[’09/2/27] 思いを形にする(31) 人が輝く組織作り(2)
人が輝く組織を作りたい、人が育つ組織を作りたい、
人が辞めない組織を作りたい。
そんな思いが、強くなりました。
しかし、その思いとは裏腹に、この歯科業界は元気がありません。
人気が、ありません。
歯科医院を構成するのはドクター、衛生士、技工士が中心。
大学や専門学校にもよりますが、現状は定員割れを起こしています。
また聞くところによれば、衛生士、技工士の
卒後10年後の離職率は、8割を越えるとか。
それ程、学校を入ってくる人にも夢が無く、出てからも現実はさらに厳しい。
私たちにとっても、いい人材を確保し、人が輝く組織を作ることが
どれ程困難で、険しいものか。
しかし、全ての医院がそういう訳ではありません。
人がどんどん集まり、成長し、笑顔があふれる医院、
一度勤務すると辞めない医院、例え結婚や出産などがあっても
また復帰してくれる人が多数いる医院。
そんな医院も、もちろんあります。
何が違うのでしょう。
給与や待遇、福利厚生がずば抜けて良いのでしょうか。
それだけ、とは限らないでしょう。
今春有難いことに、私たちのグループには多くのドクター、衛生士が勤務します。
その人達が輝きを放ち、長く勤務出来る医院作りを
これからもしていきたいと思っています。
そのため大切なこと、それは「自分は、必要とされている」
「自分のやりたいことが、ここなら出来る」「何かあったら、皆が助けてくれる」
そんな思いを、入職後スグもてること。
そう、やりがい、働きがいを与えることが出来ること。
簡単そうですが、実は困難なこと。
何故ならやりがい、働きがいは人それぞれ。
千差万別。
こうすればよいという法則など、存在しないから。
だから、一人一人にいつも関心を持つことが大切。
一人一人に、声をかけることが大切。
一人一人に、働きやすい環境を作ることが大切。
一人一人へ思いを伝え、人が輝く組織、
これからも作り続けます。
<思いが人を輝かせる 寄田幸司>