ホワイト企業の定義

「社員の幸せと働きがい、社会への貢献を大切にしている企業」から、
・ 3つの大項目（個人、職場の関係性、社会貢献）と
・ 4つの小項目（①人間的成長、②自律、③信頼、④誇り）
を定義し、それぞれのカテゴリに関連する質問を考えました。

①人間的成長、②自律、③信頼、④誇りの4つの小項目は、ホワイト企業の
定義を尊重し、第1回ホワイト企業対象受賞企業にて、何年も実施してきた
アンケート項目と、ホワイト企業の定義をすり合わせることで、浮かび上がって
きた要素（人間的成長、自律、受容、許容、公平、信頼、誇り、意義、達成、
自己肯定感、喜び、幸せ、働きがい、感謝、など）を導き出しました。

・ ①から、80点台（80－89点平均）の人が一番多く、高いレベルで
　 働きがいを感じている人が多い。また、各設問は10点満点であるため、
　 6点が平均以上になるが、平均以上をつけた人は、回答者48人中44人、
　 92％と非常に高い。

・ 一方で、特に、20点台×1人、40点台×2人は、不満をアンケートを通じて
　 訴えかけてきている可能性がある。

・ ②-1から、「1.　スキルや能力を伸ばす機会や風土がある」、
　 「9.　一緒に働いている　人たちに対して感謝している」、
　 「17.　自分の会社に愛着がある」がTop3で高い。

・ さらに②-2を見てみると、
　 「１. スキルや能力を伸ばす機会や風土がある」、
　 「17. 自分の会社に愛着がある人が多い」が、他社比較においても突出
　 している。と言えるだろう。
　 （「9. 一緒に働いている人たちに対して感謝している」は、エントリー企業
　 全社とも比較的高いため、突出していない）

・ よって、自他ともに認める御社の強みは、「スキルや能力を伸ばす機会や
　 風土があり」、「自分の会社に愛着がある人が多い」と言えるだろう。

・ 一方で、②-1で低い方を見ると、
　 「15. 休日明けに出勤するのが楽しみだ」、
　 「19. 仕事を通じて、地域コミュニティと触れ合う機会がある」
　 「13. 今の職場において否定されることもなく、遠慮せずに自由に発言できる」
　 が相対的に低い。

・②-2から、「19.仕事を通じて、地域コミュニティと触れ合う機会がある」は、
　他社と　比較してもかなり高いため、相対的に低く見えるだけだが、
　「15. 休日明けに出勤するのが楽しみだ」、「13.今の職場において否定される
　こともなく、遠慮せずに自由に発言できる」が実際に低い可能性がある。

この項目の結果に対して、何が見えてくるのか御クリニック内でぜひ議論して
いただければ、新しい気付きにつながる可能性がある。