院長ブログ

[’22/7/6] 新人研修 読書感想文①

本日、私の元に新人スタッフの
ドクター 赤松先生、山﨑先生
衛生士 田中さん、小川さん
デンタルコーディネーター 谷山さん、古川さん
から、
読書感想文シートが、届きました。

それが、コレ。

 

 

課題図書は、
『幸せになる生き方、働き方( 塚越 寛 著、PHP研究所 発行)』
『伝え方が9割(佐々木圭一 著、ダイヤモンド社 発行)』
『嫌われる勇気(岸見一郎/古賀史健 著、ダイヤモンド社 発行)』

を、選んだようです。

 

 

以下は、感想文の内容の一部です。
ご興味があるあなたは、是非お読み下さいね。

 

 

 

■読書感想文シート

○この本を読むことで得られた自分への気付き、学び

・この本では、「自分たちがほしいと思える商品・サービスをお客様に提供すること」を
第一に考えると書かれています。
それは、歯科医院でも言えることであり、「自分たちがしてほしい医療を提供する」と
いうことと当てはまります。自分たちがしてほしい医療は何かと考えた時、私は患者様が
”主訴として訴えられていることを、提供すること”だと思いました。
主訴として訴えられていることを提供することとは、当たり前のことに聞こえますが
実際予防や治療についた際、「ここの茶色い所をきれいにしたらいいのに」
「銀歯が目立つからCADCAMやセラミックにしたらいいのに」など、私の心の中で
思うことがあります。
しかし、患者様からしたら、それはありがた迷惑であって、望んでいないことなら
する必要はありません。そして、それはもし自分が患者様の立場だったら
”してほしい医療”とは言えないので、今後もっと患者様を診ていくうちに、自分の中で
思う事があっても主訴としてない場合は、押し付けないよう気を付けようと本を読んで
学びました。
そして、技術や知識を身に付けることも、”自分たちがしてほしい医療”で大切なことだと
思います。まだまだ経験も浅く、知識も少ないので、これから勉強してこの人に任せたい
と思ってもらえる衛生士になれるように頑張りたいと思える一冊だと感じました。

・この本を読み、感じたのは筆者佐々木さんへの尊敬の思いと、言葉の持つ力、そして
伝えるテクニックがあることへの驚きでした。
まず、こんなに分かりやすく、ポイントが明確にまとまった文章を書いておられる筆者佐々木さんが
元々は文章を書くことが苦手であったなんて、という思いが大きいです。
私は文章を読み書きするのはそれほど苦手ではないのですが、口で何か伝えたい時に
要点をまとめることが出来ていなかったり、時系列がおかしかったりと、
うまく伝えられないことがあります。
そのため、この読書感想文を良い機会に、”伝え方”の本読んでみたいT思っていたのですが
医院のライブラリーを見ていたところ、とても魅力的な言葉にあふれた帯が目にとまり
手に取ってみました。
そして、読み進めていくうちに、佐々木さんがどのように言葉の法則を見出したのか、
それはどのようなものかをわかりやすく説明してあり、私も実践できそうだという
前向きな気持ちになることが出来ました。
また、実践したいと思ったテクニックについては、『この本から学んだことで
実践することを、1つ以上』の項目に示そうと思いますが、これらは院長先生も実践
されているのではと感じました。
読み合わせ、朝礼の時からずっと院長先生は言葉をとてもうまく使っておられるなと
感動していたのですが、先生の言葉一つ一つに、これらのテクニックと先生の想いが
詰まっているからだなと読了した今は、感じています。
それはきっと、無意識に先生が言葉の持つ力、伝え方の大切さを知っているからであり
言葉の才能と、それを育てる努力があったから、人に伝える力を発揮されているのだと
思います。
本で学んだテクニック、そしてそれ以上の事を実践されている院長や先輩方を参考に
患者様との関係を築いていけたらと思います。

