院長ブログ

[’24/5/20] 新人研修㉝ -ドリーム通信読み合わせ[15] -

引き続き、午前中にドリーム通信読み合わせの
新人座学研修
を行っています。

ドリーム通信読み合わせ研修も、本日月曜日で終了
新人スタッフは毎日素晴らしいレポートを、いつも書いて下さっています。

最後のドリーム通信読み合わせ研修は、
Vol.41    夢と希望あふれる強固なチームワーク作り②
Vol.42    夢と希望あふれる強固なチームワーク作り③

です。

 

 

内容は、下記の通り。

 

■Vol.41  夢と希望あふれる強固なチームワーク作り②

今回は、私が行っている夢を叶える3つの方法についてお話します。

1.個人の明確な目標(マイゴール)の設定
絶対に成し遂げたい、達成したいという目標が、明確であればあるほど、
人は多少の困難があっても、それを乗り越える意欲と行動力を生み出すことが出来ます。
そのため、実行期限と具体的数値目標を明確にします。夢に日付を付けるのです。
目標に一歩一歩近づくことでやりがい、生きがいが生まれます。人生を楽しく生きることが、出来ます。

2.イメージング
次は、ゴールした瞬間を具体的にイメージします。
全速力でテープを切る姿、目的を達成した姿を、まるで映画のワンシーンのように、
BGMとセリフ付きで、思い描くのです。
私の場合は、「こんな医院に出会えて、本当に幸せです」と、涙を浮かべる来院者と
「私もあなたのような方とお会いしたかったんです」と、感動している私が
カウンセリングルームで手を取っている姿。出来る限り、鮮明にビジュアル化していきます。

3.モデリング
夢の実現に最も大切な事。
それは、モデリングです。そうです、真似るのです。

既に理想の医院を実現している人や、医院のやり方をまずはそのままやってみるのです。
思考錯誤しながら目標達成することも大切。
その過程も、決して無駄ではありません。
しかし、時間がかかります。
短期間での夢の実現のため、モデリングはかかせません。
この3つを実行することで、信じられないくらい短期間に、
予防をベースとした、ワクワク楽しい医院に生まれ変わることが出来ました。

次に、行動目標を立てることの大切さについてお話します。

大学も6年生となり、将来の進路を決める時期になりました。
母校の岡山大学歯学部は、全国29歯科大学の中で最も新しい大学。
そして私は、2期生。大学には、まだまだ卒業生を迎えるポストもあり、
多くの同級生が、大学病院に勤務する道を選びました。
しかし私は、商売人の息子。1日でも早く独立して、ビジネスを立ち上げようと思っていました。

すなわち、独立開業。しかし悲しいかな、岡山大学歯学部は新設大学です。
OBの先生で開業医はいません。
全くの手探り状態でした。

そこで私が行なった行動。
たまたま大学病院の目の前に、歯科機械メーカーの営業所がありました。
私は飛び込みでそこを訪れました。
目的は、大阪で成功している歯科医院を紹介してもらうため。
私が考える成功している医院とは、「医院のコンセプトや診療方針が明確で、技術レベルが高く、
それゆえ圧倒的に患者様に支持されている医院」すなわち、確固たる独自性を持った医院です。

そして、もう一つの条件。
求人をしていないこと。私の発想は、いつも人とは逆。
求人をしていない医院の方が、私の質問に素直に答えてくれると思ったから。
すなわち、自医院のことを過大に良く言う必要もありませんし、飾ることもありません。
本音で話してくれると思ったからです。
紹介して頂いたどの医院の先生も素晴らしい人格者でした。
私は医院見学を通じ、多くを学ぶ事が出来ました。

私は卒後数年間の学ぶ環境で、歯科医師人生の進む方向性が決まると思っています。
そのため少しでも多く情報を得、自分で判断し、自分の進む道を自分の力で切り開こうと考えていました。

その意味では、学生最後の1ヶ月の夏休みは、本当に意義のあるものとなりました。
ほんの一瞬の人との出会いが、こんなにも大切であることを身をもって感じることが出来ました。

思いを形にするため、まずは即行動。

■Vol.42  夢と希望あふれる強固なチームワーク作り③

リーダーシップの定義。
それは「自分の夢に周囲を巻き込むこと」

自分の思いや、やりたいことに日付をつけて、言い続けることが大切だと思っていました。
しかし、それは常に、自分にストレスをかけていることに。

心に余裕がない、時間に追われている、
そんな私(リーダー)を見ていてメンバーが憧れるでしょうか。

「ここまで頑張らなければいけないのか」
「プライベートを犠牲にしてまで、仕事をしなければならないのか」

そんな声が、自分の中からも聞こえてくるようになりました。

そんな中で、気付いたこと。
そう、自分の夢に他人を巻き込む必要などない。

リーダーの仕事は「関わるすべての人を、幸せにすること」。
すなわち、メンバーの幸せだけを考える。
言い換えれば、幸せづくりの専門家になること。

出来ることから、一つずつ実行に移しました。まずは始めに行ったこと。
それは、メンバー一人一人を知ること。

具体的には、

メンバーの幸せを一番に考え、それをとことん考えられる人が、すなわちリーダーなんだと。
大きな夢や、不屈の行動力がなくても、メンバーを幸せにしたいという気持ちを持ち続けるほうが、
大切なんだと思うようになりました。

