歯の役割
歯の役割というと、どんなものが思い浮かびますか?
まず第一は、食べ物を噛むために必要な「咀嚼」という役割です。
このほかにも、口から出す音を調節する「発音」という役割があります。
この二つの役割は、日常生活において欠かすことはできません。
特に咀嚼という役割は、ただ食べ物を細かくするだけではなく、様々なプラスの効果を与えてくれています。
咀嚼することで起こる唾液の分泌が消化を促進したり、満腹中枢を刺激することで食べすぎを防ぐことができます。
また、よく咀嚼することは認知症の予防にもつながると言われています。
このように咀嚼によってもたらされる効果は様々なものがあります。
ぜひ、日頃から咀嚼を意識しながら食べてみてください。
ちなみに咀嚼運動を鍛えるには、噛みごたえのある食べ物を時間をかけてしっかり噛むことが大切です。
咀嚼運動を鍛えることで、より高い効果を得ることができます。
そしてもう一つの重要な歯の役割が発音ですが、声というものは、声帯が振動することで音となり、それが歯や舌・唇の形によって変化してできます。
そのため、歯に問題があると、何らかの発音障害がある可能性が考えられます。
矯正も含めて、治療すべき歯はきちんと治して、咀嚼や発音が正しく行えるようにしたいですね。
森山 知子