[’08/11/6] 同窓会説明会
母校岡山大学歯学部で、平成20年度同窓会説明会に、大阪支部代表として参加しました。
支部の、簡単な活動状況の説明をさせて頂きました。
そして、私の過去をお話させて頂きました。
私が、6年生の学生の皆様にお伝えしたかったこと。
それは、22年前の私が、6年生の時に実際行ったこと。
私は、岡山大学2期生。
ということは、先輩は1年上がいるだけ。
出来るだけ早く大阪に帰り、開業したかった。
しかし、頼る人間はほとんどいませんでした。
親身に私の悩みや不安を聞いてくれる、経験豊かな(成功している)開業医の先生は、
誰一人知りませんでした。
就職活動したくても、何が正しいのか、誰に学べばよいか、全く分かりませんでした。
そう、メンターと呼べる理想の歯科医師に、出会うすべを知らなかったのです。
だから、成りたい自分を明確にすることが出来ませんでした。
そんな、不安いっぱいの私が取った奇策。
それは、求人を希望していない、しかしその道で評価を得ている大阪の歯科医院を
歯科材料メーカーに紹介してもらうこと。
たまたま、大学の前に大阪に本社があるメーカーの出張所がありました。
思い立ったら、即行動。
すぐに、電話しました。
そして、6年生の夏休み、医院見学に行きました。
初対面の学生の私を、快く迎え入れてくれました。
そして診療を見学させて頂いた後のお昼休み、質問攻めにしました(笑)。
今、自分が考えていること。
歯科医療の将来。
大学で学んだことと、現状のギャップ。
どのような過程を経て、今の考えに至ったのか。
歯科医師として、最も大切だと思うこと。
先生が考える、理想の歯科医師像。
開業することの楽しさ、悩み、などなど。
日頃よく分からない、誰にも相談出来なかった、
でもどうしても知りたいことを、次々教えて頂きました。
その結果、自分が目指す方向がはっきりしました。
迷わなくなりました。
医院選択で大切なことは、決して給料や待遇ではないこと。
その本質が、分かりました。
その後、求人募集をしている医院ををいくつか見学に行きました。
成功している医院の先生の考えを学ばさせて頂き、それがスタンダードに
なってからは、選択する目がこえました。
その結果、正しい判断が出来るようになりました。
そして私が選んだのが、大阪市にある、医療法人小室会小室歯科でした。
その後の4年間で、私の医療人としての基礎を確立することが出来ました。
短い時間でしたが、本当に熱く語らせて頂きました。
特に今日は、卒業生も多くなり、歯科業界でもある分野でリーダー的存在になっている
先生も多くいます。
その先生方は同窓生であれば、時間の許す限りお話をしてくれるでしょう。
かわいい後輩ためなら、どんな時でも手を差し伸べてくれるでしょう。
是非遠慮せず、輝く未来のための勇気ある行動を取ってほしいと思っています。
その後、個別相談の時間がありました。
参加者の多くは目標がなく、何から始めてよいか全く分からない、という声が多かったです。
同窓会会長の中野浩輔先生が、説明会で言っていた言葉。
「私たちは、卒業生1500名の弱小集団です。
しかし力を合わせれば、岡山大学歯学部をブランド化出来ます。」
素晴らしい言葉だと思いました。
またその反面、ブランド化するため卒業生に対する要求は、かなり高くなります。
この期待を超える評価を得るため、私たちが今何をすべきか問われています。
望むところだ。
やってやろうじゃないか。
そんな声が集まれば、嬉しいですね。
<卒業生として果たす役割がいっぱいある 寄田幸司>