歯科ドッグ
こんにちは。森山知子です。
皆さんは、歯科ドッグというものをご存知ですか?
いわゆる人間ドッグは、からだ全体を検査して、自覚症状のない疾患を
早期発見し、疾患予防につなげるためのものです。
歯科ドッグは、お口の中に焦点を当て、様々な検査を行うことで
これから起こり得る口腔内のリスクを、早期発見することで
事前に対処したり、予防につなげるためのものです。
ドッグの内容には、色々なものがあります。
代表的なものは、歯科検診と歯周病検査です。
これらは、保険適応です。
ほかにも、むし歯のリスクを判定する唾液検査や、口腔内の細菌を
調べる位相差顕微鏡検査など、保険適応外のものもあります。
実際、治療が必要な段階に至るまえに、むし歯や歯周病は防げるにも
関わらず、自覚症状がないために放置し、悪い状態になってから歯科を
受診するケースが、非常に多いです。
先進国の中でも、予防歯科において、日本は大きく遅れています。
歯科医院に行くのは、「痛くなったときだけ」「気になったときだけ」では、
大切な歯を守ることは、できません。
自覚症状がないうちからチェックしてこそ、きちんとした予防ができます。