院内イベント

人が輝く組織作り 〜ドクター研修編〜

人が輝く組織作り 〜ドクター研修編〜

はじめに

人が輝く組織を、作りたい。
人が集まる組織を、作りたい。
人が成長する組織を、作りたい。

そんな思いが、どんどん強くなりました。
そのため、人の育成に力を注ぐようになりました。
その中で、分かったこと。

人は育ったように、育つ
人は愛情をかけた分だけ、育つ
人はリーダーが育った分だけ、育つ

共に育つ組織、これからも作り続けます。

人が輝く組織作り 〜ドクター研修編〜

  1. ドクター研修マニュアル
  2. ドクター研修試験
  3. 新人ドクター受付業務研修報告
  4. 院長の管理能力
  5. 愛されるDrになるための100ヶ条
  6. ドクター研修試験
  7. 若手勤務医、そして研修医のあなたへ
  8. 予想を超える
  9. 出来る人
  10. 若手ドクター育成セミナー開催
  11. ドクターに求めるもの
  12. 感想文
  13. 決断力
  14. 学び
  15. あなたなら出来る

ドクター研修マニュアル

私達の医院には、スマイルクリエーター(受付)、衛生士健康プロモーター(アシスタント)用、
研修マニュアルが整備されいています。
これは短期間で人を育成するため、必要不可欠なもの。

このマニュアルがあったからこそ、ヨリタ歯科クリニックがこの2年間大きく人の
移り変わりがあった
にも関わらず、ヨリタ歯科らしさ(文化、風土)が守られました。
また、短期間でパートナーシップ医院を立ち上げ、軌道に乗せることも出来ました。

しかし、ただ単に、マニュアルを作製しただけで全てがうまくいく訳ありません。
それをどの様に使用するか、すなわち進行表(ロードマップ)が欠かせません。

いつ、誰が、どのような順で教えていくのか、それを表にしていきます。
それがあるので、今どの程度進んでいるのか確認することが出来ます。

またそれを運用する人の、心の教育人間力を高める指導も大切です。
教え方、指導方法により、同じ資料を使い、同じ言い方をしても伝わり方が全く違うのです。

実は私は、人を指導するのは苦手。
だからこそ教育用マニュアルを作り、指導者を育てました
そして今は、ドクター研修マニュアルを作っています。

このマニュアルを作ることで、今まで院長と勤務医が師弟制度のように
見てぬすむ」指導から、脱却出来るようになります。
短期間で人が成長する仕組みがドクターにも出来るようにしています。

そしてその根本である

共通の思いを持つ
同じ目標に向かい進む
夢を共に実現する
組織風土や文化を、確立していきます。

今年も多くの夢を持つ若きドクターが私達の医院に就職します。
その先生方と共に成長する、ドクターマニュアルを作っていきます。

ドクター研修試験

今日は、ドクター研修のお話を少し。

ドクターは一言で言えば、職人技術職です。
そのため、大学時代から歯科の知識と技術を習得するため、勉学に励みます
そして、卒業国家試験に合格
いよいよ、歯科医師としてデビューします。

しかし悲しいかな、大学で学んだ知識・技術は、基礎の基礎。
実際の臨床では、まだまだスタート地点に立っただけ。
いかに自分が未熟で、半人前か、あらゆるシーンで学ばされます。

また、私たちヨリタ歯科クリニックは、こだわりを持った医院。
勤務医のドクターには、高い技術と卓越した経営能力
ここで身に付けて頂きたい、と心から思っています。

技術だけ、経営だけなら、
私たちの医院でなくとも、学べる所はいっぱいある。
両方を短期間で学べ実践で大いに活かせる
これが、私たちの強み。

ということで、若手勤務医の先生方には、思う存分学べる環境を用意しています。

例えば毎週月曜日は、試験を行います。
もちろん、一定の点数を取らなければ、次には進めません。
追試が、待っています。
また本やDVDを見ての感想も、週1日のペースで提出して頂きます。

例えば、今週の試験問題はこんな感じです。(一部抜粋)

  • 高校3年の冬、共通テストを受ける前、私が目指した職業は?
    共通テスト後、急に進路を歯科医師に変更した出来事とは?
  • 大学6年生のとき、人とは違うやり方で就職活動を始めました。
    その風変わりな就職活動とは?
    そして、見学先の先生にした質問とは?
  • 私の勤務医時代の学びを具体的にあげて下さい。
  • 開業後、たった4ヶ月で大きなトラブルが発生しました。
    その具体的な内容は?
    それからの学びは?
  • ヨリタ歯科クリニックのメンバーが輝いている理由
    その為にどのような取り組みをしているのか。
  • ヨリタ歯科クリニックに人が集まるのは何故か
  • ヨリタ歯科らしさとは?
  • 一般的には無駄だと思われている“感動クリエーター”がいる訳と、
    その効果。
  • 多くの小冊子を作り続け、公開し続ける理由
  • 吉田先生ウルルンに出たり、永井先生一般企業とタイアップして
    小児の予防活動をしたり、吹田先生のコーチングを行ったりしています。
    なぜ勤務医の先生が、診療以外の分野まで確立できるのか。

また毎週火曜日は、主に院外講師をお呼びしての勉強会を開催。
また、月1~2度は他の院内勉強会外部セミナー参加

それを入職後3~6ヶ月、継続してやり続けることで、
経営者として成功する習慣が身につきます。
やろうと思ったことは必ず、しかも楽しみながらやります

うまくいかないことがあっても、他人のせいにせず、全ては自己責任で考えます。
だからどんな状況であっても、大いに学び、そして次に活かせるようになります。

与えられた試練を、ただいやいやこなすだけでは、決して身に付きません。
与えられた以上の、結果を出す
与えられた以上の、スピードで実践する。

将来の理想の自分を明確にすることで、
くじけることなく、悩むことなく、
楽しみながら全力で、勤務医時代を駆け抜けていきます。
この時期、何を考え行動したかで人生が決るかも。

