[’08/3/1] 初診カウンセラー
私たちの医院では、初めて来院された皆様にカウンセリングを行っています。 一言でいうと、カウンセリングとは、人の話を心をニュートラルにして聞くこと。
それにより、緊張されてお越しになる、患者様の不安や不信感をやわらげ、 そしてリラックスして 治療を受けて頂くことが出来るようになりました。
そこで大切なのは人の話をじっくり聞く事が出来る、カウンセラーの育成です。
人は自分の言いたいことを話すのは得意ですが、聞くのは苦手。 聞き上手な人が、カウンセラーに適任です。
その意味で、最近復帰した井上朋子さんは天然カウンセラー。 彼女の才能には、私たちも驚いています。
彼女の前では、何故か皆笑顔になります。 そして知らない 間に、話し込んでしまいます。 特に私は。
その彼女に、2月20日(水)、パートナー医院である ゆめはんな歯科クリニック登美ヶ丘(奈良県生駒市)で カウンセリングセミナーを、開催して頂きました。
参加者には、多くの気付きがあったようです。
以下は参加者のアンケートです。 ご興味のあるあなたは、お読み下さい。
武藤 拓也
今日のお話を聴いて、一番強く感じたのは、井上さんが、 カウンセリングという仕事に誇りと自身を持ち、 そして何より楽しんでいる、ということです。
それは、仕事に対する理想的なスタンスだと思いました。 私も、ゆめはんなメンバーにそのような気持ちを持って 働けるような環境を作ってあげたい、と思いました。
カウンセリングで気を付けていること、というお話でも 「表情豊かに」「優しい言葉づかいで」など、 スキルというより、メンタル面でのアドバイスが多かったことが印象的でした。
人対人の仕事なので、気持ち、心が最も大切、というよりそれが全てです。 後はそれを補強するものに過ぎないんだな、と思いました。
お話の中にもあったように、カウンセリングルームでは、 楽しそうに話していたのに、チェアに座ると何も言えなくなる、 というのでは、カウンセリングをしている意味がなくなります。
今日のお話を参考に、チェアサイドでも患者様の気持ちを 引き出せるよう、チェレンジしていきたいと思います。
永山 晃之
これから初診の患者さんに対して、カウンセリングメモを通じ、 小さな不安を少しづつ小さな安心 →信頼に変えていきたいです。
今現在、仕事も楽しくやりがいも感じています。 ただたまにこれでいいのかと自分自身に対して思うこともあり、 まず、自分自身を見つめ直し現状を見ようと思いました。
毎月吹田先生の塾もありますので、その機会も使っていこうと思います。
北村 浩子
荒川さんの講義を受けて考えが変わり、もっと奥深くなり、 人の心のサポートが出来るようになりたい!と思いました。
患者様のお口だけの治療ではなくて、 心の治療も出来るようになりたいです。
人は、どんな人でも寂しい心を持っていると思っています。 そんな寂しさを吹き飛ばせるくらいに帰られる時は 元気になって帰って頂けるように頑張ります。
裏川幸世
私もカウセリングやチェアサイドのコミュニケーションや、 スタッフとの会話が大好きで、人間を好きになりたいと、 心理学の勉強を始めようとしていました。
井上さんが来て下さって、本当に自分がやりたいと、 目指したいものが、わかってきました。
クリニカル・コーディネーターの本を読んで(まだ途中なのですが) 私がやりたいこと、やれることはこれだ!!と思いました。
医院のプロジェクトチームとして、トリートメント・コーディネーターも やっていく私ですが、人の心や患者様の心とDrの間で、 いかに話をかみくだいて説明できるのか、わかりやすく、
相手に最高のサービスと治療と選択を伝えることができるのか、 それでいて、患者さんの立場に立って心からよりそうことのできる スペシャリスト治療や、臨床の場での知識ももっと増やして 自身を持って私たちの医院を患者様に紹介できるようになりたい!! Drも説明なら「私!!」とまかせてもらえるような スキルアップをして行きたいです!!
中村 彩香
歯科者の先生は ”怖い” ”近寄りがたい” イメージがありました。 いきなり診療室に入って、チェアーに座ると自分の思いや、 伝えたい事、聞いて欲しい事が、なかなか言えない人が多いと思います。 実際カウンセリングをしていて、そのような声をたくさん聞きました。
なので、まず診療室に入る前に、患者様と一番近い存在の私達が 先に患者様の思いを引き出し、 その場の緊張を取り除き、 患者様が安心して話せる環境をつくるのは本当に大切な事だと思います。
1番近い存在の私達だから、患者様の目線で話を聞く事が出来るのだと思います。 歯医者での一番のサービスとは、聴くことだと思います。 話を聞いてくれた、今までの歯医者とは違う、ここに来て良かった。 安心から信頼が生まれ、健康を提供でき、食べられ、心も健康になれ、 それが患者様にとっての最高峰だと思います。 一人一人の患者様とより深い信頼関係を築いていきます。
大野 萌美
私はカウンセリング用紙に添って質問をし、 患者様に色々聞いてカウンセリングをしてきたつもりでした。
荒川さんは患者様が診療に入るまでの不安を取り除くという 意味でのカウンセリング)をして患者様とドクターの間の クッション的な存在であるという事を聞き、ものすごく驚いた反面、 ”クッション”と言う存在について、大変共感出来ました。
セミナーを受けて、カウンセリングについての取り組み方を考直します。 ただカウンセリング用紙に添って質問するのではなく、
患者様目線で何の為にカウンセリングルームに入って もらっているのかを考え、また新たにカウンセリングについての 取り組み方を考え直しました。
これからも、心と心のふれあいを大切に、 あなたに愛される歯科医院を作ってまいります。
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