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赤ちゃんの『原始反射』とは?

こんにちは、歯科医師の高橋です。

 

 

最近、息子が誕生しました。

最近は大学時代に習った、様々な原始反射
実際に息子で試して成長を実感しています。

そこで本日は、『原始反射』についてお話ししようかと思います。

原始反射とは、
赤ちゃんが身体に刺激を受けた時に、無意識に反応する動作のことです。

出生直後から確認されます。

これらの反射は、赤ちゃんが外界に適応するための機能であり、
神経系が発達していくことで、徐々に無くなっていきます。

原始反射には、
歩行反射
モロー反射
緊張性頸反射
把握反射
バビンスキー反射
哺乳反射
などがあります。

今回は、『哺乳反射』についてお話ししたいと思います。

哺乳反射の中には、
探索反射
捕捉反射
吸啜反射
があります。

赤ちゃんが産まれた直後から、自分でミルクを飲んで成長していくために、
あらかじめ備わっている反射です。

◆探索反射
唇や頬に何かが触れるとその触れたものを探すように上下左右に首を振る反射

◆捕捉反射
唇や頬に何かが触れると唇や舌を使ってその触れたものを捉えようとする反射

◆吸啜反射
口で乳首などを咥えると、舌をなめらかに動かして、その咥えたものを吸う反射

このような反射が赤ちゃんには見られます。

すごいですよね。
産まれたばかりの子供は何も言わずにこの反射を使って、命を繋ぐミルクを飲むのです。

生後約6ヶ月になると、下の前歯が生え始めます
歯が生え始めると、離乳食を食べ始めます。

またここで赤ちゃんは大きな成長を始めます。

これからも息子を観察しながら、口腔機能の大切さ、
赤ちゃんのお口についてお話しできればと思っております。

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