新人ドクター受付業務研修報告

5月、ゴールデンウィーク明けから2週間
森山勝行先生に、受付業務研修を受けて頂きました。
詳しくは、5月8日のコラムをご覧下さい。

そして今日、その報告書を提出して頂きました。
ご興味のあるあなたは、是非お読み下さい

受付業務研修を終えて

五月七日からの二週間、僕は受付業務を体験させて頂くことになりました。
ヨリタ歯科クリニックに勤務して9ヶ月、診療室の中の仕事はある程度
できるようになったのですが、こと受付業務に関しては全く理解していなかった
(しようとしていなかったのですが)ため、
今回、新人研修に一環として受付業務研修を行うことになりました。
そのなかで僕が学んだことをまとめたいと思います。

電話対応について
朝は毎日診療開始一時間前には出勤し、受付でその日のカルテチェックを行って
いるのですが、その間に受付の電話が鳴ることがよくありました。
しかし、僕はヨリタに来て一度たりとも、その電話に出たことはありませんでした。

その理由としては、
①電話に出たところで、予約の変更の仕方が分からない
きちんとした対応(ヨリタ歯科らしい対応)が出来るか不安
③単純に面倒くさい

等の理由です。
信じられないかもしれないでしょうが、たかがそんな理由で
9ヶ月もの間、電話に一切出ようとしなかったのです。
今思えば、非常に馬鹿げています
この二週間の受付業務研修を終えて、僕は自分の考えを改めました

具体的には、
やり方が分からないからしない、という発想は捨てる。
 どんな些細なことでも分からなければ聞けばいいし、ヨリタ歯科のスタッフは
 聞けば誰でも親切に教えてくれる。
 「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥

きちんとした対応が出来るに越したことはないが、それが出来ないからといって、
 しないといつまで経っても出来ないままである。
 そもそも上手く喋れなかったとしても、一生懸命であれば必ず患者さんには伝わるはず。
 また、マニュアル通りに対応できたとしても、そこに気持ちが入っておらず、
 流れ作業に電話対応するぐらいなら、マニュアルなんかなくても一生懸命に
 対応するほうが患者さんにとっても嬉しいはず。

面倒くさい、という発想からは何も生まれてこない。
 「僕がその電話を取ることによって、受付さんの仕事が一つ減ってよかった」くらいの
 発想が出来なければ、ヨリタ歯科の人間として、いや、一人の人間として成長しない。

といった感じです。
こんな単純なことに、9ヶ月の間気付きませんでした。
いえ、気付こうとしなかったと言ったほうが正しいのかもしれません。
見ようとした人のみに、見える
気付こうとした人にのみ、気づきが与えられる」のです。

受付カウンターが切られている理由
このことに関しては、ヨリタ歯科のHPにも載っていますし、
寄田先生もいつもおっしゃっているので、当然理解していました。

その理由は、
「来院された患者さんを受付越しに対応するのではなく、
入り口付近までお出迎え
するため」
のものなのですが、実際に受付にいてその光景を見てみると、
単純に、それだけの理由だけではないことに気づかされます。

上手く言葉では言い表せませんが、受付と待合、そして受付と診療室とが
一体になっているような感じがしてならないのです。

スマイルクリエーターのメンバーは、受付カウンターにとどまらず、
待合にも頻繁に向かい、患者さんとコミュニケーションを取っているし、
また診療室に向かいスタッフやドクターに連絡事項を伝えたり、カルテ出しを行ったり、
見学者の方の対応を行ったりと院内を縦横無尽に駆け回っています。

そんな彼女たちを見て、正直かっこいいとさえ感じました。

スマイルクリエーター
はっきり言って、ヨリタ歯科の受付業務は激務です。
一日100人をゆうに越える来院者がいて、電話もひっきりなしにかかってきます。
スマイルクリエーターとして、笑顔を絶やすことは出来ませんし、
毎日のように見学者が来て、彼女たちの様子を観察しています。

そのプレッシャーたるや、半端なものではありません。
また医院の最前線で、クレーム処理も行わなければいけません。
給料が、すごく高いわけでもありません。

そんな環境の中、スマイルクリエーターメンバーは手を抜いたりさぼったり
または、激務に嫌気がさして辞めていくことはありません。
ぼくはそれが不思議でしょうがなかったのですが、その理由がなんとなく
分かってきたように思います。

それは、
①自分たちが、ヨリタ歯科の顔であるという誇りがある
②一人一人が自分は、ヨリタ歯科に必要な存在であるという自覚がある
モチベーションの高い仲間が、常にそばにいる
などという理由からではないでしょうか。

僕は院長からよくご指摘を受けるのですが、こういった思いが
今の自分には不足していると感じます。
そもそも、僕がヨリタ歯科に就職しようと決意したのは、
この思いの部分を高めたいと思ったからです。
しかし今の自分を振り返ってみると、日常の臨床で実践できていないというのが現実です。

ヨリタ歯科の環境は、自分を高みに持っていくには最高の環境だと思います。
ここで自分を高められない人間は、きっとどこにいっても無理でしょう。
それだけこの環境は素晴らしいにも関わらず、それを活かしきれていないということに、
この受付業務研修を通して、振り返ることが出来ました。

勤務ドクターは受付に配置せず、診療室で診療させておくほうが、
医院の売り上げは上がるでしょう。
しかし、あえて受付に配置させ、気付きを与えるところに、
寄田先生の常人離れした人材育成を垣間見ました。

そして実際、僕は多くの気付きを得ることが出来ました。
こういった機会を与えて下さった院長に、感謝しています。
そしてなれない環境で、スマイルクリエーターのメンバーには、
いろいろとご迷惑をおかけして、申し訳ありませんでした。

今回の研修を通じて、僕が歯科医師として更なる高みへ
駆け上がっていくことをお約束します。

受付業務を知ることで、スマイルクリエーターのみんなの仕事に対する、
プライドやこだわりを知ることが出来ます。

そして相手の立場に立ってドクターとして、どのような行動をすればよいか、よく分かります。
これからも、受付研修を続けてまいります。

そして今回さらに、技工師さんの仕事に対するこだわりプライドも学んで頂きました。
以下は、森山先生の技工所実習報告書です。
ご興味のあるあなたは、是非ご覧下さい。

「ナチュラルデンタル」技工所見学の感想文

プロジェクトチーム「ビューティーチーム」の企画として、技工所見学に行き、
普段あまりなじみのない技工所作製に関する見学をしよう、という案が出ました。
ではどこの技工所に見学に行こうということになったとき、
一番に挙がってきたのが、「ナチュラルデンタル」でした。

