Vol.87 2010ワクワク楽しい経営日記パート3 ~スマイルクリエータ-~
今回から、院内の役職(役割分担)についてお話します。
第1回は、スマイルクリエーター(受付)です。
フロントはただ電話対応する、会計をするだけではありません。
来院される全ての人、そして待合室全体を、笑顔と楽しい会話であふれるようにしてほしい。
その願いから、スマイルクリエーターと名付けました。
具体的にスマイルクリエーターの皆様に、お願いしたこと。
①電話は、3コール以内に取って下さい。
また、電話での相談でも、時間をかけてお話を聞いて下さい。
②会計やご予約をお取りする時、
出来るだけリラックスした対応を心がけ、時間にゆとりを持って下さい。
③初診や急患の患者様が訪れた時、
カウンター越しではなく、玄関までお迎え下さい。
簡単そうですが、いついかなる時でも確実にやるのは大変。
何故なら、ヨリタ歯科クリニックの1日の来院数は約120名。
そして、電話は200本以上。
しかも、担当衛生士さんの患者様が来院した場合、必ず担当者に声をかける。
ヨリタ歯科はツーフロア、70坪。
10人以上いる担当衛生士を見つけるだけでも、一苦労。
その超忙しい中で、出来るだけあせることなく、スムーズに不快感を与えない
対応が求められています。
そのために、何故そうすることが必要であるか、求められているか、しっかりお伝えします。
約8年前、一般の歯科医院で、専属の受付が複数いることは稀でした。
しかし、以上の3つを実践するため、常時3名のスマイルクリエーターが必要になりました。
一見無駄に見えることでも、私たちにとっては、必要不可欠なもの。
ヨリタ歯科クリニックらしさを追求する中で、どうしても譲れないものなのです。
その中で、様々な工夫や改善をしていきました。
電話対応や予約がスムーズに行くよう、
受付カウンターを広くし、予防システムを電子化しました。
玄関まですぐに出れるよう、カウンターを一部切り抜きました。
もちろん制服も、診療室とは全く別にしました。
また、診療室にドクターやメンバーも、待合室にいる患者様を意識するよう、
診療室と待合室の間には、ドアをあえてつけていません。
さらに、ドクターがカルテを受付に持っていく時、必ず待合室を通るようにしました。
これはカルテを受付に渡した後の診療室に戻りぎわ、待合室の患者様に一礼をするため。
その理由は、ドクターであっても、待合室でお待ちになっている
患者様へも、心遣い、気配りをしてほしいから。
これらは全て、“ヨリタ歯科らしさ”の現れです。
私たちの思いや、やりたいことがすぐ形になるよう、
医院レイアウトまで工夫、変更しました。
言い換えれば、そこまでこだわるから、簡単に出来るようになるのです。
これは何も、ヨリタ歯科クリニックだけではありません。
全パートナー医院の設計は、全て私がやりました。
とことん、こだわりました。
思いが、いっぱいつまっています。
今回の学び スマイルクリエーターが3人いれば、思いを形に出来ます。