Vol.132 2012ワクワク楽しい経営日記パート1 ~スマイル&コミュニケーション~
ヨリタ歯科クリニックがオープンしたのは、1991年6月8日。
開業して、早20年が経ちました。
本当に、月日の流れの早さを、実感しています。
この間、その時々でブレたり、それでいいのか、迷い続ける日々。
私は、ブレブレ人間。
だからこそ、あえて「絶対に迷わないもの」が必要。
それは、ネーミングや、コンセプト。
恥ずかしながら、当初は何も考えず、よくこれで、開業出来たものだと、今は思います。
「勤務医時代、結果を出していたから、開業しても、そこそこ患者様が来る・・・」
そんな根拠のない、自信だけはありました。
幸い、開業当初から患者様には、支持されました。
しかし、スタッフ問題など、うまくいかないことばかり。
約10年経過後、『私は、どんな医院を作りたいのか』と、自問自答するようになりました。
気づくのが、遅すぎますが。
そして、『3つの、理想の歯科医院』
そう、『感動・感謝・そしてワクワク楽しい歯科医院』を作ることを、
皆の前で、宣言しました。
具体的に形にしていくと、明言したのです。
コンセプトを明確にすることは、すごく大事。
それも、誰が聞いても分かりやすい、コンセプトを。
『感動・感謝・ワクワク楽しい』・・・
治療中心から、健康な人が集まる、予防ベースの歯科医院作りに取り組みました。
健康な人が、健康を維持するために、訪れる医院作りです。
患者様が、ケアに来られる医院には、笑顔と楽しい会話が生まれる。
そう、スマイル&コミュニケーションが、自然に出来るようになります。
『来てよかった、気持ち良くなった』
『こんな医院なら、これからもずっと通いたい』
そんな声が、聞かれるようになりました。
予防歯科という新しいニーズを、掘り起こしたことで、
多くの患者様から、私たちの医院が、圧倒的に支持されるようになりました。
そして、私たちの医院が、歯科の1つのビジネスモデルになることが、できました。
ここで、現在のヨリタ歯科クリニックの現状について、お話します。
歯科医師は、常勤5名。
その他、非常勤として、歯周担当医、小児担当医、インプラント担当医が3名。
衛生士さんをはじめとする、スタッフですが、
常勤衛生士が11名。今までは常勤だった方で、結婚や出産などで今は非常勤の方が4名。
全部で衛生士は、15名。
『スマイルクリエーター』と呼ばれる、受付専属スタッフが常勤で3名。
『感動クリエーター』という、さまざまなイベント企画をしたり、ホームページの更新、
ポスターの作製を行う、専属スタッフが、常勤で2名。
『健康プロモーター』(歯科助手)が、常勤で3名と、アルバイトで1名。
常勤ではないのですが、週4回午前、『保育士さん』が1名。
他に、『スマイルサポーター』と呼ばれる、駐輪場の整備やクリーニングスタッフが3名。
『経営サポーター』と呼ばれる、経理専任が1名。
合計38名。
次に、チェア数ですが、
大人用が5台、子ども用が2台、メンテナンスが3台、計10台です。
来院患者数は、一日の平日が約140人。土曜日は診療時間が少し短いので110人前後。
また一カ月の新患者数は、去年のデータを平均すると、110人。
1ヶ月のレセプト数は、去年の実績では、平均1500枚超。
毎月、多くの見学者が、ヨリタ歯科クリニックに見学に来られます。
そして、自動ドアを開けた瞬間、感じる事。
「ココは、何かが違う」
その何かとは、患者様の数や、スタッフの数ではありません。
もちろん、売上でもありません。
それは、見学者を迎える、チームメンバー一人一人の心からの笑顔です。
その笑顔は、診療中の何気ない動作から、感じるものなのです。
メンバーが、生き生きと輝いている医院には、例外なく多数の患者様が訪れます。
定期的に通う来院者が、多数います。
今後、このコラムでは、私が新規医院を開業するとして、
開業前の準備、開業当初、半年後、1年後・・・と、ソフト面、ハード面、
スタッフに関して、患者様に関して、私自身について、開業(準備を含め)から始まる
医院経営を医院の成長に従って、時系列にお話します。
ご期待下さいね。
―――― 今回の学び ――――
ワクワク楽しい歯科医院には、人がどんどん集まります。