、
その方の行動を、感じとって、

何かあれば、そこで気づくことができるという考えは、
本当の
優しさ、相手のことを、心から想う気持ちがないと
できないと思います。

止揚学園の人達は、素直に相手の立場にたてるので、
私達には考えもしない事など、
ストレートに伝わってきます。
本当ならば見学者など来ると、刺激が強すぎてパニックになるのが、
お昼ご飯を一緒に食べた時など、障害をもたれている方が、

私達にお茶を一番に入れてくれたり、手をつないで嬉しさを表現されたり、
また絵や他の作品を見た時も、
心にズキュンとくるものがありました。
そんな私達を、
快く受け入れていただいた事には、本当に感謝します。

福井さんが、園を立ち上げた時に書かれた言葉で、
子供のためにではなく子供と共に」と言う言葉があり、
それを見た時、私は何か
素直な気持ち
なくしてたなぁと恥ずかしくなりました。

この言葉は、子供にかかわらず、どんな時でも、
どんな相手でも必要な事だと思います。
常に相手の立場に立って、
共に成長していける物に気付くことが大切だと・・・

 

?<上に立たない優しさ 下に立つ愛を 寄田幸司>

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