Vol.120 2011ワクワク楽しい経営日記パート13 ~成功の反対 (お役立ち)~
今回も、将来有望なドクターのお話し。
2010年6月8日の朝のニュース。
「人の役に立ちたい」と願う人が、
30代で60%、20代では65%、そしてその数値は近年、9%~6%上昇しているとのこと。
また、私の尊敬する田坂広志さんも、その番組で、コメントを述べていました。
「今、若者はグローバライゼーションの中で生きています。
その中で、人の役に立ちたいという意識は薄らいできました。
しかし、本来、日本人は、人の役に立ちたい、ありがとうの言葉を聞きたいという思いは強い。
原点に戻ってきたのでは、ないでしょうか。」
期待の大型新人がいます。見た目も清潔感があり、患者様への対応や接し方も申し分なし。
何より、いつも笑顔で楽しそう。しかし、残念なことが一つだけあります。
それは、まだ自分は実力が無い。
ここに来たばかりだから、目立ってはいけない。
まだ、自分の担当患者様ではないから。など、ついつい指示を待っているように感じられる。
いつも、そばで見ていて思います。もったいない。
またここに、将来有望なドクターがいます。もちろん、知識もスキルも十分ある。
見るからに優しそうで、仕事に対しても前向き。
そして頼まれたことは、決してイヤな顔はしない。
真面目でひたむき。いつも本を読み、セミナーにも参加する。
しかし、残念なことが一つだけあります。
それは、自分は経営者ではないから、院長でないからなど、
自分のことしか見えていないように感じる。
いつも、そばで見ていて思います。もったいない。
目の前に学ぶいい機会があるのだから、チャレンジすればいいのに。
自分を知ってもらういい機会があるのだから、チャレンジすればいいのに。
自分を成長させるいい機会があるのだから、チャレンジすればいいのに。
自分の実力を試すいい機会があるのだから、チャレンジすればいいのに。
自分を認めてもらういい機会があるのだから、チャレンジすればいいのに。
2人とも失敗を恐れているのか、出来ないと諦めているのか。
高い志と大きな夢を持って、大学に入学。
しかし、学生の頃から、歯科業界には将来がない。
何故、今の時代、歯科医師になろうと思ったのか。
そんなマイナス言葉を投げかけ続けられ、
歯科医師になったのだから、頑張っても無理、昔は良かった、どうせ自分なんて。
いつも心の中で、そうつぶやいているのだろうか。
出来ない自分を正当化しても、仕方がない。
人や、世間のせいにしても、始まりません。
こんな時代だからこそ、自分の力を信じ、既成概念にとらわれることなく、
自由な発想で、自分らしさを前面に出してほしい。
成功の反対は、失敗ではない。何もしないこと。
チャレンジしないこと。失敗から学ぶことは、山ほどある。
しかし、何もしないことで学ぶことは何もない。
だから自分を信じ、チャレンジして欲しい。
またいつでもチャンスをつかめるよう、日々学び続けて欲しい。
その姿勢があれば、何も恐れることはない。
何もひるむことはない。
無限の可能性を秘めた道が、目の前に開けています。一歩ずつ、自分の足で歩んでいこう。
今日の学び 自分を信じてチャレンジし続けることで、メンバー一人一人が輝きます。