嚥下と舌
こんにちは。
ヨリタ歯科クリニック、訪問歯科衛生士の西村です。
訪問歯科部門で働いてる私は、最近は口腔機能の検査をすることが増えてきました✨
今日は、『嚥下と舌』についてお話します。
私たちが訪問に行く患者様は、80歳代から100歳の方がほとんどです👵👴
歯も大事ですが、舌も大事な機能を持っています。
残念ながら、年齢と共に舌も衰えてしまいます。
舌は、筋肉でできていて、歯がたとえなくても上あごとはさんで食物を潰したり、
潰した食物をまとめて喉まで持っていき嚥下をスムーズにさせる役割があります。
歯を喪失したあとに、義歯やインプラントを入れないままにしていると、
舌がだらんとして筋肉が落ちてしまいます😔
粘膜と舌のバランスが悪くなり、舌肥大を引き起こすのです。
舌の動きが悪くなると、嚥下に影響が出ます😰
飲み込むタイミングが取れなくなり、むせたり誤嚥してしまうこともあります。
舌の力がどれぐらいあるか計測できる舌圧計という機械で測定してみると、
この年代の方ほとんどが舌機能が低下していることがわかります(写真2枚目)
検査は風船になってる部分を舌と上あごで潰すだけで、舌の力の数値が出ます。
舌圧が弱い場合は、舌のトレーニングを続けてやっていきます👅
若い時に習慣づけて欲しいことは、
30回以上噛んで食べること、普段から猫背にならないよう過ごすこと、
お食事中も背中は丸めないことも嚥下には大事なので意識してみてください。
年齢を感じてきたり、飲み物でもむせることが増えたり、滑舌が悪くなったり、
舌苔がついてきたら舌が衰えてきたサインです。
好きなものを人生の最後まで味わうためには、舌をしっかり動かしましょう!✨✨
<訪問歯科衛生士 西村>