Vol.136 2012ワクワク楽しい経営日記パート5 ~ひとりごと その1~
今回は、取り留めのない話を「ひとりごと」として、まとめてみました。
まずは、ミーティング。
たとえば、私たちの医院では、1日3回、朝礼、昼礼、終礼をします。
朝礼は、まずは全員とのハイタッチから始まります。
私はいつも一番に、医院に来ます。
早朝の誰もいない診療室、この時間帯が一番仕事がはかどります。
しかし、集中しすぎるあまり、朝一番から疲れがたまることも。
そんなブルーな気分が、このハイタッチをすることで、一瞬にハイに変わる。
これは、効果があります。
是非あなたの医院でも、取り組んで下さい。
最高に、晴れやかな気分になります。
しかし、何故そうするのか、したいのか、きっちりスタッフにも話して下さいね。
また朝礼時、全員が、個人の年間行動目標を、黙読する時間も取ります。
1日1回、自分の行動目標に目を通すだけでその8割は実現すると言われています。
大切なのは、継続すること。その人の持つ才能は、無限大。
その才能を引き出す習慣を身に付けることが、大切です。
終礼時も、一人一人と握手を、しています。
『今日も1日、ありがとうございました』と言いながら、心を込めて硬く手を握ります。
それを毎日、行います。
あと、全体ミーティングは週1回月曜日のお昼、約45分行っています。
全体ミーティングは、基本的には私は参加していません。
スタッフ全員での話し合いの場、最終的に決めるのはスタッフ。
逆に院長は、全体ミーティングは、いなくてもいいと思っています。
自らの学びについて、話したいと思います。
まずは歯科医師として、目の前の患者様に認めてもらうこと。
嬉んで頂くことが一番、そのため、歯科医師なら誰でも、技術の研鑽に励みます。
臨床をすればする程、出来ないこと、わからないことが出て来ます。
また、興味は付きません。
勤務医時代は、技術を学ぶための研修会に、休みのほとんどを使っていました。
だから開業する時は、ある程度自信を持って開業しました。
しかし、開業すなわち、経営者になると、思いがけぬ失敗ばかり。
いかに自分が経営者として学んでこなかったか、痛い程わかりました。
そう、私は失敗から学ぶことばかり。
もうあんな経験はごりごり、絶対にしたくない、
そんな思いが、ベースにあります。
また、必要な情報を集めたりするためには、アンテナが必要。
例えば自分が失敗をして、『こんな失敗をしたんだけど』と言うと、誰かが、
『こんなのがあるよ』と、教えてくれることもあります。
本屋さんに行くと、当たり前ですが、本がいっぱい並んでいます。
今まで、全く興味がなかったジャンルの本が、急に読みたくなることがあります。
ある時期の私は、ビジネス本や自己啓発本などで、
売れている本、ベストセラー本など、むさぼるように読んでいました。
その中で私は、私は神田昌典さん、小阪祐司さんに出会いました。
この2人には、さらに興味を持ったので、セミナーにも参加しました。
自分が何も知らず、経営をしていたこと、痛感しました。
そうです。何も分からなかったら、知識がなかったら、本を読んだり、
人に聞いたり出来ることから、始めればいいと思います。
何はともあれ、まずは行動することが大切。
最後に、行動するときの“これはやるべきか、やらないほうが良いのか”
その判断基準について、お話したいと思います。
まずは、『こういう風になりたい』という、自分の理想の姿を明確にすることが大切。
現実はそうでなくても、自分の理想像があれば、迷うことも少なくなります。
行動する時の、判断基準も明確になるでしょう。
そうすれば、損得感情で動くこともなくなるハズ。
また、メンター(師匠)を、持つことも大切。
私であれば、小室先生(勤務医時代の恩師)です。
『あの先生だったらどう考えるんだろう、どう思うんだろう』と考えると、
客観的に見ることができます。
私の今の診療スタイルは、全て4年間の勤務医時代に、築かれたものです。
その意味でも、小室先生の教えを忠実に守っていると言えます。
そして一番大事なことは、
“好きかどうか”、
“心底、やりたいことかどうか”
そして、そのことが、周囲の人に支援されるか、役に立っているか。
自分のプラスになっている、そして周りにもプラスになっている、
それが、最も重要な、判断基準と言えるのではないでしょうか。
―――― 今回の学び ――――
ワクワク楽しい歯科医院には、やりたいことが、次々生まれる