自費がメインということもあり、田中さんは非常によく勉強されており、
そのこだわりの技術を一度でいいから、見てみたいという意見が、
スタッフのみんなから出てきました。
そして満場一致で、「ナチュラルデンタル」に技工所見学をさせて頂くこととなりました。

そして僕は、到着早々驚かされることになりました。
というのも、僕の思っていた技工所見学というのは、
「うちの技工所ではこんな風に、技工物をつくっています」とか、
「こんな設備を持っています」などという風な説明を受け、
技工所内を見学してまわるという感じでした。

しかし、田中さんが用意した技工所見学の内容とは、
ポーセレンを使ったペンダント作り
ポーセレンを使ったネイルアート作り」だったのです。

実習生のときにも、クラウンやデンチャーなど数多くの技工物を作成してきましたが、
恥ずかしい話、ポーセレンは触ったことがありませんでした。
正直どのような素材で、どのように作っていくかもちんぷんかんぷんの状態だったので、
初めて見るポーセレンにかなり興味津々でした。

実際触ってみると扱いが非常に難しく、微妙な色合いを出したりだとか、
グラデーションをつけることにとても苦労しました。
今回の実習が、「ポーセレンで上顎前歯を作りましょう」とかだったら、
途中でめげてしまっていたかもしれませんが、ペンダント作りであったため、
本当に楽しみながら、時間を忘れて実習することが出来たように思います。

ペンダント作りやネールアートという題材を用い、ポーセレンを扱うことによって、
実際技工士さんがどれだけ苦労して色調調整を行っているかを身をもって体験し、
単純に指示書に「A3.5」とだけ書いて、満足してはいけないと感じました。

細かく細かく指示を出し、これでもかというくらいに情熱を注ぐことによって、
技工士さんも、熱が入るのだと思います。
今回の一件で、僕の技工指示書に対する考え方がすごく変化しました。

休みの日だというのに、朝から晩まで付き合って下さったナチュラルデンタルの
皆様には本当に感謝しています。
しかも後日、見学の際のアルバムも作って頂き、僕達を楽しませて頂きました。
この心遣いに感謝し、今回学んだことは必ず、臨床に活かしていくことを心に誓いました。

これからも、新人研修プログラムは続きます。

院長の管理能力

日本歯科新聞に、月一回掲載されている
『 上間京子のちょっと言わせて 』 というコラムがあります。

日本歯科新聞に、月一回掲載されている
『 上間京子のちょっと言わせて 』 というコラムがあります。

5月13日(火)号のコラムのタイトルは、『 院長の管理者能力 』
その中で、たぶん私たちのことかな(?)という内容のものがありました。
まずは、その全文をご紹介します。

管理する、管理者という言葉に妙にアレルギー反応を示される先生が
少なくありません。
しかし、開業されている限り院長は経営者です。
企業でいえば一管理者どころか社長です。
歯科衛生士の私が偉そうな言い方で恐縮ですが、
その経営能力の2本柱「金」と「人」の管理だと思います。

管理という言葉を改めて国語辞書で調べてみると
「全体に気を配り、取り仕切ること」とありました。
私はこの管理という言葉を真摯に受け止めています。
決して上から押さえつけて一方的に人を動かすというような
意味には捉えていません。

「隣の芝生は青い」と言われるとおり、
外から見れば立派に見える医院でも、
中に入れば様々な問題を抱えているものです。
私のような立場で多くの医院にかかわりを持つと、
その現状に直面することになります。
院長とスタッフの狭間に立つからこそ、特に両者間の問題を
客観的に見ることができるのです。
その立場から言えば、医院の人的な問題のほとんどは、
まず院長の管理者としての自覚不足、そして能力不足によるもの
だと思います。

大阪のいわゆる「ワクワク系」の元祖である医院にいくようになって
4年になりますが、その医院のスタッフの何と明るい表情
気持ちの良い返事と挨拶、そして何より研修中の目の真剣さ
一度注意したことは翌月きちんと改善されているその医院力には
毎回驚かされます。
技術トレーニングや症例報告を中心とした基礎的な研修も
毎回嬉々とした雰囲気でどの医院より熱心です。
論より証拠、その理由はただ一つ、
ワクワク院長の卓越した管理者能力の結果です。

初めから管理者能力のある院長などいません。
人の管理が院長業の重要な仕事の一つであること、
それは若い歯科医師が真剣に医療技術を学ぶことと同等、
いいえ、それ以上に大切な学びであるということに“まず気付く”
このことから始まると思います。

管理者能力の低い院長に使われるスタッフの苦労と悲しさを
肌身にひしひしと感じている私だからこそ、
今月もズバッと直球を投げさせていただきました。

かなり気恥ずかしいですが、まさにその通り。
歯科医師といえども、医院を経営している以上、
院長は経営者(管理者)です。
その意味では、例え歯科医師であっても、
卓越したリーダーシップと、人間力を兼ね備えてた経営者(管理者)に
ならなければと、日々思っています。

裏を返せば、過去にそれ程、人の問題で悩んできたということ。
しかし、上間先生のコラムにあるように、
最近はかなり、その悩みから解消されているのも事実。

リーダーとして成長させて頂いたのは、やはりチームメンバーのお陰。
いいメンバーに出会えたことで、私自身成長させて頂きました。

ここで、私が考えるいい管理者になるための7つの条件

  • 部下(メンバー)が皆、輝いていること
  • 強固なチームワークができ、部下(メンバー)が自立的に行動していること
  • やりたい事ができ、それを認め合う風土を作っていること
  • トップが夢を熱く語り、その夢に賛同する、多くの部下(メンバー)がいること
  • トップが部下(メンバー)のことを、本気で愛していること
  • 部下(メンバー)が、辞めないこと
    もしくは、事情があり退職しても、またすぐ復帰する
    もしくは、いつか復帰したいと願っていること

