Vol.187 2014 ワクワク楽しい経営日記パート8 ~私たちのあるべき姿 その③ 理想のヨリタ歯科クリニック①~
ここで、私から考える、
10年後の“理想のヨリタ歯科クリニック”をお話しします。
10年前も、今も、そしてもちろん10年後も、
私たちが目指す理想の歯科医院は、感謝の言葉があふれ、
感動を与え続ける、ワクワク楽しい、夢と希望あふれる歯科医院。
さらに付け加えるなら、人に優しい歯科医院作りです。
これが今後のキーワード。
それは訪れる患者様だけでなく、ここで働くメンバーも同じ。
それらを実現するためには、出来れば10年前も、
今も、そしてもちろん10年後も訪れる患者様も、
働くメンバーも全員が通い続け、居続けて頂けていることが大前提。
実はこれが一番難しい。
女性の多い職場である歯科医院では、
10年勤務して頂くスタッフは少ないです。
また、男性ドクターも将来の目標は明確。
独立開業に成功すること、そのための修行期間として
私たちの医院に3~5年勤務することが多いのです。
そのために、患者様には、カムカムクラブ、
ウエルカムサロンなどを通じ、ワクワク楽しく通い続けられる、
予防ベースの歯科医院を作って来ました。
メンバーには、当たり前ですが定期昇給や、ボーナス、有給、
そして成長し続けるため、院内外での勉強会を開催し続けてきました。
10年前に思い描いていた、理想の医院になりつつあることに、
心より、嬉しく思っています。
しかし、今でも課題は山積みです。
例えば、多くの患者様から支持して頂いたお陰で、
治療も予防も、予約が取りづらくなっています。
土曜日などは、予防の予約は3ヶ月先。
治療も急患など受け入れる余裕がなくなり、
待ち時間も、長くなりがち。待合室も、患者様であふれています。
さらに、診療室も患者様とスタッフが行き交じっています。
たまには、鉢合わせする事も。
5年間保管のカルテも、受付のカルテ収納棚に納まり切れず、
屋上のカルテラックや、スタッフルームとして借りている
医院前のマンションにも、置いています。
そのため、1年以上前に私たちの医院を訪れた患者様は、受付メンバーが屋上まで
駆け登ったり、院外のスタッフルームに戻ったりで大変です。
また、私たちの医院は、エレベーター・エスカレーター、
階段の一部には手すりもない2階にあります。
開院20年経過し、お年を召された患者様にとっては
ここまで昇ってくるだけでも大変。
いつも、申し訳ない気持ちになります。
そう、診療中、いつも時間に追われ、ストレスがたまります。
このままだと、ワクワク楽しい歯科医院が、
バタバタ忙しいだけの医院に、なってしまいそう。
…………いつものように、前置きが長くなりました。
ということで、10年後の理想のヨリタ歯科クリニック、ご紹介します。
20数年、慣れ親しんだこの地を、ほんの少しだけ
(患者様が歩いて通えるだけの距離)離れ、移転開業。
立地は、そんなに良い所ではなくても問題ありません。
今の2階でなく、3階になったとしても、少し家賃が安くなれば
今より広いフロアで患者様をお迎え出来るからです。
現在は、スタッフルームやストックルームを含めると、
ヨリタ歯科クリニックは80坪。
出来れば、その2倍、160坪。無理でも1.5倍のスペースがほしい。
願わくば、ビルのワンフロアを貸し切れればさらにグッド。
そうすれば、他店舗との間仕切りスペースは必要なくなります。
エレベーターを開けた所から始まる、人に優しい、ワクワク楽しい
ヨリタワールドを思う存分、演出出来るのです。
具体的にはエレベーターホールから始まる待合室は、一般待合室、
予防専用待合室、小児専用待合室、そして
自費専用待合室に大きく4つに分けます。
出来れば、入口もそれぞれ別に作ります。
自費待合には専用デスクも設置します。
区分することで、それぞれの待合室を個別に、デザインすることが出来ます。
考えるだけでも今からワクワクします。
ということで、次回も私たちが目指す医院について、詳しくお話しします。
―――― 今回の学び ――――
ワクワク楽しい歯科医院には、10年先もワクワク楽しいがいっぱいです。