院長ブログ

[’19/11/26] いっちゃんはビリビリマン

先週の金曜日の午後の診療を早退し、
大東市立総合文化センター サーティーホールへ。

 


(HPより、画像をお借りしました)

 

ヨリタ歯科クリニックの患者様である、一般社団法人アイズ 代表の白井京子さん
出版記念パーティーに、衛生士の森永さんと私参加して来ました。

本のタイトルは、
『いっちゃんはビリビリマン 【高次脳機能障がい】なオットと私の日々』

星湖舎より、10月14日刊行されました。

 

 

本の冒頭は、筆者の白井さんのメッセージです。

 

■はじめに

ビリビリマン……、それは六十三歳になる夫の呼び名。
夫の記憶は継続しないので、一週間限定で私がつけたニックネームです。

なぜ、ビリビリマンか?

それは、壁のクロスをビリビリに破ったから……。

私の夫、いっちゃんは超重度な高次脳機能障がいです。

いっちゃんは今から十二年前、全国でも珍しい症例の脳の病気で、生死の境を
彷徨いながら、自分の力を振り絞って助けてくれと訴え、死の淵から生還した
とても強運の持ち主です。

私に生きるとは?家族を守るとは?介護とは?を、教えてくれる先生です。

いつも意識はボーとして、自分から何かをすることはほとんどありません。
今はしゃべることもほとんどなく、全てにおいて見守りと手助けが必要です。

なのに、壁のクロスをびりびりに破って、私の反応にゲラゲラ笑うのです。

そんないっちゃんが、かわいく愛おしい、生きていることが嬉しくて
でも壁がビリビリに破られたこともちょっと悔しく、そんな名前をつけました。

ビリビリマンは、バラバラマンに変身したりもします。

でもこのビリビリマン、口笛で人を癒してくれます。
達筆ではないお習字で、いい味を出してくれます。

人生は、無限大。

夢を持てよと、教えてくれます。

足りなくても、胸を張って生きることを教えてくれます。

そして、私はいっちゃんとの暮らしを笑って心から楽しむのです。

こんな私たちの経験が、あなたの心にほっこり明かりをともせたら、こんな嬉しいことは
ありません。

人生は山あり谷あり、でも、だから人生はおもしろい。

 

白井 京子

 

そう、いっちゃんが発病をしてから12年間の介護生活家族4人の絆心温まるエピソードと
感謝の気持ち
が綴られた1冊です。

 

 

ご興味のあるあなたは、是非お読み下さいね。

 

 

<人生は、無限大   寄田 幸司>

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