院長ブログ

[’18/11/21] 新人スタッフ最終試験

今年入社の新人スタッフ8名の、新人研修最終試験が、先週の火曜日開催されました。

 

参加者は、ドクター 金子先生興山先生

  

 

衛生士 森岡さん田中さん西村さん青木さん

    

 

デンタルコーディネーター 鈴木さん

 

制限時間40分、皆真剣です。

 

 

 

 

 

そして、昨日は再試験が4名。
本日めでたく、全員合格となりました。

 

ということで、今回再試験の4名の最終質問とその回答は、以下の通り。

 

●先輩Drから見習うこと、後輩Drに伝承したいことはどんなことですか?

・先輩ドクターから見習うことを一つにまとめるのは、非常に難しいですが
 この医院に入る前に見習う、尊敬の念を抱き、入った後でも同じように
 感じる気持ちが、一つあります。
 それは、先輩方皆様が自由で、かつチャレンジ精神に溢れ、物怖じしていない
 ということです。自らしたいことや、してきたことを、明確に表現して
 実際にやり遂げる姿を見させて頂いて、なかなかこんなにポジティブな
 明るい医院はないなと、心底感じます。
 入職させていただく前、見学に来させていただいた時に「いやなことはありますか」
 と聞いた私に、「行事ごとは大変やけど、それはいやじゃないし。いやなことは
 ないなー。」と答えられた先輩を見て、ここにしよう!と決めました。
 実際に、「いやな事がないこと」が魅力だったわけではなく、笑いながらそう
 おっしゃる事に最大の魅力を感じました。何があっても「いやなこと」と
 とらえられていないことが、私が求め、私も感じたい気持ちでした。
 入職させていただいた今も、私も「嫌な事」は、感じませんし「疲れた」と
 思わないよう、毎日心に決めています。
 体が疲れることはあっても、言葉で表現しないよう気をつけています。
 見習うこと、学ぶことはまだまだたくさんあります。
 自分のゴールを明確に定め、表現し、学んで難なくやってのける先輩方を
 見ていると、自分もそうなれる、必ずそうなると信じることができます。
 本当に幸せな環境だと、改めて感じます。
 後輩ドクターに伝えたいことは、チャレンジしよう、ということです。
 自分が甘えられる環境、自分が踏み出せる機会は訪れません。
 自分が絶対的に負けそうな環境でも、自分が少し怖いなという程度に感じる
 環境でも、どちらでもいいので、自分のありのままの姿を見つける機会を
 自分に与えてみよう!と言いたいです。
 まさに、自分がこれから一生そうすると、決めているからなだけですが
 そう、感じます。こんな気持ちが自分に芽生えたのも、研修1年を終えて
 今ここにいさせていただくことが出来、ここで幸せを感じる自分がいるからです。
 入職させていただいたこと、今こうして自分を見つめさせていただいていることに
 感謝します。

・先輩Drの見習いたい点を挙げていくと
 ○対応が丁寧(患者様やスタッフに威張っていない)
 ○治療・状態の説明が分かりやすく工夫している
 ○勉強熱心
 ○治療もとても丁寧で、エラーが少ない
 ○何か行うと、「ありがとう」と感謝の言葉をくれる
 ○何かをたずねると、勉強不足の箇所は指摘を、適確なアドバイスをくださる
 ○出来なくて、お願いさせていただくと、嫌な顔をせず必ず助けてくださる
 ○自分の成長の度合いを、評価してくださる
 という、たくさん見習いたい箇所があります。
 学年が大きく離れていなくても、出来ることが多く、自分が先輩くらいの
 キャリアになった時に、果たして同じくらい成長できているのだろうかと
 不安になることも、多いです。まずは背中を追いかけて、夢中で前に
 向かってチャレンジする事が、大切だと思っています。

 後輩Drに伝承したいことは、
 ○誰にでも丁寧な対応
 ○常にチャレンジ精神をもつ
 ○勉強をし続ける
 ○たくさん悩み、たくさん調べ、たくさんたずね、たくさん解決する
 ○思いやりを持つ(スタッフ・患者様に)
 ○自分の時間を大切にする
 ○練習を続ける
 ○感謝の気持ちを持ち続ける
 ことだと、思っています。
 2人ともすごく心配りが上手で、素敵なものを持っている後輩ですので
 これからも大切な人として、一緒に歩んでいけたらと考えています。
 また、自分自身も細く長く、いつかみんなに頼りにされる人間になるよう
 毎日、一分一秒を大切に、自己研鑽を続けていきます。
 

