Vol.178 2013 ワクワク楽しい経営日記パート23 ~健康プロモーター 井上さん インタビュー その②~
~ 健康プロモーター 井上さん インタビュー その② ~
Q・初診時、カウンセリングをやることを、最初から患者さんは
分かっていますか?それとも、ご存知なく、驚かれますか?
A・電話で予約下さる方は、100%スマイルクリエーターがアナウンスします。
具体的には、30分ぐらいお話を聞かせていただいて、
残りの30分で、検査をします。
合計1時間ほどかかりますと、あらかじめお伝えしておきます。
それを分かった上で来て下さるので、全く問題はありません。
でも飛び込みで来られた方は、びっくりされる方もいらっしゃいますね。
ただ、どんな形であれ、
一度カウンセリングルームに入っていただくことに、意味があります。
ゆっくりお話を聞かせていただき、納得した上で治療を進めていく。
このことに、ご理解いただく方に、ぜひ来てほしいと思います。
ターゲットを絞ることも、大切です。
一般的な医院では、『今日はこんな治療をしますよ』とお話したり、
終わってから『次まで、こんなことを気をつけて下さい、』と、
きっちり説明することがほとんどないのが、実情です。
ドクターは、時間も取られますので、
チェアサイドでしっかり説明することが、出来ないこともあるでしょう。
しかし、するのとしないのとでは、患者様の満足度が違ってきます。
アシスタントをしているとき、ドクターは忙しくても、
私は、少しでも不安なことがあったら、言ってくださいと伝えています。
『先生には言いにくくても、この人にだったら言ってみよう』
と思って頂ければ、嬉しいです。
治療説明など、時間が長くかかる場合は、診療終了後に
カウンセリングルームで、ゆっくりお話させて頂きます。
Q・ヨリタ歯科さんの、カウンセリングの特徴は?
A・まずは、ホッとしていただくことが大事。
歯医者さんのドアをくぐるだけで、すごく勇気が入ります。
呼ばれるまでの間、待合室では、『今日は、何をするんだろう』と、
緊張でガチガチ。
カウンセリングルームに入っていただいた時、
まず『緊張されていますね』と、一言声をかけると、
患者様はそこで、笑顔になります。
その一言だけで、リラックス出来ます。
『歯医者さ、嫌いです…』って、そこで、本音が出ます。
『ただ単に、病院嫌いなのです』という方も、いらっしゃれば、
『歯医者さんですぐに抜かれて、すごく嫌だった』
『何の説明もされずに、抜かれた大事な歯なのに』
と、具体的に意見も出ることがあります。
だから、最初の一言が大事です。
Q・井上さんの目標とする、カウンセリングとはどんなものでしょうか?
A・『こうしていきたいな』と、患者様が気付き、知らず知らずのうちに、
ご自身の要望が、明確になるようなカウンセリングが出来たら、
一番良いですね。
患者様にとって、『井上さんといると、ホッとする、落ち着く』
と言ってもらえる存在でありたいと、思っています。
私の役目は、ただアシスタントをするのではなく、
患者様のQOLを向上していく、そのお手伝いすることです。
患者さん自身が、ここに来られる時、『こうなりたい』と、
明確な意思をお持ちになっている方と、
なっていない方がいらっしゃいます。
口コミやホームページを見て、来られた方の中には、
明確な目的意識を、お持ちになっている方もいます。
自分の歯のことについて、深く考えるきっかけが
カウンセリングを通じ、出来るようになれば、いいですね。
Q・目標とのギャップを埋める為、どのような勉強をされていますか?
A・私から気になることがあれば、先生に声をかけます。
治療の合間に、先生や衛生士さんに
『次回、カウンセリングを挟んでもらっても、いいですか?』と。
治療後、カウンセリングルームで、
話させていただくこともあります。
もしくは治療が終わった時、駆け寄って、
『どうでしたか?』と聞いてみたり。
自分から、どんどん動きますね。
そういう風に、柔軟に対応できる体制になっているのは、
院長が、寛容にして下さっているからです。
また、大事だと思って下さっているからこそ、
出来ることだと思います。
―――― 今回の学び ――――
ワクワク楽しい歯科医院は、患者様の思いを引き出すカウンセリングルームが複数あります。