そう考えると、私の心が随分軽くなりました。
心から笑顔が出るようになりました。

そして、さらに気付いたこと。
たくさんの人を幸せにするには、まず自分自身が幸せになること。

夢を実現し、組織が大きくなることで、さまざまな気付きがありました。
医院が成長するにつれ、メンバーの数も多くなりました。
私が1から10まで手取り足取り教えようとすると、時間が全く足りません。
また、中途半端で終わってしまうでしょう。

だからとって、細かくルールやマニュアルを作り、
それに基づいた行動や発言をするように指示すれば
指示待ち人間、すなわち依存型人間を育成することになります。

自分に今何が求められているのか、自主的に考え、行動を起こす自立型人間になることはあり得ません。
自立型人間に成りなさいと言いながら、依存型人間を作り続けていることになるのです。

この数年、試行錯誤の末、やっとわかったこと。
それは相手を思い通りに動かすことを考えるより、
何も言わず自分が見本(お手本)を見せるほうが、よほど効果があること。

他人は、自分を映し出す鏡。
人を育てたいのなら、自分が育つこと。
すなわち自分の器を大きくすること。

他人を変えたいのなら、まずは自分を変えること。
人に夢を語らせたいのなら、まずはトップである自分が熱く夢を語ること。

一つの医院だけの小さな組織でいた時は、気付かなかったこと、
当たり前だと思っていたこと、正しかったことが組織が大きくなることで、
気付かされたこと、当たり前ではなかったこと、間違っていたことが、よく理解できました。

今までは、自分を映し出す手鏡を持っていれば良かった。
これからは、全身を映し出す鏡が必要。
それも正面だけでなく、側面、背面まで映し出す三面鏡の前に立ち続けます。

思いを形にするため、常に鏡の前に立つ。

 

ここで、ドリーム通信読み合わせ研修で、新人スタッフメンバーが発表した
思ったこと、感じたこと(感想文)
を、ご紹介します。

ご興味ある方は、是非お読みくださいね。

 

■Vol.41  夢と希望あふれる強固なチームワーク作り②

・ただ目標を持ったり、イメージするだけではなく、理想を叶えている人などを
真似することも大切だと感じました。
まずは真似してみて、そこでさらに良くなるように、自分のイメージと近づくように
少しずつアレンジしたりすると、より早く目標に近づけると思いました。
歯科衛生士業務を今、沢山教えて頂けています。やり方を教えて頂いて実際にやって
みると、とても難しかったり、やりにくいと感じる事がよくありますが、先輩の
アドバイスを頂いたり、実際に処置されているのを見て、ここに固定を置いているんだな
こんな角度でされているんだなと、気付くことがあります。
それを真似すると、とてもやりやすかったり、急に出来るようになったりするので
やはりただイメージするだけでなく、モデリングまですることが大切だと改めて
感じました。
これからさらに成長していけるように、ゴールの設定、イメージング、モデリングを
日々意識していきたいです。

・私はやってみたい!行ってみたい!と言葉にするだけで実現できたことの方が
少ないです。しかし、寄田院長はやるんだと決めたことに対して明確な目標を設定し
目標達成の自分をイメージしてどんどんその理想の自分に近づけていく、行動力が
とてもすごいと感じました。
寄田院長は、一日でも早く独立するために、OBの先生で開業医が居ない中、飛び込みで
歯科機械メーカーを訪れ、求人募集をしていない医院を見学する、という人とは違う考えや
人があまりしないことを沢山経験してきたからこそ、今のワクワク楽しい、感動、感謝が
コンセプトの明るい歯科医院が誕生したのだと思いました。
人と違うことをするのは、とても勇気がいることだと感じますが、自分のやりたいことや
夢に向かって即行動していようと思いました。
しっかり先輩の姿を見て観察する、モデリングを大切にしようと思います。

・夢を叶えるためには努力だけが大切だと思っていましたが、個人の明確な目標の設定
イメージング、モデリングの3つの実行も欠かせないと思いました。
いくら努力していても成功した後のことを想像出来ていないと、いざ本当になった時
困ったり、明確な目標は立てにくいと感じます。
私も部活動をしていた頃、全員が未経験のチームでしたが、『近畿大会に出場することを
イメージしなさい』と顧問の先生に言われて、強いチームの練習をモデリングし、
それぞれの強みや明確な目標を立てて練習し、その結果、近畿大会に出場しました。
夢を叶えるためには、もちろん努力も必要ですが、3つのことを実行し、即構想に
移すことが何よりも大切だと思いました。