そして、もう一つ付け加えるなら、

  • 部下(メンバー)全員に、トップ(経営者)が尊敬されていること

こんなトップに、私はなりたい。

愛されるDrになるための100ヶ条

日々の診療終了後
その日来院された患者様のカルテを、ドクター全員で確認しています。

目的は、

 ◎ 診療中の患者様には、今までの治療を振り返り、治療計画を再確認
 ◎ 初診患者様であれば、治療計画の立案、検証
 ◎ 治療方針の統一や、ヨリタイズムの浸透

など。

ここで得る知識や学びは、計り知れないものがあります。
一人では見えないこと、気づかないことが、
全員の目を通して見ることにより、さまざまな問題点や発見があります。

昨日もドクター全員で、カルテの確認をしました。
その時、私は参加者に、
『 私の愛するドクターの皆様へ 』と題して、以下の文面をお渡ししました。

私の愛するドクターの皆様へ

恵まれた環境にいる限り、人(ドクター)は伸びません。
自分の力で人を集めることの出来ない人は、
開業しても、思う結果は得られません。

物事の本質を見極める能力を、身に付けましょう。
そしてまずは、決められたルールをきちっと守り、
その中で、最高の結果を出しましょう。

ということで、

  • 待たせない診療を、心掛けましょう。
  • 時間通りに終わる診療を、心掛けましょう。
  • 患者様の立場に立った診療を、心掛けましょう。
  • 初診カウンセリングメモを毎回確認する診療を、心掛けましょう。
  • 衛生士のアポイントを取る時、事前に紹介する診療を、心掛けましょう。
  • 技術にとことんこだわった診療を、心掛けましょう。
  • 術前、術後は院長に必ず報告をする診療を、心掛けましょう。
  • 不満を口に出す前に、まずはメンバーに認められるドクターになる診療を心掛けましょう。
  • 新患配当で、メンバーから自信を持って勧められるドクターになる診療を心掛けましょう。

(一部抜粋)

そして今日の朝、私が診療室を訪れると、
私への伝言ボックスの中に、
『 愛されるDrになるための100ヶ条 』と題したレポートが。

森勝先生から、『 愛されるDrになるための100ヶ条 』が提出されました。
100ヶ条を明記することに、大いに意味があります。

今出来ているかいないか、全く関係ない。
何が何でも近い将来、絶対に多くの人に愛されるDrになりたい
そう決めるかどうか。
決めれば、やらなくてはならないこと、
なりたくてうずうずすることが、どんどん心の底から湧き出てくるはず。

何の疑いも曇りもない、ピュアーな言葉

信じる心が、形になります。
やりきる気持ちが、形になります。
プレッシャーに負けない意志が、形になります。
自分の可能性を信じ、未来を自らの力で切り開いてほしいと思います。

以下は、森勝先生のこだわりです。

  1. 自分のことのように親身に考えてくれる
  2. 診療スピードが早い
  3. すべての処置が痛くない
  4. 術後疼痛がおこらない
  5. ハキハキと話が出来る
  6. 説明が丁寧である
  7. 分かりやすい説明が出来る
  8. しっかり目を見てお話しできる
  9. 不安を解消してくれる
  10. 「よかったですね」を連呼できる
  11. 待合室に自ら患者様を迎えにいく
  12. 診療が終わった後も待合室まで見送る
  13. 待合室でお待ちの患者様にもこまめに声かけを行う
  14. エプロンをかける時は声かけを行う
  15. チェアーを倒す時も必ず声かけを行う
  16. ライトを目に当てない
  17. 水が飛ぶ時はお顔にタオルをかける
  18. 印象材がお顔についている時は必ずおしぼりをわたす
  19. すべてのことに対して細やかな気遣いが出来る
  20. 患者様の思いを引き出すことが出来る
  21. 再製がゼロに近い
  22. 形成がうまい
  23. きれいなTEKをつくる
  24. 噛める入れ歯を作る
  25. 診療以外でも感動を与えられる
  26. いつも笑顔である
  27. 最短診療回数で最大の結果を出す
  28. 瞬時に治療方針をたてられる
  29. アシストしやすい
  30. 予約時刻に診療室に入って頂く
  31. 診療修了予定時刻をオーバーしない
  32. 術後疼痛の起こりそうな方にはお電話で確認を行う
  33. 電話対応が適切である
  34. 次回持参金の連絡を必ず行う(患者様に恥をかかせるな)
  35. 次回来院日を一緒に決める
  36. サブカルテの記入が細かい
  37. 身だしなみが清潔である
  38. それと同時に綺麗好きである
  39. どんなことでもプラス発想である
  40. 勉強好きである
  41. 素直である
  42. 院内の雑務を率先して行う
  43. 人の嫌がる仕事をする
  44. ダメなところを指摘するのではなく、いいところを褒めれる
  45. 感謝の気持ちを忘れない
  46. 技工指示書への記入が細やかである
  47. 常に自分とメンバーの成長を考える
  48. 医院の成長についても考えることを怠らない
  49. 負けん気が強く、がむしゃらである
  50. 与えられた仕事のスピードが速い
  51. 次回の予約時間を確定させて診療を終える
  52. 切削量を減らす
  53. できるだけ抜かない治療を心がける
  54. 媚を売らない
  55. 人間力で勝負する
  56. 適正なセメントを使用する
  57. スタッフと同化しない
  58. キャンセル率を常に意識する
  59. 自分の患者さんがキャンセルした理由を考える
  60. 理由が分かればそれを改善してみる
  61. ブリッジのテーパーをもっときつくする
  62. 診療中最低5回は患者さんの名前を呼ぶ
  63. 患者さんにも自分の名前を覚えてもらえるようアピールする
  64. 毎回の診療で初診カウンセリングメモを読む
  65. 担当患者の背景をすべて頭の中に入れておく
  66. 担当衛生士の紹介を必ず行う
  67. 予防への以降をスムーズにする
  68. 診療開始時、必ず前までいって挨拶する
  69. 患者さんを寝たままで待機させない
  70. 印象をとるときに嘔吐感を感じさせない
  71. 対合歯の印象は硬化の早い印象材を用いて
    患者さんの負担を軽減させる
  72. 極力小児に泣かせない診療を心がける
  73. 舌圧の強い小児にはズーを使用しておこなう
  74. 絶対に治してやるという意志をしっかりと見せる
  75. 覚悟を決めて診療にあたる
  76. 必要以上に小児と仲良くならない(なめられて治療できなくなる)
  77. メンバーとはアカデミックな話をする
  78. わからない内容はお互い聞きあって助け合う
  79. ドクター間でも積極的に勉強会を行う
  80. スタッフの手本となるような行動が基本である
  81. 毎朝スタッフが来る前に医院の環境を整えておく
  82. 説得力のある話し方を心がける
  83. エビデンスに基づいた話を行う
  84. スタッフの休憩時間を確保することに努める
  85. 母性の心を持って、スタッフに愛情を注ぐ
  86. 父性の心を持って、スタッフに喝を入れる
  87. 自分の悪い点(改善点)を言ってもらえる雰囲気をつくる
  88. 感情をコントロールする(イライラしない
  89. 心を常にニュートラルの状態にしておく
  90. 技術練習を怠らない
  91. お金の許す限りセミナーに参加する
  92. 医院内の勉強会をもっと活性化させる
  93. 自分が院長だという意識、気概を持つ
  94. 院長とスタッフとのパイプになる
  95. 患者さんの来院動機を意識する
  96. そしてそれにあわせた対応を心がける
  97. プロジェクトチームでの話し合いを積極的に行う
  98. 他のプロジェクトチームとも連携を図る
  99. 不平不満は何があっても口にしない
  100. 輝いている自分をイメージし、あとはそれを実践するのみ

