Vol.85 2010ワクワク楽しい経営日記パート2 ~新生ヨリタ歯科クリニック誕生~
私たちの医院が大きく変わったのは、平成14年11月。
この日、リニューアルし、新生ヨリタ歯科クリニックが誕生しました。
その時周囲の人からの多くの声は、「何故そこまでするの」。
まだ開業して、10年しか経過していない医院。
確かに床や壁紙などは、少し古くなっていましたが、
全てを壊して、全面リニューアルする必要などなかったのです。
「もったいない」、その一言。
しかし、あの当時の私には迷いはありませんでした。
心の内で言い続けていた言葉、
「思いを形にする。思いを形にする。思いを形にする。」と。
その思いとは、ヨリタ歯科の私のコラムでも、何度も語っているあの言葉。
「愛と感動、夢と希望あふれるワクワク楽しい医院を作る。」
もう、聞き飽きた人もいるのでは。
でも私にとっては、今でも色あせることはありません。
この言葉を、口ずさむと、新鮮な気分になります。
背筋がピンと、伸びます。
髪の毛が、逆立ちます。鳥肌が、立ちます。
その熱い思いを形にするため、内装まで全て変える必要があったのです。
具体的には、窓枠以外全て変えました。
ということは、玄関の位置まで。
改装前までは、階段を上がって向かって左に玄関扉がありました。
今は正面、しかも待合室と診療室との間に扉をあえてつけなかったため、
玄関を開けると、診療室が全て見渡せるようになりました。
あまりに、オープン。
しかし、患者様との心の距離を縮めたい、出来る限りフレンドリーで心温まる対応をしたい。
いつも、患者様のそばにいたい、心の声を聞きたい。
スマイル&コミュニケーションを、具現化したい。
ただそれだけのため、玄関位置まで変更しました。
そう、思いを形にするため。
愛と感動、夢と希望あふれるワクワク楽しい歯科医院を作るためには
このレイアウトが、どうしても必要だったのです。
頭に思い描いたイメージが、そのような医院だったのです。
そして、診療している私の姿が玄関先からも見えるよう
診療室の入口位置を決め、診療台を設置しました。
例え診療中であっても、来院して頂いた人のお顔が見えるよう。
診療室に入ってくる人、一人一人
来て頂いたことへの、感謝のお声をかけられるよう。
診療室からお帰りになる人、一人一人の満足したお顔を見られるよう。
感謝の言葉と感動を与え続ける医院が出来ているか、いつでも確かめられるよう。
玄関の位置など、他の人ならどうでもよいことかも知れませんが、
私にとっては、リニューアルに向け毎日レイアウトを考え、考え、考え抜いた結果決めたこと。
玄関の位置、すなわちコンセプトが明確になったから、
リニューアル後すぐに、結果が出るようになりました。
今回の学び 深い思いなら、形に出来ます。