[’08/8/26] 決断力②
私たちの医院には、多くの勤務医の先生がいます。
ここ数年間、多くの先生と正面から関わっていく中で、
見えてくるものがあります。
すなわち、この人は成功するドクターになれるか、
並みのドクターで終わるのか(失礼な言い方で申し訳ありません)。
以前のコラムで、メンバーに愛されるドクター、尊敬されるドクターが、
成功するドクターであるという話をしました。
そしてさらに今回、成功するドクターの条件を付け加えるなら、
期待を超える発言、行動が出来るドクター。
並みのドクターなら、頼まれごとを頼まれごととして、
ただ言われた通り、期限ぎりぎりでやる。
成功するドクターは、頼まれごとをその意図や思いを汲み取り、
それ以上に、期限より早く仕上げてきます。
それは、相手が驚く顔がみたいから。
相手に、喜んで頂きたいから。
アドバイスを受け、さらに期限までに改善したいから。
そしてもう一点、成功するドクターの条件。
素直であること。
こちらがアドバイスしたことは、まずは守ってみる、やってみる。
イヤな顔もせず、言い訳をせず、人や物のせいにせず、
返事は「ハイ」か「イエス」。
しかも、0.2秒以内に返します。
この2点が出来れば、スーパードクターになれるはず。
これって、上司から見た、ただの都合の良い新人みたいに
思うかもしれません。
しかし、そうではありません。
大切なのは、周囲のメンバーや上司が、
その人の力になりたいと思う人になること。
大切なのは、いつまでも初心を忘れず、
志を高く持ち、夢を追い求める努力をする姿勢を、周囲に見せること。
そんな人になれば、必ず上司がチャンスを与えてくれます。
スポットライトが、当たるようになります。
私が言いたいことは、成功は一人では出来ない。
自分の力だけでは、出来ないということ。
他人の支えや援助があり、初めて勝ち取ることが出来るようになります。
だから、人のために尽くして欲しいと思います。
何か説教じみたり、教訓めいた話になりましたが、
やはり、これが本質ではないでしょうか。
あなたは周囲の人に愛され、尊敬され、
そして感謝されるドクターになりたいですか。
その覚悟が、出来ていますか。
私はまだまだ不完全な人間ですが、その覚悟と決断は、出来ています。
<成功はさせてもらうもの 寄田幸司>