高度な技術と、並外れた向上心
人の心の痛みが分かる、深い慈愛の心を持った、
愛情いっぱいのドクターに育ってほしいと思います。

人は強く願えば、成りたい自分に成れるのだから。

ドクター研修試験

今日も、若手歯科医師対象の、研修試験を行いました。
テスト範囲は、『 歯医者に来る人の心理学 』(東京臨床出版)に
書かれている内容について。

私たちの医院は、ヘルスプロモーション型予防歯科
すなわち、健康な人が健康を維持するため、自らの意志で来院する。
歯科医療を通じ、来院者の皆様の健康感を高めたいと、願っています。

内外に健康情報を発信します。
健康意識向上のため、診療室でも様々な形で、コミュニケーションをとります。
来院者の皆様が、生き生き輝くためのサポートをしています。

そのためには、医院で働くメンバーの皆様も、輝いている必要があります。
仕事が楽しい。
患者様との、コミュニケーションが楽しい。
自分を認めてくれる、仲間や上司がいる。

言うのが簡単ですが、実現するのは困難。
でも私たちは、ここにこだわっていきたいと思います。

やりたいことは、明確。
手順も、明確。
出来る環境も整っている。
あとは、即実行するのみ。

若手ドクターにとって、今日も多くの学びがあったと思います。
来院者に正面から向き合う姿勢が、人の自立的行動につながります。
上辺だけでない、心からのお付き合いをしてほしいと思います。

ちなみに、今日の試験問題は、こんな感じでした。(一部抜粋)

  • ヘルスプロモーションの定義
  • ヘルスプロモーションのため、専門家が行う3つのプロセスとは
  • 自律している組織(歯科医院)おける、リーダーシップとは

若手勤務医、そして研修医のあなたへ

今は、歯科医師過剰時代

「今さら歯科医師になってもね~」
「この先開業しても、成功出来ないよ」

そんな言葉を、投げかけられたことはありませんか。
確かに、歯科医院の5人のうち1人が、
ワーキングプア(年収250万円以下)という記事も、マスコミで取り上げられました。

実際開業しても、厳しい状況です。
また、歯科技工師の離職率は80%
歯科衛生士学校が3年制になり、定員が集まらず、
廃校せざるを得ないケースも、出てきました。

すなわち、業界全体が沈んだ傾向。
暗い話ばかりが、耳に入ってきます。

しかし、歯科医療はなくてはならない分野
なくなることはありません。
自分で変えることの出来ない制度環境を嘆いたり、批判するのではなく、
自分自身を変えてみてはどうでしょうか。

過去の良き時代では、真面目にやれば成功しました。
厳しい今の時代だからこそ、本気でやればやるほど
結果がついてきます

 ・ 一度しかない歯科医師人生、どう生きたいのか
 ・ 一度しかない歯科医師人生、どんな理想を描いて、そして実現していくのか。
 ・ あなたの理想の歯科医院とは
 ・ あなたの尊敬する歯科医師とは
 ・ あなたをサポートしてくれるチームメンバーと、どのような関係を築きたいのか

これら5つの質問に明確な答えを出すことで、必ず明日が開けてきます
あなたの夢はなんですか。

夢を叶える7原則

  • 夢は 願えば叶う
  • 夢は 仲間と共に叶う
  • 夢は 楽しみながら叶う
  • 夢は あきらめなければ叶う
  • 夢は 一歩一歩叶う
  • 夢は 励み続ければ叶う
  • 夢は 信じれば叶う

自分を信じ人を信じ未来を信じることで、
道は必ず開けてきます。
そしてその道は、平坦ではありませんが、
決して、辛くて苦しいものではありません。

楽しくて、仕方がない。
進めば進むほど先が見えてくる
そして沿道には、あなたをサポートしてくれる多くの人々の
笑顔と感謝の言葉

そんな、やりがいがあふれる歯科医師人生
あなたが歩むお手伝いを、私たちなら出来ると実感しています。
是非、私たちの考え理念活動にご興味あるあなたはご連絡下さい

そしてまずは、見学にお越し下さい
今のあなたの勇気ある行動が、
今では想像がつかない程、明るい未来のあなた
出会えるきっかけになるかも。

私たちだからこそ、出来ることがあると思っています。

予想を超える

今日は、ヨリタ塾開催日
診療終了後にも関わらず、ドクター14名が集合。
熱く将来の夢を、語り合いました。

今回のテーマは、“予想を超える”
与えられた仕事をイヤイヤするのではなく、自分の意思で楽しくする方法
それは唯一つ、与えられた以上の結果を出すこと。
すなわち、予想を超えること

