[’11/6/8] 20周年パーティ その⑦ 父の背
「今日初めて寄田先生のルーツを見ました」とのコメントがありました。
最初、何のことかなと思っていましたが、話が進む中で
そのルーツでは、私の父であることがわかりました。
私の父は、当年78才。
しかし、背筋がピンと伸び、誰が見ても若々しく見えます。
若い頃から、服飾関係の仕事をしていました。
会社(工場)と自宅が一緒のこともあり、いつも父の仕事をする背中を見て育ちました。
大学の時は、夏休みなどはアルバイトで家業を手伝っていたこともありました。
一言で言うと、父は寡黙で無口、仕事一筋の努力人。
仕事に対する不満や不平、ムダ口を聞いたことがありませんでした。
また、人前で話すのも得意でなく、
私の結婚式なども新郎である私が、結婚披露宴の最後のスピーチ、
すなわち両家の代表として、父の代わりに挨拶したくらいです。
(ただ単に、私が参列者に直接お礼を述べたかったという意見もありましたが)
その父が、20周年パーティに来てくれました。
もちろん、演台からスピーチをすることはなかったですが、
各テーブルを巡り、参加者に挨拶していました。
もちろん、上間先生にも。
“親を見れば、子がわかる”
“子を見れば、親がわかる”
真面目で黙々と働き続けて来た父に認められるよう
これからも背伸びすることなく、一歩一歩着実に、
自分の決めた道を、歩んでいきたいと思います。