・今回のドリーム通信を読んで、院長が行っておられる3つの方法が、出来ていそうで
今の自分に欠けていたことだと感じることが出来ました。
具体的な目標を決め、そのために日々頑張ることで、何となく過ごしている日々よりも
より充実した日を送ることが出来ることを改めて教えて頂いたような気がするので
自分自身で立てた年間行動目標や月間行動目標に、何としてでも達成しようという
気持ちで取り込もうと思いました。
大学に通っている時も、よく先生に上手な人を観察して、まず真似してみなさいと
よく言われたのを思い出しました。
それは技術的なこともそうですし、人と接する時のコミュニケーションもです。
まずは真似することで、自分のアレンジをそこから加えることが出来ると教えて
頂いてきました。
それは、今研修で様々なことを教えて頂く中で、とても実感しています。
これから、よりカムカムで多くの患者様を見せて頂くようになると思うので、意識
しながら日々成長していきたいと思います。

■Vol.42  夢と希望あふれる強固なチームワーク作り③

・定期的な個人面談や、少し時間があると声をかける、何気ないことでもありがとうを
伝えるなど、簡単なようで、全ての人ができることではないと思いました。
この気遣い、メンバー一人一人を知ろうとする行動があったことで、今の沢山の人に
愛される医院が誕生したのだと思いました。
また、幸せではない人が幸せを届けけることはできないと、ドリーム通信を読んで
改めて感じました。自分の心に余裕、幸せを感じることが出来ないと、その負の感情は
人にも伝わると思うからです。
私も人を笑顔にしようと思ったら、『まず自分』と頭に入れて、日々行動しようと
思いました。

・夢と希望あふれる強固なチームワーク作りには、リーダーシップが欠かせないことは
理解していますが、院長の考えるリーダーの仕事はメンバーにとって、とても素晴らしい
ものだと感じました。
「関わる全ての人を幸せにすること」ととても大きな仕事ですが、コツコツとメンバー
一人一人のことを知るという行動を起して下さっているんだと知りました。
具体的な行動も、院長をはじめ、今指導して下さっている先輩達も、行動して下さっていると
実感しています。沢山のメンバーがいてる中、役割分担をして下さっているので、本当に
ありがたい環境の中で、仕事が出来ていることに感謝します。
先輩達が動いて仕事している姿が、全て見本なので、しっかり見て、真似をして、やってみて
振り返りする。分からなかったことは、必ず確認をしていくということをしていきたいです。
自分も鏡を意識出来るまでなりたいです。

・入職して感じたことは、スタッフの皆さんが声をかけて下さることが多いということです。
衛生士の先輩だけでなく、院長も診療終了後に残っている時、声を掛けて下さったり
すれ違った時にも声をかけて下さり、気に掛けて下さっていると感じ、より成長しようと
いう思いになります。
また、衛生士のチーフの方々も空いている時間に声をかけて下さり、「困っていることはない?」
など聞いて下さるので、困っていたことがある時にすぐ相談しに行ったりできることが
とても有難い環境だと感じます。
現在、指示を待ってしまっていたり、分からないことも多々あり、自立しなければならないと
感じることができました。
今、毎週書いている週の目標達成シートに「周りを見て、行動する」と書くようにしています。
出来ることは何か常に考え、周りを見て、積極的に行動できるよう、これから意識して
いきたいと、改めて思いました。

・私は小さい頃、気を遣いすぎて、友達のやりたい事や意見を何でも肯定して、自分は
我慢しておこうとよく考えていて、気疲れしたりしていました。
母親に、人を幸せにするには自分が幸せじゃないと、余裕がないから人のこと幸せに出来ないよ
と言われたのを思い出しました。
私は無理し過ぎてしまうので、休む時はしっかり休んで、頑張る時はちゃんと頑張れるよう
メリハリをしっかりつけていけるようにしたいです。
相手を思い通りに動かく事より、自分がお手本を見せる方が効果があると書かれていて
そうかもしれないと思いました。
もっとこうして欲しいと言われることを、あまり良く思わない人もいると思うので、自らの
言動で、私もそうしようと思ってもらえると、嫌な気持ちになる人もいないのではないかと
思いました。
これから後輩が出来た時など、真似したいと思ってもらえるような人になっていきたいです。
人は自分を映し出す鏡だという事を、忘れないようにしたいです。

そして、全ての読み合わせ研修が終わり、
明日明後日の2日間は、今までの読み合わせ研修の振り返りとまとめを行います。

その様子は、また来週のコラムでご紹介しますね。
お楽しみに。

<新人研修は、まだまだ続く   寄田 幸司>

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