例えば、与えられた期限より早く
しかも、与えられた以上の内容、クオリティーでやりとげること。
それにより、やったことが認められ、評価が上がる

人は褒められた時
「やってよかった」
「頑張った甲斐があった」
「自分も出来るんだ」

そう感じます。
すなわち、自分自身の可能性に気付くのです。

今、ヨリタ歯科メンバーは、私の予想をはるかに超えるスピード
成長しています。
それにつれ患者様満足度も上がり、信頼と評価が得られるようになりました。

それに比べると、ドクターの意識はまだまだこと。
有能なメンバーと、ヨリタ歯科クリニックを心から愛する
多数の患者様に守られ診療しているため、
自分の本当の実力を、理解していない。
言い換えれば、自分の力で患者様が来院していると、錯覚しています。

本来持ち合わせている、力を全て発揮すれば、
最高の評価が得られるにも関わらず、
「自分はこの程度だ」と、限界を作ってしまっています。
もったいないと思うことも、しばしば。

だからこそ、ヨリタ塾の開催の意味があります。
定期的に開催することで、志気が高くなります。

予想を超える結果を出している、2年目ドクター
予想をはるかに超える結果を出し続けている、
2年目のパートナードクターの発言や、考えに触れることで、
眠っていた闘志や情熱が、再度湧き起こります。

人生とはすなわち、自分に与えられた時間そのもの。
短いか長いか、それは人それぞれ。
しかし、その限られた時間覚悟を決め、
無駄にすることなく、精一杯一生懸命
一心不乱に過ごすことが出来た人が、人生を大いに楽しむことが出来るのです。
生きる喜び幸せを、体いっぱい感じることが出来るのです。

ヨリタ歯科クリニックで勤務医として過ごす時間は、
実はそれほど、長くはありません。
早くて1年、長くても3~4年でしょう
出来れば短期間で、出来るだけ多くを学び、そして巣立ってほしいと願ってます。
ここは圧倒的に学べ成長できる環境にあります。

そして、ここで本気で学びたいと願う人は、後を絶ちません。
そのためにも、早く成長し、旅立ってほしいと思います。

時間はまだまだある、ゆっくりやればいいという人は、
私たちの医院には、ふさわしくないでしょう。

常に、予想を超える行動をする。
常に、予想を超える結果を出す。
常に、予想を超える評価を得る。

ヨリタ歯科を目指すあなたは、その覚悟が必要です。

出来る人

出来る人、出来ない人の差は、どこにあるのだろう。

先日、『予想を超える』 というコラムを書きました。
ズバリ、出来る人は周囲の予想を超える結果を出す人。

そのためには、周囲からの期待、周囲が望む状況
周囲のおかれた環境を、敏感に察知する能力を持ち合わせる人に
ならなければ、と思います。

出来る人と、出来ない人との差。

それは、どうすれば最大限の効果を出せるか、
どうすれば周囲に受け入れられ、喜んで頂けるか
それを24時間、考え続けることが出来る人かどうか。

私は診療終了後、ドクターとこの日あったことを話し合います。
今後の治療方針、計画であったり、
クレームや問題点の共有、対応であったり、
改善策の協議であったり、
さまざま。

それら全てを自分のこととして捉え、自分ならどうするか
真剣に考え、行動できる人になってほしいと思っています。

出来る人と、出来ない人の

決める
か、決めないか。
やるか、やらないか。

出来る人は、決断力と実行力のある人
答えはシンプル、なのです。

若手ドクター育成セミナー開催

今日の診察終了後
午後8時より約3時間ドクター向けセミナーを開催しました。
セミナー講師は、いつもお世話になっています、
(株)経営戦略研究所の岩渕 龍正さん

勤務医ドクターが、いかに開業して短期間で成功(?)するか、
その心構えや考え方、行動方針について、熱く語って頂きました。

単純ですが、その極意とは、
開業してから院長業(社長業)をするには、遅すぎます。
今から経営者として考え、行動すること。

すなわち、開業するまでの3年間は、“それだけ”を考え行動する
必ず成功する
結果を出すと覚悟を決めて、あとは即実行

そう、実践の量が結果を決めているのです。

今まで、誰もやっていないこと
誰もやっていない実践の量を、ある時期、集中してやり続けること
分かりやすく言うなら、朝から晩まで仕事のことだけを考える
そんな時期が必要だと、熱く力説していました。

ということで、覚悟を決めるため、
参加ドクター全員に、No.1宣言をして頂きました。
発表者順に列記しますと、

① 吉田先生 患者様への資料作り No.1
② 森勝先生 院長とスタッフとの1番のパイプになること No.1
③ 永山先生 海外歯科情報通 No.1
④ 岡山先生 スタッフへの気配り No.1
⑤ 志賀先生 ペリオ知識 No.1
⑥ 高木先生 周囲にプラスの影響を与える No.1
⑦ 永井先生 マタニティ歯科医 No.1
⑧ 大西先生 医院改善提案 No.1
⑨ 森知先生 スタッフの心の支え No.1
⑩ 神田先生 補綴処置 No.1 二次オペ No.1
⑪ 松本先生 自分のされたい医療の達成 No.1
⑫ 武藤先生 スピード No.1
⑬ 上杉先生 訪問診療 No.1
⑭ 大林先生 インプイラント・マネージメント No.1

私が今、最もやりたいこと
それを考えるだけで、心がワクワク楽しくなり、興奮してしまうこと
それはズバリ!!

若手歯科医師の育成

夢が持てない、将来の希望がない、仕事が楽しくない。
そんな若手歯科医師と出会うことが、最近多くなりました。

しかし、よくよく話をしてみると、
本人は、医療に対する明確な思いや夢があります。

しかしどうすればよいか分からない、
夢を実現している、モデルになる人がいない。
残念だと思います。

何とかしてあげられないかと、悩みました。

それって、私なら出来るかも。
いやいや、私しか出来ないかも。
こんな私でも、お役に立てるかも。
最近、そう思うようになりました。

思えば、即実行
たった今、岩渕さんからも教えて頂きました。

ということで、新会社で若手ドクター育成
本気でやることに決めました。

まずは、ヨリタ歯科グループ内で、
若手ドクター育成マニュアルを整備しました。
そしてそれに基づき、来年4月より研修医を受け入れ、
私たちらしいやり方(ヨリタウェイ)で、ドクター研修を行います。

