院長ブログ

[’22/7/8] 新人研修 読書感想文②

本日も引き続き、私の元に新人スタッフの
ドクター 高山先生
衛生士 川畑さん、武村さん
デンタルコーディネーター 廣瀬さん
経営サポーター 加藤さんから、
読書感想文シート
が、届きました。

それが、コレ。

 

 

課題図書は、
『一流の想像力 プロフェッショナルは「気づき」で結果を出す( 高野 登 著、PHP研究所 発行)』
『学校では教わらなかった人生の特別授業(木下晴弘著、フォレスト出版 ( 発行)』
『ディズニーおもてなしの神様が教えてくれたこと(鎌田 洋 著、 SBクリエイティブ 発行)』
『感動の条件(鎌田 洋 著、 ロングセラーズ 発行)』
『歯と口の健康 ア・ラ・カルト』
を、選んだようです。

 

 

以下は、感想文の内容の一部です。
ご興味があるあなたは、是非お読み下さいね。

 

 

 

■読書感想文シート

○この本を読むことで得られた自分への気付き、学び

・想像力をもって、患者様の立場に立つことの大切さについては、よく耳にすることであり
また自分自身もその重要性について、理解して実践していると思っていましたが、この本を
読むことで、今まで抱いていた自分の想像力の乏しさに気付かされました。
筆者が働かれていたリッツカールトンホテルでディナー予約をしていた男性や女性が
相手が来ずに待ちぼうけしている時の対応で、私自身だったらどうするかを考えると
恥をかかせないようにしないといけないと思いつつも、具体的な言葉が思い浮かびませんでした。
どのようにお伝えするのか、どのような言葉を遣えば相手を傷つけずに笑顔で帰って頂けるのか
など、相手に寄り添うのではなく、相手の立場になって考えることや、言葉を丁寧に扱うことの
大事さについて、改めて考えさせられる機会になりました。
歯科医師の立場で、患者様の治療やお話をさせて頂いて、全てお伝えして理解して頂けたと
思っても、患者様が全く別な誓い方で装置等使っていることがあるかもしれません。
この著書の中では、正しい使い方をしていなかったために、新品同然のドライヤーが発火し
お客様の髪が燃えてしまったとあり、そのような「ありえない!」が想像力を鍛えるのだと
記されていて、私もご説明する際に、もっと想像力を働かせて不足の事態に対応していきたいと
思いました。
さらに、その時の対応1つで、今後の相手との関係性が深まることもあれば、その出来事を境に
関係がなくなってしまうこともあるのだと考えると、その一瞬を大切にしていくためにも
日常の中で想像する習慣を作り、想像する力を鍛え上げていこうという意欲が湧きました。

・私がこの本で得られた気付きは、「フォー・ユー」の大切さです。
自分のために行動をしても、返って成果は多くありませんが、相手のために行動をすれば
周りに人が集まり、結果として大きな成果に繋がることを学びました。
特に近くにいる目の前の人を大切にすることは、すぐに出来ることで、且つ一番大切な
ことだと思います。先を見据えて努力することも大切ですが、目の前のことに一生懸命
取り組むことが先々に繋がり、信用も得られると思います。
目の前の人を大切にし、信用を得ることで、その人の周りも幸せになり、その輪が広がり
多くの人の幸せに繋がると思います。
また印象に残っている言葉で、お店が繁盛した時に、すぐに店舗を増やすのではなく
さらに感動レベルを上げることが大切である、そうすれば更に評判が上がり、2店舗目を
作らざる得ない状況になるということです。
これも、目の前の成果に満足せず、更に良いものを作る、良い成果を目指すことの
大切さを感じました。
何事も妥協せず、出来うる最高のパフォーマンスを目指したいと思います。
そうすることで、周りから自然と評価され、頼りにされる存在になると思います。
仕事においても、「この人が何をしてくれるか」ではなく、「自分がこの人に何が
出来るか」を考え、行動したいと思います。
ヨリタ歯科の文化である、「感動・感謝・ワクワク楽しい」を実践することと
この本に書いてあることが、本当に一致しており、改めてヨリタ歯科の文化を
大切にしていきたいと思いました。

・学校で学んだことは、目先の将来を掴むために、どう行動すると良いのか、
運動部に6年間所属し、何事にも挑戦することや、高校・専門学校・国家試験の
受験期間での諦めない心を持つこと以外にも、アルバイトの経験から礼儀や挨拶などを
学び、自分の考えをコントロールする仕方を学ぶ機会があまりなく、ただがむしゃらに
目の前の目標をこなしていき、あっという間の12年間の学生生活が終わり、社会人
としての生活を送る今、過去の辛かった経験や上手くいった経験を活かしていくために
日々勉強の毎日ですが、木下晴弘さんが書かれた、この一冊を手に取り、人生を生きて
いくすべを沢山学ぶことが出来ました。
一冊の中に沢山のタイトルがつけられており、どのタイトルも印象に残っておりますが
特にタイトルにある『6時間目の幸せの招待を解き明かす』という内容の、201ページ目に
書かれている経験談の中で、老夫婦の人生のお話の内容を読んで、夫婦の愛に感動し
後半の一文で、「しんどいことやつらいことがあっても、引き受けるのが本当の愛」と
記されており、ただ1人の人生は、幸せを感じる人は少なからずいるとは思いますが
周りに人かいてこその愛、人と人との関係を持つことで、さらにどんなに辛いことが
あっても、受け入れ合うというお互いにwin-winな関係でいられます。
その中で、感謝の気持ちを持つということは、素晴らしいなと改めて気づかされました。
最後に、そんな愛を見つけられた時、その人の人生は輝くという一文に魅了され
私も人と人との関わりを大切にし、人生を輝くものにしたいなと思いました。

