口腔環境と虫歯について
こんにちは、歯科医師の高山です。
最近天気が崩れがちで、空も雨が降ったり止んだり忙しそうですが、
皆さんはどのようにお過ごしでしょうか。
暑さもどんどんやわらいできて、秋を感じますね。
さて、コンビニの商品でも秋の新作スイーツがたくさん陳列されていますが、
皆さんは何か食べられたりしましたでしょうか。
私は某コンビニのクイニーアマンを食べたのですが、美味しくって
1日にたくさん食べてしまうのが悩みになってます。
クイニーアマンというスイーツは、飴がけされているのを
ご存知でしょうか。
飴がけとは、フランス語でキャラメリゼと言って、砂糖を煮詰めて
カラメル状にする加工のことを指します。
この砂糖こそ、虫歯の原因になっている細菌の基質、
いわゆる「えさ」になります!
アメリカのKeyesと言う学者さんが、虫歯になる要因として
3つ挙げています。
①歯の質、唾液(宿主条件)
②食物
③細菌
この3つが揃った時に虫歯が発生するとして、
「Keyesの3つの輪」と呼ばれています。
ただ現在では、虫歯ができる要因としてこの「Keyesの3つの輪」に
「(食べ物や飲み物を口にしてから磨くまでの)時間」が加わった
「Newbrunの4つの輪」という考え方が主流になってきています。
皆さんも砂糖の摂取はほどほどに、虫歯にならないように気をつけて
美味しい秋の味覚をお楽しみくださいね。