Vol.88 2010ワクワク楽しい経営日記パート5 ~スマイルサポーター~
今回は、スマイルサポーターについてお話します。
具体的には医院全体の清掃、メインテナンス、滅菌消毒などの診療補助が仕事。
院外では駐輪場の整備、駐車場への案内など。
この人たちは診療中、アシスタントをしたり電話対応をすることはありません。
あくまでも、診療補助。
どちらかというと、日の当たりにくい仕事、目立たない仕事
やりがいを見出しにくい仕事。
1日4名の方に、交代制で来て頂いています。
しかし、この4名の方がスゴイのです。
私たちの期待をはるかに越えるほど、一生懸命、真面目に仕事をしてくれます。
その働く姿を見て、私達こそもっともっと努力せねばと思います。
例えば朝礼では、人の話を聞く姿勢が誰よりも素晴らしい。
一言一言にうなずきながら、耳を済ませています。
床掃除などでは、床に頭がくっつくくらい近づいて、丁寧に磨き上げてくれます。
外の階段のタイルも、今までは年1~2回の大掃除の時しか磨いてなかったのに、
夏の炎天下でも、毎日ピカピカに拭いてくれます。
駐輪場整備では、ただ単に自転車の出し入れをするのではありません。
自転車でどちらの方から来られたのか、そして自転車の持ち主の顔を覚え、
帰り際にはその人の自転車を、帰る方向に頭を向けて出すのです。
雨の日は、濡れたサドルをそっと拭いておいてくれます。
もちろん来院された患者様とも、会話を楽しんでいます。
これらのことは、私たちが指示したことではありません。
自ら考え、自主的にしていること。
本当に頭が下がります。
私たち以上に、“ヨリタ歯科らしい”対応と気配りをしています。
何故、そんないい人と巡り会うことが出来たのか。
しかし、そこにはある理由があります。
今回、駐輪場整備の人の採用時、私が面接担当者にお願いしたこと。
それはひと言、「ヨリタマインドを持った人を選んで下さい」。
何故なら私たちの医院は、2階。
1階にある駐輪場は、全く見えません。
しかも医院を訪れる人が最初と最後に出会う人が、駐輪場整備の方。
私(院長)でも、受付でもないのです。
だからこそ、全てをお任せ出来る人でなければならない。
ヨリタマインドを持ち、ヨリタ歯科メンバーとしてふさわしい行動を取って頂ける人を
選ばなければならない。そう、言い続けました。
時間はいくらかかってもいいよ、という言葉を添えて。
そして、約100名近い応募の中から一人を選んだのです。
その結果、申し分ない人に来て頂くことが、出来ました。
面接担当者、そして応募して頂いた人に感謝の気持ちでいっぱい。
その気持ちを忘れず、今度は私たちが患者様に
診療を通じ、全力を尽くしていきたいと心より思います。
今回の学び スマイルサポーターが常にいれば、思いを形に出来ます。