院長ブログ

[’11/6/1] 新人歯科衛生士 スキルアップセミナー その①

今日も新人衛生士を中心に、スキルアップセミナーが開催されました。
講師は、大北さん寺田さん
参加者は、田村さん徳永さん松本さん森さん柏木さんの5名。

以下は、その感想文です。
ご興味のあるあなたは、お読み下さいね。

 

●気がついたこと・感想

 シャープニングの時、ストーンを20度に保ったまま
 動かすのが全然意識できず、いつの間にか、だんだん立ってきていたり
 するので、20度を保てるように、もっと意識を向けていきたいと思います。
 ストーンを動かす時、力を入れすぎて真っ直ぐに動かせず、
 動きがおかしくなってしまっているので、
 ストーンだけで動かす練習をします。
 ヒールを研いでいる時、第一シャンクがすぐに離れてしまうので、
 離れないようにということも、しっかり見ていこうと思います。
 キュレットがシックルにならないように原型を変えずに
 シャープニングを行えるようにシャープニング練習をしていきます。

1.自己紹介

 ①あいさつ ②名前(フルネーム) ③自己PR
 ④もう一度名前(覚えてもらうため) ⑤あいさつ

2.歯科衛生士としての基礎の基について 心構え

 *医療従事者としての自覚を持つこと
 *自身や周りを客観視して見れるようになること
 *マナー 髪の毛、メイクは清潔感があるようにする
        爪は短く切り、マニキュアはしない
        服装はチェロキーにパンツ、靴下は白、自分にあった靴を履く
        マスクは隙間がないように自分のサイズにゴムで調節する
        グローブは医療を行うときのみ装着する、清潔・不潔を考える
 *患者様とお話するときは、患者様の正面ではなく、隣からお話しする
  (正面は敵対関係を持ってしまうため、良くない)

3.シャープニング

 *スケーラーの消毒・滅菌の仕方
  ①水に漬ける・水洗 → ②超音波による洗浄 →
  ③薬液消毒(最低30分) →④乾燥 → ⑤シャープニング → ⑥滅菌
 *スケーラーの知識
 ・グレーシーキュレットの特徴

 ①グレーシーキュレットは1940年代にDr.グレーシーが考案した
  部位別のキュレットスケーラである
 ②片側のみに刃部がある
 ③作業する部位ごとに、番号で分類されている
 ④第一シャンクを歯面(歯軸)に平行に合わせると、
  刃部が自動的に適正角度になるように作られている
 ⑤フェイスは20度に傾斜している
 ⑥カッティングエッジの角度は20度である
   ・ブレードの名称
    ヒール、フェイス、カッティングエッジ、トゥ
  *シャープニングに使用するもの
   ①スケーラー ②セラミックストーン ③プラスチックテストスティック
   ④グローブ ⑤ガムテープ

  *シャープニング上達のための2つの秘訣
   ①テスティング能力を養う
    テスティングは指先のセンサーで感じ取る
   ②スケーラーの原型を見る目を養う
    ・シャープニングをするときに一番大事なことは、
     それはスケーラーの原型を崩さないこと
     (シックルスケーラーのような先の尖った
     グレーシーキュレットにならないようにする)
    ・スケーラーの小さな変形に気付く

  *テスティング
  ・テストスティックは左手の指先で、真っ直ぐに立てて持つ
  ・左手人差し指に、右手の固定指を置く
  ・スケーラーをモディファイドペングラスプ法で持つ
  ☆体、テストスティック、スケーラーが平行になるように持ち、テスティングする

  *シャープニング
   手順 ①ストーンの上にスケーラーの第一シャンクを垂直に乗せる
       ②そのままで第一シャンクを左に20度倒す
       →ストーンとフェイスを平行にする
       ③ストーンを垂直に立てる(カッティングエッジに密着させる)
       ④スケーラーのハンドルを後(偶数刃は前)に倒す
       →ヒールを研ぎやすくするため
       ⑤ストーンをヒール側に回し込む
       →原型を維持するため、そしてヒールも切れるようにヒールから研ぐため
       ⑥ストーン20度にする
       ⑦ヒールからトゥに向かって研ぐ

  *教えていただいたこと、自分の課題
   ・20度を体で覚えること
   ・シャープニング時の、左手のスケーラーの起こし方を覚える
   ・ヒールのシャープニングが出来ていないので、
    ヒールにストーンをぴったりあて、長めにシャープニングする
   ・ストーンを回しすぎて、シックルスケーラーになりかけているので、
    ストーンが自分の正面に垂直にきたらそれ以上回さないこと
   ・20度よりストーンが立ってきているので角度に気をつけること
   ・左手は脇をしめて固定する
   ・肩の力を抜くこと

4.今日の気づき、感想

  歯科衛生士として、これから患者様を診ていく心構えを教えていただき、
  今まで以上にもっと気を引き締めなければいけないと思いました。
  また、意識だけでなく、患者様に好感を持っていただけるような容姿や、
  マナーを心掛けていきます。

  シャープニングの前に、まず、スケーラーのことを正確に知らなかったことを
  反省しました。今日教えていただいたことは、必ず復習して覚えます。
  シャープニングは、思った以上に手が動かず、難しく感じました。

  また、シャープニングができているかどうかのテスティングも、
  まだきちんと出来ないので、そこから練習します。
  そして、毎日少しでもスケーラーに触れ、練習し、正しいシャープニングを
  体で覚えていけるようにします。

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?<スキルアップセミナーは今後も続く 寄田幸司>

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