ワクワク楽しい経営日記

Vol.161 2013 ワクワク楽しい経営日記パート6  ~スペシャル対談~

今回は、運命的な出会い、恩師CHP研究会代表 諸井英徳先生との
スペシャル対談を、ご紹介します。

諸井先生
お話したいことは、山ほどありますが、
まずは、寄田先生が最初ヘルスプロモーション型歯科医院を目指されて、
CHP研究会のセミナーに、参加されたときのお話を。

物事を始めるきっかけや、理由を知ることは、
何かを始めようとする人にとって、大変参考になります。

ヨリタ
当時、予防をベースにした歯科医院を実現すべく、
手探りで、いろんな、勉強会に参加したり、本を読んだりしていました。
やるべきことは、何となくわかっていても、
それを実際、に医院で実現しようとすると、どうも上手くいかない。

そんなとき、諸井先生の笑顔カムカムクラブの写真が載った冊子を発見。
その中で言われていることに、大変共感しました。
「あっ、コレだ!」と思いました。
そこで、どのように診療されているのかを一度見学させてもらうことにしました。
実際に、何をやっているのか、
コミュニケーションの取り方などです。
また、
CHPの考え方を理解実践するため、先生が主催している
セミナー
に参加しました。
最初の、第一歩を踏み出す段階で、
諸井先生の
文の里歯科を見学できたことが、非常に大きかったです。

目の前のスタッフが輝いていて、来院者も輝いている。
そして、素晴らしいオーラを放っている院長がいる。
自分たちも、そういう医院を作りたい。チャレンジしてみよう、という
勇気をもらいました。

諸井先生
僕が、CHP研究会を立ち上げてすぐの頃でした。
話をしていて
この人はちょっと違う。絶対実現しそうや」と思いました。

懇親会で寄田先生が、 
絶対に、ヘルスプロモーション型の歯科医院に変えますから、
諸井先生、見ていてください!

と宣言されたことにも、少々驚きました。

そんなことを言った人は、後にも先にもいなかったですから(笑)。

ヨリタ
その後、CHPの考え方に基づき、さまざまな取り組みをする中で、
CHPのセミナーで実践例を話してみませんか、とお誘いをいただいた。
そして、いまは
アドバンスコースの講師に。
やったことに対して、ただ単に自己満足の世界に浸るのではなく、
発表できる場がある、発表していろんな意見が聞けることは、
自身のやりがいにも、つながる。
発表の場を与えてもらったことには、すごく感謝しています。

諸井先生
方針を打ち出したあと、みんなで何かを始めよう、変えていこうとするとき、
先生ご自身は、具体的にどんなことをされますか?

ヨリタ
カタチから、入っていくのも、いい方法です。
ヨリタ歯科クリニックは、今年もいろんな行事があって、
変化の年チャレンジの年です。

年の始めに、そのことを皆に言いました。
そのとき、僕が何をしたかというと、
なんと二十何年ぶりに、パーマをあて、ヘアスタイルを変えたのです。
見た目から、変えようという作戦です。

それだけで、「あっ、先生本気だ!」と、皆が実感します。
手っ取り早く、周囲の人に私の本気度を伝えることが出来ました。

諸井先生
新聞や雑誌など二極化の時代なんて、よく載っていますけど、
「勝ち組」「負け組」という言い方について、先生どう思われますか?

方針を打ち出したあと、みんなで何かを始めよう変えていこうとするとき、
先生ご自身は、
具体的にどんなことをされますか?

ヨリタ
勝つとか負けるとか、勝負の問題ではないと思います。
大切なのは、やりたいことができているかどうか。

私のなかでは、勝ち組というのは、自分のやりたいことができている人。
負け組とは、やりたいことがハッキリしていないか、
しかたがないとムリにやっているか、言い訳ばかりしている人。

本当に自分のやりたいことが、出来ているのであれば、
それが結果的に
、大きな収入や業績につながっていなくても、
勝ち組
だと思います。
やってよかったという、達成感の問題です。

諸井先生
僕はいま、「ヘルスプロモーション型の歯科医院を、つくりませんか?」と
世の中の歯科医院に、アプローチしているわけですが、
皆さんが上手くいかずに一番困っているのは〝人選び〟の問題です。
思うように、いいスタッフが集まらない。
先生のところでは、
ヨリタ歯科にふさわしいスタッフが集まり、
育っているということですが、いいスタッフを集めるには、
どのあたりがポイントになると、見ていますか?

ヨリタ
私はホームページを使って、「チームメンバー募集」という形で、募集しています。
その中で、「こういうことをしたい、だからこういう人に来てほしい
こういうふうになりませんか。」と具体的に伝えています。

スタッフ自身が仕事を楽しめなければ来院者が楽しいはずがない
という考え方に立って、「
自分たちと一緒にワクワク楽しい、
来院者に愛される、歯科医院をつくりませんか?

「そのために、あなた自身がヨリタ歯科のスタッフになって、
いきいき輝く人になりませんか?」と、直接心に訴えかけるようにしています。

採用する側としては、夢を持って来てくれる人を裏切らないこと、
実際に言ったことがちゃんとできていること。これが大切。

人の問題は、経営者にとって大変悩ましい問題です。
歯科医院経営においても、非常に大切なこと。
何をするにしても、一人では出来ません。
周りのサポートがあって始めて、
自分のやりたい仕事が出来ます。

ヘルスプロモーションに、賛同してくれる人を、
いかにたくさん集めるかが、これから、ますます大切になってきます。

―――― 今回の学び ―――― 
ワクワク楽しい歯科医院は、ヘルスプロモーションが意識されています。

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