院長ブログ

[’08/8/24] 専門学校

新大阪歯科衛生士専門学校の、平成20年度臨床実習指導者会議に、参加しました。
私たちの医院は、この専門学校の研修施設になっています。

今日、感銘を受けたことは、作田学校長宮川副理事長の以下の2つの話。
教育指導要綱からの、抜粋です。

 

建学のコンセプト
基本的には、建学のコンセプトとしての
「実学教育」「人間教育」「国際教育」があります。

学生各自が生涯の職業としての誇りを持ち、社会で直ちに役立つ知識と技術を身につけ、
歯科衛生士会には
新しい仲間として歓迎され、高校の先生や、御家族の方々、近隣の皆さんにも
信頼され、喜んで頂ける教育……これが「実学教育」です。

そして将来、歯科医師、歯科技工士などとのチーム医療を目指すとき、明るく豊かな人間性
歯科医療の一翼を担い、生命の尊さを認識して患者のクオリティオブライフの向上に貢献する
という
誇りを持ってもらう教育……これが「人間教育」です。

さらに海外研修などを通じて、国際的な視野を持った21世紀にふさわしい歯科衛生士として
大きく育ってもらう教育……これが「
国際教育」です。

学校のコンセプト
本校の
運営方針としては、

本校に入学した学生と保護者からの信頼
高校生を送り出す
高等学校からの信頼
歯科衛生士を受け入れて頂く
就職先及び、業界からの信頼
学校周辺の
地域の方々からの信頼

この4つの信頼を目指しています。


私たちも、これらのコンセプトに基づき

研修期間中
歯科衛生士の仕事の楽しさやりがいを伝えていきたいと思っています。

しかし、実状は、指導カリキュラムの変更により、2年後から3年制に移行
そのため、多くの
専門学校では、入学希望者が減り、
定員割れや、廃校になるところが増えています。
一言で言うと、人気がないのです。

しかし、医療現場としては、従来の削って詰める診療から、
歯を守る、すなわち予防を重視する診療にシフトしています。
そこで
重要な役割を果たすのが、歯科衛生士さん。

そのため、優秀な衛生士さんを必要としている医院は多数あります。
今後はさらに、需要と供給のバランスが崩れていくことになります。
この厳しい状況を打破していくため、
私達が出来ること

有能な衛生士さんが集まる、また有能な衛生士が育つ教育カリキュラムを、
医院独自
で作りあげること。
有能な衛生士さんが活躍出来る、診療システムを作りあげること。
有能な衛生士さんの仕事がしやすい、
労働条件を確立すること。
有能な衛生士さんが職場復帰しやすい、職場環境を作りあげること。

そして、有能な衛生士さんに常に夢を与え
そして、その
実現をサポートすること。

新大阪歯科衛生士専門学校は、平成15年4月開校
昼間部、夜間部合計120名の生徒が集まり、
現在まで、
卒業生全て
国家試験に合格し、歯科衛生士になっています。
これは、素晴らしいこと。

独自の教育システム(ピバップシステム)が機能し、講師臨床実習施設が豊富。
きめ細やかな、
国家試験対策就職指導などの賜物なのでしょう。
今回、参加してより
鮮明に分かりました。

実習生の皆様に衛生士としての、やりがい夢を与えることの出来る医院作りを、
これからもしてまいります。

 

 <有能な衛生士さんを育てたい  寄田幸司>

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