 

○この本から学んだことで実践することを、1つ以上

・歯科治療をただただ行い、説明するのではなく、患者様の生活習慣や1日の過ごし方等も
お聞きして、得た情報を元にどのようにお伝えすれば快い気持ちになって帰って頂けるかを
想像して対応する。また、どういう風にお伝えすることになると不快になるのかについても
想像しながら丁寧な対応をする。
また、自身が上手く想像力を生かして対応できた経験や、他のスタッフが上手く対応出来た
ことについても共有し、組織としての成長に繋げていく。

・近くにいる人を大切にすることは、すぐにでも実践したいと思います。
具体的には、職場のスタッフと家族です。職場のスタッフについては、頼まれ事について
積極的に受け入れ、すぐ対応したり、働きやすい環境作り、仕事をしていて楽しいと思える
環境作りをしていきたいと思います。
家族については、まず夫婦での協力、家事の分担をしているが、気が付いたら手伝える事は
積極的に手伝う。子供達一緒にいる時間を出来るだけ増やし、楽しい時間を取るようにしたいと
思います。

・輝く人生を作り上げていくには、人との関わりを増やしていこうと考えました。
どのように増やしていくか、まずは人に出会った時には必ず挨拶する。
相手のことを知るために、しっかり話を聞き、コミュニケーションを取る。
相手の要素を引き出していくために、良いところ、悪いところも同時に見る。
そのうえで、自分の意見を述べる。
指導であったら、ダメ出しだけではなく、その人の良いところ、悪いところを同時に述べる。
(相手からすると、自分のことを本当に見てくれている、分かってくれていると思ってもらえる)
相手との意見がすれ違っていても、相手の意見を引き受けて、こういう意見あるのだと
新たな価値を生み出して、多様性のある人になりたいと思いました。

 

○実践した結果・感想・反省点

・患者様お背景や過ごし方などをお聞きして、そこからどのようにお伝えしたり、
雑談して笑顔で帰って頂けるかを想像し行動したところ、やはりまだ想像力が乏しいため
完璧な対応が難しかった。
一朝一夕で想像力がつくものではないなと痛感しました。
ただ行動しないよりは、行動した方が今後の自分のためにもなると思い、さらに日常の中で
努力して想像力を鍛えていこうというモチベーションが高まりました。
想像力をもって行った対応の1つ1つで、患者様の反応が全然違っているのもあり
自身の言葉1つで安心される様子を見ると、これからの関係性は自身でいかようにでもなるのだ
という楽しさを感じると共に、責任の大きさについても実感しました。
このような努力を積み重ねていくことで、いつかは筆者のように患者様の対応が出来る
ようになるのかもしれないと思いました。

・職場のスタッフに対しては、困りごとについては、積極的に相談を受けるようにしました。
また、依頼されたことは、溜めずにすぐに行動を起こすようにしました。
その結果、解決できなかった問題もありますが、喜んで頂いたこともありました。
また、すぐに行動を起こすことで、やり忘れの防止に繋がり、効率も良くなりました。
まだまだ知識不足やITスキルが未熟なところがあるが、少しずつでも成長し、自分に相談
すれば大丈夫と思われる人間になりたいと思います。
また、家族については、気付いた時に掃除をしたり、子供が出したおもちゃや本を
子供と一緒に片付けたりしたことで、家がきれいになり、気分が良くなったり
妻の機嫌も心なしか良くなった気がします。
また、子供と接する時間を増やしたことで、子供との信頼関係は良くなったり
妻も自分の時間を作ることが出来たり、良い効果がありました。
家庭が円満であると、安心して仕事にも精が出すことが出来ます。

・相手の話を聞くということは好きですが、自分からコミュニケーションを取るということは
あまり得意な方ではなく、入職して3ヶ月が経ち、初めは少々と戸惑いもありましたが
勇気を持って自分から挨拶するということを意識して、行動していくと、自然とスタッフの
皆様から声をかけて下さったり、また自分からコミュニケーションを取れるようになったりと
挨拶することで、自分の存在価値を周知して頂けるようになりました。
5月からは、カムカムクラブの処置が始まり、小児とのコミュニケーションを取る中で
まずは話を聞いて、良いところをたくさん述べつつ、悪いところも指導出来るようになりました。
そうすると、ご家族の方も、患者さんも、自然とプライベートなお話をして下さり、
生活の状態を引き出す力を、少しずつつけられるようになりました。
6月からは訪問診療が始まり、診療所とは違って、施設へ出向き、高齢者の方との関わりが増え
また違った環境で上手くコミュニケーションが取れないところもありますが、日々学んでいく
中で、挨拶・コミュニケーションは本当に大切だと改めて思いました。
これから活躍出来る立派な衛生士になれるよう、日々努力を惜しまず、頑張りたいと思います。

<新人研修は、まだまだ続く   寄田 幸司>

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