Vol.127 2011ワクワク楽しい経営日記パート20 ~当り前に感謝 (ただ一言ありがとう)~
今回は、あり難いお話し。
私たちの目指す、3つの理想の歯科医院のうちの一つ。
それは、ありがとうがあふれる歯科医院作り。
ある先生を一日なんとなく観察すると、気になることがありました。
それは、無意識に話すある言葉。「すみません」。
その先生が診療中何度か使うこの言葉が、私の耳にこびりつきます。
というのも、私にとってはあまり使わない言葉だから。こんな感じです。
「診療が混み合って待ち時間が長くなり、すみませんでした」
「診療時間が長引いてしまい、すみませんでした」
「診療が大変でしたね、すみませんでした」
何故、謝るのだろうか。何故、こびるのだろうか。
その先生はそんな気がなく、何となく使っているのでしょうが。
もちろん自分に非があれば、素直に謝ることは大切。
その場合、「ご迷惑をおかけしまして、誠に申し訳ありませんでした」と
頭を下げることも、もちろん大事。
これは、もちろんあってはならないこと。
しかしまるで挨拶のように、「すみません」を連呼するのは如何なものか。
日常茶飯事では、大きな問題になるでしょう。
私なら、語尾を以下のように変えます。
「診療が混み合った中長い間お待ち頂き、有難うございます」
「診療時間が長引いたにも関わらず頑張って頂き、有難うございます」
「診療が大変だったにも関わらず頑張って頂き、有難うございます」
全てのことに対し、軽々しく謝るのではなく、感謝の念を持つ。
ありがとうの言葉を添える、これが大切。
ビクビク怖いから、ワクワク楽しい。
大きくパラダイムシフトするためなくてはならないプラス言葉、それが、「ありがとう」。
どんな嫌なことがあっても、「ありがとう」。
どんな辛いことが起ころうとも、「ありがとう」。
特別何もなくても、当たり前のことを感謝し、「ありがとう」。
「ありがとう」は日本一美しい言葉、響きを持っています。
どんな時でも感謝の念を持ち、「ありがとう」を言い続けることで、賛同者が周囲にあふれます。
2010年12月10日東京お茶の水にある、総評会館という所で、お話しさせて頂きました。
主催は、JQAA(経営品質研究会)さん。参加者は、約80名。
いつものように、夢の実現と強固なチームワーク作りについて、
約90分、お話しさせて頂きました。
どちらかというと、参加者の方々のほうが、経営に関しては、知識も経験も豊富。
小さな小さな歯科医院の、経営者である私の話が、少しでも参考になるのなら、有難いこと。
ということで、最近の実践例を含め、精一杯、お話しさせて頂きました。
今日は、たまたまヨリタ歯科メンバーへの、ボーナス支給日。
私は不在でしたが、セミナー終了後、
私の携帯に、メンバーからのお礼メールが、続々届く。
ボーナス支給は、ある意味当り前のこと。
毎年この時期に、個々の口座に振り込みます。
しかし、当り前のことに、当り前に感謝することが出来るメンバーを見て、
私は本当に有難いことであると思いました。
私たちの医院なら、仕事中皆が声をかけ合い、チームワークが、取れていること。
いつも患者様を、楽しく笑顔でお迎えすること。
時間通りに診療が始まり、時間通りに診療が終了すること。
私が不在でも、何も変わらず、診療がスムーズに、行われていること。
毎日、多くの患者様に、お越し頂いていること。
年間たくさんのイベント開催にも、全力で取り組むこと。
これら全ては、当り前のこと。しかし、これ程有難いことは、ありません。
セミナーでも、診療を通じ、日々起こっている当り前の出来事を、話しているだけ。
これを評価して頂いたり、認められることは、私自身の励みにも、なります。
これからも、当り前のことを、当り前に、やり続けていけること、
当り前のことを、有難く思えることに、感謝していきます。
今日の学び 当り前のことに素直にありがとうと言えることで、メンバー一人一人が輝きます。