Vol.22 理想の歯科医院を目指して パート1 ~いよいよ開業~
「理想の歯科医師を目指して」はパート9で終わりました。
そして今回から新しいシリーズが始まります。
タイトルは「理想の歯科医院を目指して」になります。
今も迷いながらも、理想の歯科医院探求の旅は、
続いていますが、何とかここまでたどり着きました。
その一部始終をお話しようと思います。
卒後3年後に、私は結婚しました。
妻との出会いは、友人の結婚披露宴。私は新郎側、妻は新婦側で
受付をしたのがきっかけです。
初めて会った時から、歯科医師そして学年が同じ、
また、共通の友人がいたりで、話が合いました。
そして、出会いから1年後、結婚式を挙げることになりました。
その時、内科の開業医である義父の医院が古くなり、
新たに立て替えることになり、そこで一緒に歯科医院も開設しないか
という話が出ました。
東大阪市は私自身、特に土地勘がある訳ではありません。
しかし、これも何かの縁、運命かもと思い、
この地で開業することを決意しました。
ありがたいことに、妻の実家のサポートもあり、オープン当初から
ロケットスタートを切ることが出来ました。
当初は一緒に、仕事をやる予定でしたが、長男の出産が開業と
ほぼ同時ということもあり、妻はほとんど携われませんでした。
それが、今まで夫婦円満にこれた理由かも。
私が目指した理想の歯科医院は、来院者(患者様)に愛される歯科医院。
すなわち、夢と希望あふれるワクワク楽しい歯科医院。
大きな夢を持ち、以前の勤務医のような大型診療所を
イメージしました。そのため、2階、3階のツーフロア、
下の階は診療スペース、上は院長、スタッフルーム、技工室、セミナールーム。
延床面積は70坪。
最初は、ドクター私一人と、三人の新卒歯科衛生士でのスタートです。
4年間の勤務医時代、
多くの学びを得、また、実績も出していましたので、
かなり自信過剰になっていました。
私の技術とコミュニケーション能力があれば、必ず患者様が集まる
地域で一番の医院が、短期間で出来る、
そう信じて疑いませんでした。
その結果、開業月レセプト枚数120枚。
2ヶ月には、保険点数40点を越えていました。
そう、確かに患者様が集まる歯科医院が出来ました。
しかし、忙しくなればなる程、それにつれ問題も大きくなります。
私は、歯科医師としては合格でした。
しかし、経営者としては全くの素人。
ほとんど学んでいなかったのです。
そして開業4ヶ月、もう2度と学びたくない経験を
すことになります。
今日の学び
人は出会うべくして出会う