歯周病について
歯周病についてです。
さあ、みなさん歯周病ってどこの病気かご存知ですか?
歯科に関心のあるみなさんなら、よく知っているかもしれません。
そう読んで字のごとく、歯の周りに起きる病気です。
その病気を調べる時にプローブという細い器具を使います。
歯医者に行って『3,3,3 4,4,4』 など、歯ぐきの検査をされた方は多いと思います。
この検査では歯周ポケットの大きさと、そこからの出血の具合を見ています。
歯周ポケットは大きい方が悪く、通常3mm以内なのですが
大きくなると、たくさんばい菌を溜め込むことができるので、悪くなりやすいです。
そして、そこからの出血は、今現在そこに炎症があるかどうかを、示しています。
ようは傷口を触ると、出血することと同じ原理です。
お口の中は、みなさん見えないからあまり気にならないかもしれませんが
歯周ポケットが深い場合、歯全体でその表面積は手のひらぐらいになります。
出血がある場合は、現在炎症があることをしめしますので
手のひらサイズの火傷が口の中にあると思ってください。
それだけでも、結構恐ろしいですよね。
しかし、お口の中にはさらに問題があります。
この歯周ポケットに歯垢やプラークと呼ばれる、ばい菌がたまってしまうのです。
そのばい菌の量は、ほぼ糞便と同じと思ってください。(汚くてごめんなさい)
たとえばあなたが手を火傷して、そこに糞便をずっと つけている。
考えただけでも非常に体に悪そうですよね。
しかし、お口の中は見えないだけで、同じ事が実際に起こっているのです。
このような状況を放置しておくのは歯だけでなく、全身にも影響を及ぼしかねません。
しっかりと歯を守り、全身の健康を守るためには、歯周病治療が必要不可欠です。
歯周病治療長くて、時間のかかる治療になりますが、
より健康になるために、みなさん一緒に頑張りましょう。