[’09/3/1] 思いを形にする(33) 思いもよらない形
最近、思いを伝え続けることの大切さを学んでいます。
そう、ただ伝えるのではなく、繰り返し、繰り返し伝え続けるのです。
一度言えば分かる、理解してもらえると思うのは自分だけ。
人は自分の都合の良い方に考え、判断します。
だから指示命令されても、意図するようには行動しません。
もっと端的に言えば、指示命令では動かないのです。
だから、思いを伝え続けることが大切。
例えば、このコラムで私が書き続けるように。
例えば、朝礼で日々思うことをお話しするように。
例えば、全メンバーに週1回“ドリーム通信”として
私の思いのこもったメッセージをお渡しするように。
嬉しいことに、この“ドリーム通信”はただ配るだけでなく、
週1回の院内ミーティングで、メンバーの前で読み上げ、
それについて、ディスカッションしてくれる医院があります。
ただ読み上げるだけでは、指示命令されているように感じるはず。
しかし、それを通じ、一人一人が感じたこと、思うことを
メンバー全員でシェアすることで、何かしらの気付きや学びがあることでしょう。
このような使い方をしてくれる、院長やメンバーに感謝。
何故なら、私が“ドリーム通信”をこのように活用して下さい。
そして、そこから学んで下さいと指示命令すれば、
その時点で、感じる心は閉ざされてしまうから。
いやいや、読み上げるから。
大切なのは、思いを伝え続ける行為そのものが純粋で、曇りの無いものでなければならないのです。
隠れた意図や、見え隠れする規制があってはならないもの。
どう思われようが、どう使われようが、一向に構わない。
ただあなたに伝えたいものがあるから、お伝えするのみ。
書きたいことがあるから、書き綴るのみ。
その気持ち、これからも持ち続けていきます。
思いはいつか、思いもよらない形になるから。
<継続は力なり 寄田幸司>