[’09/2/24] 思いを形にする(28) 04メンバー
昨日も夜遅くまで、ドクター勉強会を開催していました。
一つ目のテーマは、「人の可能性にレッテルを貼らない」
公共広告機構のテレビCMを題材に、ディスカッションしました。
このCMとは、ある小学校の先生が子供たちに、好きなものを画用紙に書かせます。
ある子は「お花畑」、ある子は「お家」。
でもある男の子は、画用紙いっぱい、黒のクレヨンで塗りつぶします。
しかも、何十枚と。
もちろん授業では時間が足りず、家に帰ってもやり続ける。
それを見た家族や、周囲の人が心配して病院へ。
しかし、病室でも書き(塗り)続けるのです。
しかし、数日経った頃からある絵には、ふち(境界)があることが判ってきました。
青白く、波のように見えます。
全ての絵を体育館に持っていき、そのふちを繋ぎ合わせ、2階席から離れて眺めてみると、
そこには、大海で勢いよく泳ぐ、鯨が表れました。
私もこの映像を初めて見た時、鳥肌が立ちました。
しかも初めて見たのは、テレビCMではなく、セミナーの中でした。
そのセミナーの講師とは、新谷順子さん。
彼女が話す「人が育つ土壌作り」という講演会の中で、使用していたものなのです。
来院される患者様や、働くスタッフの心の声を聞く、
レッテルを貼らない、先入観で見ない、すぐに結果を求めない。
人の話を最後まで根気強く聞く、などこの映像を通じお話しているのです。
今日のヨリタ塾で、参加者一人一人が感想を述べ合っていた、その時、
資料作成などで、夜遅くまで仕事をしていた新谷さん本人がヒョっと現れました。
絶妙の、タイミングです。
無理にお願いして、特別に質疑応答の時間を取って頂きました。
質問では、「ヨリタ歯科に来て学んだこと」
「何故自ら進んで、色々なことにチャレンジするようになったのか」
「仕事で、いつも気を付けていること」など。
どれもプロフェッショナルな、新谷さんならではの解答でした。
ここで、私が思うこと。
約4年前、彼女はヨリタ歯科クリニックに入職。
その当時、私たちの医院は大きく変化している最中。
そのため私は、たくさんの情報発信を続けてきました。
そんな中、求人を募集していないにも関わらず、
「こんな医院が本当にあるなら、一度見てみたい。
見学に行っても、よろしいですか。」という問い合わせが増えました。
彼女も、その一人。
私も、よく分からないまま
「そんなに気に入ったのなら、是非お越し下さい。」と入職して頂くことに。
そして3ヶ月経過した頃から、「彼女はスゴイ」という声が周囲から
私の耳に届くようになりました。
この人をもっと伸ばしてあげたい、この人の可能性を広げたい。
ただの(?)アシスタントで終わってほしくない。
何か、彼女しか出来ない適格な役職があるはず。
そんな思いを持って、いろいろお話させて頂きました。
それが、今に至っています。
そしてまさに、今も続いています。
「これはどうだろう、私は今こんなことを考えている。 やってくれないか。」
この過程で、どんどん伸びているのです。
しかもこれは、新谷さんに限ったことではありません。
04メンバー(2004年入職メンバー)は他に井上さん(旧姓荒川)さん、
林(旧姓中川)さん、金光さん。
この3名も皆、ヨリタマインドを持つ私が自慢のメンバー達。
しかも井上さん、林さんは結婚や出産をした今でも勤務して頂いています。
金光さんも、スマイルクリエーターとしては退職されましたが、
週1回、感動クリエーターとして勤務して頂いています。
本当に、有難いことです。
出会うべくして出会った4人であると、今では確信しています。
思いを形にすることで、人が集まる組織、人が離れない組織が出来るようになりました。
<あなたに会えて良かった 寄田幸司>