私たちには、過去2年間の経験があります。
場所は、上本町ヒルズ歯科クリニック
内容は、週1回、若手ドクターが全員集合。

午前中は、講義とテスト
午後は、模型実習
これを、約3ヶ月行います。
この間、私だけでなく、他の勤務医の先生や
パートナードクターにも、講師になって頂きます。

その後、各パートナー医院での実地研修です。
定期的に各医院で、臨床実習を行います。

何度も言いますが、これは単なる有能な勤務医
採用するためではありません。
あくまで、教育(研修)です。
その間クリニカルパスを整備し、診療レベルの標準化も図ります。

そして研修終了後は、さらに専門分野を学べる環境を提案し、
レベルアップを計ります。
開業のサポートも行うことを、考えています。

私たちにはすでに、パートナーシップ制度があります。

これらの研修制度を通じ、
これからも人が輝く組織
夢が叶う仕組み
人が伸びる医院を本気で作っていきたいと、
心からそう思いました。

本気でやれば、どんなことでも実現出来ます。
その目的と意味が明確で正しければ、必ず支持されます。
本心からやりたいことだから、迷いはありません。
必ず結果が出ます

岩渕セミナーを受講して、私が一番多く学んだように思いました。

ドクターに求めるもの

私たちは、初めて訪れた患者様には必ず、カウンセリングを行っています。
患者様への思いを、時間をかけて聞く。
本当にお越しになった理由を、お尋ねする。
心から交流を、深めたい。
お口の中ばかりを見るのではなく、患者様自身を知りたい。

人の結びつきご縁を大切にしたい。
少しでも、リラックスして治療を受けて頂きたい。
患者様に合った、ベストの治療方針を提案したい。
私たちの考えも、知って頂きたい。

従来の削って詰める治療から、歯を守るため定期的に私たちの医院を訪れてほしい。
カウンセリングの目的は、様々。
しかし、カウンセリングすることなしに、患者様の思いを時間をかけて聞くことなしに、
治療が始めることは、あり得ません。

患者様に信頼と満足を得ることが出来ないことを、知っているからです。
特に大切なのは、その意識をドクターが一番強く思うこと。

歯ばかり見るドクターは、私たちの医院には必要ありません。

カウンセリングメモに書いてある、真の患者様の思いに耳を傾けないドクターは、
私たちの医院には必要ありません。

必要な検査をすることなしに治療を進めるドクターは、
私たちの医院には必要ありません。

初めてお会いした患者様にレントゲン写真ばかりを見て、
治療計画をその場で立てるドクターは、私たちの医院には必要ありません。

治療技術ばかり追求する、もしくは自分には治療技術がまだまだ伴わないからと言って、
自信なさそうに話すドクターは、私たちの医院には必要ありません。

私たちがドクターに求めるのは、高い治療レベルを持ち、
患者様への心から思いやり
に満ちた人。
今は、まだまだ足りなくても、近い将来、そんなドクターになると決めている人。
もちろん、私もその一人

人は、自分にないものを欲しがります。
ないものねだりの私ですが、そんなドクターに囲まれ仕事がしたいと心から思っています。

感想文

長かったドクター研修も、6月で全て終了
参加した3名のドクターにも、充実感、達成感、満足感
にじみ出ていました。
本当に素晴らしいこと。

私自身、短期間でよくここまで成長してくれたこと、
感謝の気持ちでいっぱいです。

研修前と後では、仕事に対する取り組み、向き合い方が、
すべて違っているように見えます。
もちろんやる前から、モチベーションは高かったのですが、
さらに、上がりました。

ということで、修了証書をお渡ししました。

下は、研修感想文です。
ご興味のあるあなたは、是非お読み下さい。

ようやく長かった3ヶ月のドクター研修を終えることができました。
この3ヶ月間本当にいろいろな書籍、DVD、CD、マニュアル、HPを見ました。
そして自分のものにしようと必死になりました。

最初「3ヶ月間ドクター研修を行います」と言われたときは、
正直かなりテンションが下がっていました。
やらされた感満載で、楽しむことなど全く出来ませんでした。
これがストレスになり、体調を崩してしまうこともありました。

しかし途中から考え方がガラッと変わりました。

なぜ僕にこういう課題を課したのか、今の自分にこの課題は必要なのか、
この課題をやり遂げることによって自分に得られるものはあるのか、
ということに対し冷静に考えてみることにしました。

そして出た結論は、「この課題は僕の成長にとって必要不可欠!」
というものでした。
成長するためには努力が必要ですし、
得てしてそれは時に苦痛をともなうものです。

しかし人は成長するとわかっていても、なかなかその厳しい環境に
自分の身を置くことを避けてしまいます。
誰だって楽がいいんです。

でも落ち着いて考えるとこれはまたとないチャンスなのです。

普通の医院に勤務医として働いていて誰がこんな経験ができるでしょう。
普通受付研修などさせてもらえませんから。
そう思い始めてからは楽しんで研修に臨めたような気がします。

またやる気に拍車をかけたのは、
月一回のヨリタ塾での一件があったということもあります。
居酒屋てっぺん大嶋社長のブログを読んでビビッときました。

それは、
「やらされ感が消えず、モチベーションが全く上がらないのですが、
どうすればよいですか?」
という質問に対し、大嶋社長が答えていたものです。

「やらされ感を5秒で簡単に消す方法があります」と言い切っていたことに、
正直面食らってしまいました。
それは「与えられたこと以上のことをすればよい」というものでした。

感動しました。
久々に震えました。
これだ!と思いました。
与えられたことを与えられただけやっていては楽しくもなんともありません。
仕事にしても遊びにしてもやらされてやっていては、
これほど苦痛なことはないのです。

それから僕は試験の際、
意識的に「誰よりも解答用紙をびっしり埋める!」と決めました。
実際一番書けていたかどうかは分かりませんが、こんな風に感じれたことが
僕の中では非常に重要な意味を持ったと思います。
3ヶ月という長いようで短かったこの期間で、
僕は少し大きくなれたよう気がします。
今回学んだ多くのことを、次の若手ドクターに少しでも伝えていければと
思います。

歯科医師  森山 勝行

今回この研修を受けて思ったことは、
開業する歯科医師はこのような研修をすることなく、
開業されている先生がほとんどなので、
開業してから苦労することが多いだろうなあと感じたことでした。

