院長ブログ

[’24/7/5] 新人研修 読書感想文①

本日、4月入社の
ドクターと歯科衛生士のメンバー2名から
読書感想文シートが、届きました。

課題図書は、
『歯が磨かないでください
(豊山とえ子(著)、 近藤隆一 (監修) 、出版社 ‏ : 廣済堂出版)』
『伝え方が9割(佐々木圭一 (著)、出版社:ダイヤモンド社 )』
を、選んだようです。

 

 

以下は、感想文の内容です。
ご興味があるあなたは、是非お読み下さいね。

 

 

■読書感想文シート

○この本を読むことで得られた自分への気付き、学び

・豊山とえ子氏著の『歯は磨かないでください』は、タイトルが示す通り
従来の歯みがきの概念に一石を投じる内容で、一般的な歯磨きの習慣に対する
新たな視点を提供していると感じました。
歯科医師として本書を読んだ感想として、大部分の内容は既に知っているもの
でしたが、歯磨きの代わりに、細菌の数をコントロールすることによって、
口腔衛生を保つというアプローチには、大いに関心を引かれました。
まず、本書の主張の一つは、歯を磨くという行為が必ずしも口腔内の健康を
維持する最善の方法ではないということです。
豊山氏は、歯磨きの代わりに、細菌の数を効果的に管理することで、口腔内の
健康を保つ方法を提案しています。
具体的には、歯磨きのタイミングや使用する道具の選び方などについて
詳細に説明しています。
例えば、食後すぐに歯を磨くのではなく、口内が酸性状態から中性に戻るのを
待つことでエナメル質を保護し、虫歯の予防に繋がると述べています。
これらの情報は、患者の疑問に答えるだけではなく、TBIの際、患者に伝える
ことで歯科医師、ひいては歯科医院全体の信用を得ることにも繋がります。

・人に説明するのはとても難しいと思います。
何気ない会話をするのは得意ですが、治療の流れや口腔内の状態の説明が難しい
と感じる事がよくあります。
また、しっかりと分かるように伝えられているか、不安になる事もあります。
『ノー』を『イエス』に変えられるような言い回しや、提案の仕方、相手に響く
強い言葉の作り方などの方法がたくさん書かれていました。
相手にとって不利益であったり、あまり嬉しくない事をお願いする時は、お願いの
前にメリットを伝えることで『イエス』をもらいやすいと書かれていました。
働いている時、印象(型取り)をもう一度採らせていただきたい時も、ただ
『もう一度型取りさせて下さい』と言うよりも、『しっかり合う良い被せ物を
作りたいので、もう一度型取りさせて下さい』を、前につけると、それならもう一度
採ってもらっても良いなと思ってもらえるのではないかと思いました。
予防に来ていただくためにも、今ある歯を守るためなど、相手にとってメリットの
ある情報をつけ加えてお伝えすることで、『イエス』に変えられたら良いなと
思いました。
また、ブラッシング指導の際も、伝え方が大切だと感じました。
相手が面倒くさい、必要性がないと感じている事に対して、やってくださいと
ただ言うのではなく、『一緒にがんばりましょう。一緒にやってみましょう」と
お伝えすることで、やりたいと思ってもらいやすくなるそうです。
大切な事や覚えてもらいたい事は、何度も繰り返しお伝えすると、記憶に残りやすい
とも書いてありました。
これから患者様とお話していく内で、使える技術や伝え方がたくさん知れたので
うまく活用していけたらいいなと感じました。

 

○この本から学んだことで実践することを、1つ以上

・本書を通じて、従来の歯磨き習慣を見直し、細菌コントロールの重要性に
重点を置く事の必要性を再認識しました。
特に、歯科医師としての臨床経験を基に、患者に対して効果的な口腔衛生の
方法を始動する際に、役立つ知識が豊富に含まれています。
例えば、単に『歯を磨く』という指導から、『細菌のバランスを保つ』という
より包括的なアプローチへとシフトすることで、患者の理解と実践を促進する
ことができると考えます。

・ブラッシング指導や治療後に予防に行っていただくようにお伝えする際に
メリットのある情報をつけ加える事で、面倒くさいなどのマイナスのイメージを
少しでもプラスな方向に変えれるようにしていきます。
また、ただ「頑張っておいてくださいね」と指導するのではなく、「一緒に
頑張りましょう」と伝えることで、やってみようかなと思っていただけるような
言葉選びをしていきます。
落ち着いて言葉を組み立て、患者様と良好やコミュニケーションを取っていける
ように努めていきたいです。

 

○実践した結果・感想・反省点

・総じて、『歯は磨かないでください』は、口腔衛生に対する新しい視点を
提供っし、従来の歯磨き習慣を再評価するきっかけを与えてくれる一冊だと
思います。
歯科医師としても本書から得られる知識と洞察は、患者指導の質を向上させる
ための貴重なリリースとなります。
診療の中でも、実際は歯磨きのタイミングや使用する道具の選び方について
患者の要望に従った提案をすることができ、予防の普及にも一役買うことが
できました。
細菌コントロールや歯磨き用品の選び方に関する具体的な情報は、日々の診療に
おいて非常に役立つものであり、患者の口腔衛生をより効果的にサポートする
ための新たな手段となると考えます。

・なかなか意識したり、しっかり頭の中で組み立ててから話し始めなければ
うまく伝えられず、話が行ったり来たりしてしまうなと感じました。
ただ、「頑張ってください」と言うだけでなく、「歯ブラシだけでは取りきれない
ものはこちらで取るので、この状態が維持できるように、お家で歯ブラシ頑張って
ください」とお伝えしました。
もっとやる気を引き出せるような伝え方を、これからも考えていきたいです。
頑張ろうと思ってもらえるように、今の現状や歯周病の仕組みなどを分かりやすく
伝えられるようになりたいです。
先輩の衛生士さんにP検後の説明を聞いていただき、アドバイスをいただきました。
そのアドバイスをいただいた事を活かして、さらに説明が上達できるように
努めていきたいです。
長い間予防に来られていない患者様に、歯周病の予防のためには定期的にお掃除に
来ていただくのが大切ですとお伝えしましたが、断られてしまう事もありました。
モチベーションを上げられるような伝え方を見つけていきたいです。

<本は、人の心を大きく成長させる  寄田 幸司>

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