・ヨリタに入社して半年経ったが、先輩Drからはたくさんの事を教えて
 頂いた。最も見習いたいのが、善行先生から教わった「診断なくして
 治療無し」という言葉だ。
 患者様が来ると、つい主診ばかりして気をとられ、そこを治す事だけに
 注力しすぎて、他の部位を見落としてしまう事がよくある。
 正に、”木を見て、森を見ず”。
 一つ一つの部位を治していくのではなく、「一口腔単位で」物事を考え
 それをアプローチしていかないと、結局はその場しのぎの医療となってしまう。
 患者様の将来を、私達ドクターは背負っている事を自覚し、患者様のより良い
 未来を用意してあげなければならない。私は未だ、善行先生のお言葉を理解
 しつつも、診療の忙しさや、自分の技量の無さを言い訳にして、完全に実践
 できていないのではないかと、富に感じる。
 限られた時間の中で、正しく症状を判断し、決断し、行動する事はとてもとても
 難しい事だが、少しでも先生の域に近づける様に、精進するしかないと考えて
 いる。
 「診断なくして、治療なし」。その教えが、先生方から最も見習わなければ
 ならない事だと、私は思うし、後輩にも伝承していきたい。
 第二に、先輩方のスキルアップに対する熱意だ。
 正直、ヨリタに来る前は、セミナーや勉強会にほとんど興味がなかった。
 私事だが、卒業試験に3回、国家試験に3回落ち続け、嫌という程勉強を
 し続けてきた。私は「勉強」という行為に、疲れ果てていた。
 燃え尽きかかっていたと言っても過言ではないと思う。しかし、ヨリタに来て
 困難な症例に直面し、自分の力の無さを悟った時、今まで見えていても見えない
 ようにしてきた、先輩の背中を日々追うようになった。
 あれだけ知識と経験がある先輩方が、今も時間を見つけては、仕事終わりや休日に
 勉強会へ向かっておられるその姿を見て、私も思うものがあったし、同時に
 自分の弱さを、恥ずかしく思った。
 私達、歯科医師は個人事業主であるので、食べていくには自分の腕一本で稼ぐ
 しかないのだ。知識の多さは、収入に直結する。
 常に前向きな背中を追いかけ、私も勉学にはげみたいと思うし、後輩にもそんな
 背中を見せたいと思う。
 最後に思うのは、後輩のサポートだ。
 先輩方はどんなに忙しくても、私が困っているとアドバイスをくれたり、手直しを
 して下さったりする。アポイントがキツキツの中で、大変なはずなのに、嫌な顔は
 せず、私がそんな姿にどれだけ救われてきたか分からない。
 私の技術はまだまだだが、私の出来る範囲があれば、いつでも後輩のサポートや
 ヘルプに行きたいと毎日思っている。
 そんな私を姿を見て、また後輩も次の世代を引っ張り、支えてあげられるドクター
 になってほしいと思っている。

 

■3年後の理由のあなた(あなたの夢)を、具体的に描いて下さい

 私の夢は、”あなたがいてくれてよかった”と思われる存在に、なることです。
 まずは1人前として、しっかりと成長して、人員が不足しているポジションを
 担える人になります。
 受付・アシストと両方学ばせてもらっているので、それぞれ受付や診療室内で
 人手が足りてないとなったときに、すっとサポートできるようになります。
 受付では、スマクリの先輩たちのように、患者様の顔を名前を覚え、+αの気遣いや
 コミュニケーションを取っていきます。
 そして、患者様からも名前を覚えてもらえるようになりたいです。
 受付は、患者様がまずはじめに出会うところであり、院の印象を大きく左右する
 ポジションです。ヨリタのファンをさらに増やすために、BIG SMILEと心地の良い
 あいさつで、患者様が安らげる待合空間を作ります。
 アシストも3年後にはどれも自信をもって、できるようになります。
 ドクターの頭脳と腕となり、先を読んで行動し、心地良いアシストを目指します。
 また、MRC矯正や訪問など、新しいことにも興味を持ち、吸収できることは
 どんどん得ていきたいです。
 そして、今後できる後輩DCの見本や、憧れられる存在になります。
 受付と中との両方を経験しているからこそ、みえるものや感じることがあるので
 その両方の架け橋として、チームワークを円滑にする役割でいたいです。
 患者様とチームメンバー、私に関わってくれる全ての人から”いてくれてよかった”
 と思われる存在になるために、日々努力していきます。
 そのためにまず今出来ることとして、教えてもらったことはしっかりメモし習得する。
 そして実践して、復習する。基本的なことですが、ベースとなる基礎をまずは
 しっかり作って、そこから自分なら何か出来るかという+αの部分を見つけて加えて
 いくことが大切だと思います。
 ヨリタの文化である、診察礼儀正しく教えてくださる先輩がいるので、この恵まれた
 環境と想いの沢山つまった医院で働けていることに、日々感謝しながら、まずは
 自分にできることを、ひとつひとつ増やしていきたいです。

 

 

<研修期間は、ヨリタマインドの習得が大切  寄田 幸司>

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