Vol.171 2013 ワクワク楽しい経営日記パート16 ~スマイルサポーター小倉さん インタビュー その①~
今回からは、私の筆はひと休み。ヨリタ歯科クリニックを影、日向になり、
ささえてくれる3人のメンバーに登場していただきます。
その3名はスマイルサポーター(駐輪場、駐車場整備)、小倉巌さん、
スマイルクリエーター(受付)、石田順子さん、
そして、健康プロモーター(アシスタント)、井上朋子さん。
この3名は、医療機関においては、
国家資格のない、ある意味、スポットライトが当たりにくい役職。
しかし、ワクワク楽しい歯科医院作りに、なくてはならない重要な責務を、
果たしております。
初めて、私たちを訪れた患者様が出会うのが、スマイルサポーター。
そこで、小倉さんの仕事ぶりを見て、患者様の不安が期待に変わります。
次に会うのが、スマイルクリエーター、石田さん。
石田さんの心からの対応をみて、期待が確信に変わります。
そして、いよいよ診療室へ。
そこでカウンセリングルームに案内するのが、
健康プロモーター、井上さん。
リラックスした気分で、お話を聞いて頂きます。
井上さんの、患者様の思いを聞く
真摯な態度に触れ確信は、ゆるぎない評価に変わります。
そう、この3人のお陰で、私に会う前に、不安いっぱいの
患者様に安心と信頼を与えることが、出来るのです。
と言うことで、いつものように前置きが長くなりましたが、
3人の仕事に対する思いや、日々の取り組みについて、
お伝えできればと思います。
まず、トップバッターは、スマイルサポーター、小倉巌さんです。
Q・小倉さんはどのような仕事を経験されて、ヨリタ歯科さんに
入られたのでしょうか?
どうして、ヨリタ歯科さんで働きたいと思われたのでしょうか?
A・会社を定年退職、一年余り後、たまたま休みの日、
夫婦で映画を見に行きました。
その帰り。
妻が、『お父さん、ハローワークに行ってみない?』って、
近くの職業安定所行ったのです。最近はスゴイですね。
タッチパネルで、職を探すことが出来るようになっていました。
そしたら、一番目にヨリタ歯科クリニックが、出て来ました。
それまでは、恥ずかしながら歯医者が大嫌いだったもので、
ヨリタ歯科さんのことは、知りませんでした(笑)
Q・仕事をする前と、ヨリタ歯科さんに入られてからでは、
何か変わったことはありますか?
もう、ずい分違います。
今まで、サラリーマンの仕事をしている時、ミスをすると、
みんなが喜んだり、他所で笑ったり…………。
そういう、つぶし合いの世界でした。
飲みに行ったら、上司の悪口ばかり、周囲は言っていました。
そういうのを聞くのが、嫌だったのです。
このヨリタ歯科は、それが一切ありません。
素晴らしいのは、助け合い、協力。
……そう、悪いところがないのです。
笑い声が絶えないんですよ。なんて明るいところなんだろうなって。
Q・仕事の具体的な内容は?
仕事によって患者様に、何を提供出来ていると思われますか?
A・駐輪場の整備です。
1階には別の医院さんもあります。ですから、自転車がいっぱいになると、
近隣の迷惑、交通の妨げになりますので、僕を、雇っていただいたと思います。
駐輪場整備、車の誘導、または近隣の子どもたちが、学校から帰ってくる、
通学路の目配り、気配り。
あと近隣の人たちへのご挨拶、そういうことをさせていただいております。
これらは、ただ当たり前のことをしているだけです。
今まで、駐輪場の仕事をやったことはありません。
最初は出来るかなって、不安はありました。
そんな時に家内が、
『お父さん、生まれた時は赤ちゃんだって何も出来ないもの、
お父さんはこの年で、駐輪場へ行って何を頭、かしげるの?
やってみないと、分からないんじゃないの?』
……って言ってくれました。
自分も自転車に乗りますから、それを相手方の立場にたって、やっています。
今、患者さんには、『きちんとしてくれて、ありがとうございます』
と言われてます。
当たり前のことをしているのですけど、それが今、一番うれしいですね。
人との接点では、以前の会社も人、ここも人。
人間はみな、一緒だなって感じます。子どもも、大人も。
柔らかく接したら、柔らかく返ってくるという感じですね。
―――― 今回の学び ――――
ワクワク楽しい医院は、働く人全てが経営者意識を持っています。