歯学部に編入することを決めたときから、
私は開業するということを意識していましたので、
いろんなお店に行っても学ぶこともありましたし、
今回の研修でも多くのことを学びました。

一番やってよかったと思えるのは、受付の研修でした。
受付の役割というのは、歯科医院を開業したりするまでは、
なかなか考えることの少ないポジションだと思います。

受付業務も今回体験させていただいて、
診療室の裏側ではこんな仕事がされていて、こんなに忙しくて、
こんなにややこしいんだ、ということを感じると共に、
受付メンバーにたいして 『すごいなー』という尊敬に近い思いを
持つことができました。

受付のみならず、衛生士であったり、助手であったり、
はたまた院長であったり、やってみるとその苦労というのは、
自分が考えている以上のものがあるのだろうな、と考えると
周囲のメンバーのありがたさについて実感することが出来ました。

また、さまざまなDVDや書物からのテストでは、経営にとって大切なこと、
大きな学びを得ることができました。

これを私の将来の歯科医院の運営に生かして、
絶対にみんなに喜んでもらえる歯科医院を作っていきたい、
と改めて思えました。

歯科医師  吉田 賢慈

決断力

私たちの医院には、多くの勤務医の先生がいます。
もちろん、パートナードクターと呼んでいる院長もいます。

ここ数年間、多くの先生と正面から関わっていく中で、
見えてくるものがあります。

すなわち、この人は成功するドクターになれるか、
並みのドクターで終わるのか(失礼な言い方で申し訳ありません)。

以前のコラムで、メンバーに愛されるドクター尊敬されるドクターが、
成功するドクターであるという話をしました。

そしてさらに今回、成功するドクターの条件を付け加えるなら、
期待を超える発言、行動が出来るドクター。

並みのドクターなら、頼まれごとを頼まれごととして、
ただ言われた通り、期限ぎりぎりでやる。
成功するドクターは、頼まれごとをその意図や思いを汲み取り、
それ以上に、期限より早く仕上げてきます。

それは、相手が驚く顔がみたいから。
相手に、喜んで頂きたいから。
アドバイスを受け、さらに期限までに改善したいから

そしてもう一点、成功するドクターの条件
素直であること。

こちらがアドバイスしたことは、まずは守ってみる、やってみる。
イヤな顔もせず、言い訳をせず、人や物のせいにせず、
返事は「ハイ」か「イエス」。
しかも、0.2秒以内に返します。

この2点が出来れば、スーパードクターになれるはず。

これって、上司から見た、ただの都合の良い新人みたいに
思うかもしれません。

しかし、そうではありません。
大切なのは、周囲のメンバーや上司が、
その人の力になりたいと思う人になること。

大切なのは、いつまでも初心を忘れず
志を高く持ち、夢を追い求める努力をする姿勢を、周囲に見せること。
そんな人になれば、必ず上司がチャンスを与えてくれます。
スポットライトが、当たるようになります。

私が言いたいことは、成功は一人では出来ない。
自分の力だけでは、出来ないということ。
他人の支えや援助があり、初めて勝ち取ることが出来るようになります。

だから、人のために尽くして欲しいと思います。
パートナードクターは、全員成功しました。
しかしこれは、多くの人の支えがあったから。

そして、それを恩に感じ、今も感謝の気持ちを持ち続け、
今度は周囲の人の幸せ作りに、貢献しています。

何か説教じみたり、教訓めいた話になりましたが、
やはり、これが本質ではないでしょうか。

あなたは周囲の人に愛され、尊敬され
そして感謝されるドクターになりたいですか。
その覚悟が、出来ていますか。

私はまだまだ不完全な人間ですが、その覚悟と決断は、出来ています。

学び

ヨリタ歯科クリニックは、開業以来約10年間は、ドクターは私1人でした。
メンバーも、4~5人
歯科診療所では、一般的な規模です。

その頃は、1日40人~50人の患者様を診療させて頂いていました。
日々忙しくはありましたが、一生懸命診療に没頭。
充実した日々を、過ごしていました。

患者様に対する姿勢は、今もあの頃も全く変わっていないと思います。
今ももちろん、仕事は楽しんでいます
診療している日は、誰よりも忙しく働いています。

やはり、患者様と直接お話しすること
多くの患者様の笑顔に出会うことが、何より嬉しく思います。
元気が出ます。

しかし今は、経営者としての仕事が増えています。
すなわち、強固なチームワーク作り。
そのため、一人一人にやりがいを与えること、これが最も重要な仕事になっています。

私は、いつも学んでいます。
出来ないことがたくさんあります。
次々、課題が与えられます。
その都度、自分の未熟さを知り、もっと成長しなければ、とつくづく思います。

人が集まるのも、人が離れるのも、
人が輝くのも、人が色あせるのも、
人が伸びるのも、人が伸び悩むのも、
全て、自分のせい

自分が、引き起こしているのです。
全ての原因が私にある以上、私が成長していく必要があります。
変わる必要が、あります。

自分の心に、素直になれる人になります。
自分に、嘘をつかない人になります。
人を、心から愛する人になります。

歯科医師になって、21年。
経営者になって、17年。
これからも、学び続けます

あなたなら出来る

職場環境で、お悩みのあるあなたへ。
周囲の環境を作り出しているのは、自分
自分の発言、行動により、反応した結果が今あるだけ。

だから違う結果を得たい、今の現状を変えたければ自分を変えるしかありません。
強い覚悟と信念を持って決めたことを、ただ淡々とやり抜きましょう。
私なら出来る」と、言い聞かせて。

前を向かず、現状から目を背けても何も変わりません。
働く環境(職場)を変えても、何も変わりません。
その場しのぎの言い訳は、何の役にも立ちません。

嘘か、誠か
本心か、虚心か
薄っぺらなものは、透かせば全て見透かせます。
塗り固めたものは、ちょっと動かせば、すぐヒビが入り、はがれます。

あなたのしたいことは、何ですか。
あなたの進むべき道は、どこですか。
そしてあなたは、誰ですか

今の職場の中に、その答えが全てあるはず。
まだまだ、ここで出来ることはいっぱいあります。

周囲ばかり、見ないで下さい。
他人と、比較しないで下さい。
あなた自身を、見つめましょう。
あなたなら、出来ます

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