Dr.ブログ

笑気麻酔について

こんにちは!
ヨリタ歯科クリニック、歯科医師の平です。

いきなりですが、歯医者さんの虫歯治療と聞くと、
●歯を削る
●怖い
●痛そう

などのイメージをもつと思いますが
ヨリタ歯科では、怖がりさんが安心して治療しやすい環境を整えています

それが、笑気麻酔、静脈鎮静、などです。

症例によって、使い分けたりしますが、
今回は、笑気麻酔について詳しくお伝えしていきますね。

皆さん、『笑気麻酔』って聞いたことがありますか?

笑気麻酔(笑気吸入鎮静法)とは、鼻にチューブをつけて、
亜酸化窒素N2O(笑気)と酸素の混じった気体を吸う
ことによって、
鎮静状態にさせ、不安や恐怖心を軽減した状態で治療が受けられるものです。

笑気は無色無味のガスで、ほのかに甘い香りがします。
鎮静、睡眠、鎮痛の作用があり、痛みを感じにくくしたり、リラックスさせたりします。
副作用の心配はほとんどありません。
肺から血中に急速に溶け込み、5分以内で鎮静状態に到達します。
また効果が切れるのも早いので、ガスの吸入が終われば、すぐに元の覚醒状態にもどります。
全身麻酔とは違って、意識はあり、歯科スタッフとお話はできます。

以下の方は、笑気には向いてません。

アレルギー性鼻炎などで鼻がつまっている方
喘息等で呼吸器疾患のある方
妊娠初期、授乳中の方

処置の流れは下記の通りです。

鼻にチューブを付けて呼吸の練習を行います(歯科治療中は鼻呼吸で行ってもらいます)
数分程度、酸素を吸ったら、笑気ガスの吸入を開始します。
5分程度で鎮静状態になります。
痛みを伴う処置の場合は、局所麻酔(注射の麻酔)を行います。
処置中は歯科スタッフが問いかけしたら応じれるぐらいの意識状態です。
ほろ酔い状態のような感じです。
処置が終わったら、笑気のガスの濃度をさげていき、酸素を吸ってもらいます。
数分で元の覚醒状態に戻ります。

状態が安定し、異常がなければ、お帰りいただけます。

以上が、笑気麻酔についてでした!

どんな治療でも、笑気麻酔を使うことは可能です。
もし、歯の治療が怖いと悩まれている方がいましたら、スタッフに相談下さいね。

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