ワクワク楽しい経営日記

Vol.8 理想の自分を求めて パート5  ~私の夢が実現する日~

合格後、貝谷先生からお祝いの言葉がありました。

「成功する人はどんな分野でも成功する。
私は一年前から責任感があり、他人の痛みや苦しみが分かる、
君は歯科医師に向いていると思っていたよ!」と。

それが、今診療室であなたに自信たっぷりにお話をさせて頂いている
私の25年前の1月14日の出来事です。

その後、6年間岡山大学で、相変わらずテニスをしながら、
大学時代をエンジョイしました。

学生時代、私の考えていた理想の歯科医師像とは。
ただ単にむし歯や歯槽膿漏を治療する、そんなお口の中だけを見る歯科医師には
なりたくありませんでした。

お口を通して、その人を見る、その人の生活習慣を見る
その人の家族を見るその人の住む地域を見る

こんな広い視野に立つ歯科医師になろうと、決意していました。

そんな私が得た、大学時代の学び

それは授業でも、部活でも、恋愛でも、読書でも、ありません。
答えは、アルバイト

といっても、家庭教師や、塾の講師をしていたのではありません。
私は、人に物を教えるのが苦手です。
ですから家庭教師は時給はよいのですが、積極的にやろうとは思いませんでした。

また学生の立場であるのに、先方宅から、「先生、先生」と呼ばれることに、
スゴく違和感を憶えていました。

ということで、私の最初のアルバイトは、パブのウェイターです。
いわゆるホール係です。

お客様をテーブルに案内し、オーダーを聞き、
そして、料理をお客様にお出しする。
ただそれだけなのですが、やはり経験が必要です。

例えば、アベックで来店した時、その2人の親密度によって、
対面のテーブルにご案内するのか、
隣り合わせに話すことが出来る、コーナーテーブルがよいのか、
瞬時に判断します。

またこのパブには、屋外テラスが用意されてました。
もちろん天候の良い日などは、テラスをお勧めします。

また、急な天候の移り変わりにはすぐに移動してもらう必要もあります。
お食事中の会話の進み具合や雰囲気などを考慮して、接客するシーンを、
最小限にとどめる必要があります。

どんなに忙しくても、最適な、判断、行動力を身につけることが、
出来るようになりました。

これは開業しても生かされました。
どんなに忙しくても、適切な指示を出すことで、
来院者の皆様に、満足して頂ける診療室を作ることが出来ました。

今回の学び
来院者の思いを知ることの大切さ。

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