・今までの自分の認識では、過去の経験によって、正確、考え方が構築されるという
ものでした。
しかし、『嫌われる勇気』では、まず原因である過去の経験によるものは、関係しないと
きっぱり述べられており、そこに衝撃を受けました。
考え方を変えることで、過去の経験(原因)に囚われずに過ごすことが出来ると
思いました。
また、目的のために自分自身の行動や、考え方は変わるとも述べられており、
最終的なゴールや目標、すなわち、こうなりたいからそのためにこのような行動を取る
このような考え方をするという目的論で成り立っているという考え方が、未来を見つめた
前向きな考え方だと感じました。
また、『嫌われる勇気』では、対人関係に対する考え方に関して、課題の分離を行うことの
重要性を説いていました。自分の課題と、他人の課題を分けて区別すること、自分を
受け入れることで、他人の目を気にせず、ありのままの自分で生きていけると思いました。
今後、ヨリタ歯科で働く上で目的をしっかり持って、自分らしさを忘れることなく
スタッフの皆さんと患者様に接していきたいと思います。
そして、年間行動目標に沿って、自分自身のゴールを達成していきます。

 

○この本から学んだことで実践することを、1つ以上

・自分への気付き、学びで書いていることと少し被りますが、自分の意見を押し付ける
のではなく、患者様の気持ちを第一に優先することを実践したいと思います。
そして、安心して予防・治療を受けてもらえるように、知識や技術を習得出来るように
したいです。

・本の中で、”イエスに変える7つの切り口”(相手の好きなこと / 嫌いなこと回避 /
選択の自由 / 認められたい欲 / あなた限定 / チームワーク化 / 感謝)と
”強いコトバを作る技術”(サプライズ法 / ギャップ法 / 赤裸々法 / リピート法 / クライマックス法)
がありました。
一気に全ては難しいですが、常に意識したいです。

・●年間行動目標、目的のための行動を取る意識をしました。
●他者と比べてしまう所があるので、自分自身のみの課題と割り切って考え、自分のペースを
崩さないことを意識しました。
●自分自身を受け入れることにしました。
●友人や家族、職場の方々を「仲間」と認識し、共同体として心地良い関係性の構築を努めました。
 

○実践した結果・感想・反省点

・カムカムでぐらいしか、一対一で患者様と関わることはまだないけれど、
今後メインテナンスなどで、色々な方と関わることになるので、本で得たことを
意識して、予防に取り組もうと思います。
私は普段、本をほとんど読まないのですが、本を読む事で自分と違う考えを
自分の中に取り入れることが出来るので、今後もっと空いている時間に読むように
していきたいです。
知識や技術はまだまだで、患者様に質問された際に、パッと答えられなかったり
するので、反省しなければいけないと思います。
本を読み、考えや知識を習得し、練習して技術を習得していきたいと思います。

・初診の配当はまだですが、急患で久しぶりに来院され、初診のような扱いになる際
今後のP処(ペリオ(歯周病)処置の略)の大切さや、いくつか治療した方が良い箇所が
ありますというようなお話をする機会があります。
初めは上手く伝えるのが難しかったのですが、この”伝え方が9割”という本を読み
上記の気をつけるべきポイントを意識(特に相手の好きなこと / 嫌いなこと回避 / 感謝)
しつつお話すると、患者様もなるほど、それならメインテナンスも是非、であったり
スムーズにお話出来たなと感じます。
ただ、”強いコトバを作る技術”は、まだ自分の中に落とし込めておらず、いまいち
お話の中に盛り込めていないなという実感があるので、日々の何気ない会話の中でも
意識してみたり、とにかく実践あるのみだなと思います。
この本はとても読みやすく、有益なことが簡潔にまとめてあり、何度か読んで自分の
ものにしたい本です。

・実践試みて2ヶ月、まだまだな点や少しずつ変化している点が出来ました。
まず、一人暮らしを始めたので、他者と自己を切り離して考えやすくなったので
自分自身の課題についての見直しが、よく出来るようになりました。
また、友人や家族に対してありがたみや温かさに触れる機会も多々あり、共同体としての
感覚が芽生えた気がします。
ヨリタ歯科で働き始めて3ヶ月ほど経過し、コミュニケーションも増えてチームとして
働く意識も成長しました。
一方で、研修期間分からないことや、出来ないことをフォローしてもらう度
自己嫌悪に陥りがちなので、ペースを見失わず、自己を受け入れていけるように
なれたらと思います。
これからも、ヨリタ歯科で実践を試みていきます。

<新人研修は、まだまだ続く   寄田 幸司>

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