新人ドクター4人が初参加の、ヨリタ塾を開催しました。
まず冒頭、ヨリタ塾参加者が全員着ている、通称『夢Tシャツ』への思いを、お話しました。
夢Tシャツには、背中には大きな文字で『夢』、胸には小さな文字で『幸』、と書いています。
その意味は、いつも大きな夢、すなわち変わることのない高い志を持っている。
そして普段は、自分がいつも接している、半径5m以内にいる人を幸せにする。
そのため、いつも感謝の念や思いやりを持つ。
そして周囲の人を幸せにすることで、その人がまた半径5mの人を幸せに出来る。
その幸せの連鎖がどんどん広がり、結果的に大きな夢、大きな志が叶うのです
それを体全体で表すため、
ヨリタ塾開催日は全ドクターがこれを着て、一日診療する。
そして今日は私の話の他、大西先生、吉田先生から
『この一年ヨリタ歯科クリニックで学んだこと』というタイトルで、お話がありました。
この2人は、今回の新人ドクターのように、
初めて勤務した開業医院がここということでなく、
いくつかの医院での勤務の後、私たちの医院にたどり着いた(笑)。
だから今までの自分の診療スタイルや考えが、既に出来ていました。
だからこそ入る前、頭では分かっていたとしても、
私たち独自の考えやヨリタイズム、ヨリタマインドを理解するには、
かなり大変だったことでしょう。
何故なら、私は曲げないから、妥協しないから、揺るがないから。
こうあって欲しい、このようにすべきと言うこと、
その意味付けを、くどいくらい何度もお話します。
もちろん話すだけでは伝わらないので、診療マニュアルやヨリタ歯科ルールブック、
ドリーム通信、読書感想文、日報提出など、ありとあらゆる形で学んで頂きました。
だからこそ、今の結果が得られるのだと思っています。
人は、育てられたように育つ。
愛情かけた分だけ、伸びる。
信じた分だけ、応えてくれる。
そう思います。
転医組の2人が私たちの医院の長所を、私以上に熱く、
新人ドクターに語ってくれるようになるまで、語り続けていこうと心に誓いました。
以下は、大西先生の発表の抜粋です。
ご興味のあるあなたは、是非お読み下さい。
『この一年 ヨリタ歯科で学んだこと』
◎ 夢の実現、思いの明確化
自分の考えてることや願い、目標を紙に書いて明確化することで
目標の達成と実現化する確立が上がる。
文章にして日々自分の目で見ることで、無意識のうちに目標に向かって
行動できるようになった。
ただやれたらいいなという目標がダメで、自分にとってやることが
どんな意味や利益があるかという意味付けができていないと行動はしない。
◎ ヨリタ歯科の成り立ちと一つ一つの意味
ヨリタ歯科は開業してから今の形になるまでには、ヨリタ院長の考え方の変化に沿って
どんどん変化してきている。
治療中心の医院から、予防・コミュニケーション・スタッフ教育に力を入れる医院へと
変化し発展している。その中で医院の内装やレイアウト、スタッフの役割、
様々仕組みや情報発信の形、教育制度、今の治療に流れが出来てきた。
院長中心の治療からチームワークでの患者様満足に。
◎ カウンセリングの考え方 歯から人を診る治療へ
以前は患者さんがただ歯を治すために歯医者に来ていると思い、
(治療する自分にとっての)理想的な口腔内の状態にするために治療を行っていた。
カリエスや炎症のない口腔内、バーティカルストップ、スマイルラインなど。
カウンセリングの考え方を知ったことで、患者さんを一人の人間としてその人の生活を想像し、
日常生活における困りごとの解決をして、人生を豊かに過ごす手助けをするために
歯科治療を通してのサポートやアドバイス、言葉がけを大切に思うようになった。
特にカウンセリングシートから患者さんの本当に望むことは何かを良く考えるようになった。
◎ チームワーク医療
ヨリタには多くのスタッフがいて、一人一人の役割付けを院長がしている。
個別の面談で、今期待すること、できていないこと、不断の思いを確認して
一人一人の成長をフォローしている。
また全体の教育のために、みんなに今の院長が考えていることを随時伝え、
クレドを読み合わせして、医院の方針を常に伝え続けている。
またヨリタ塾や阪木塾やセミナー、JOKANスクールなどで技術面の向上、
心の持ちようや仕事に対する姿勢を教えている。
その結果スタッフ一人一人が、自分が今このヨリタ歯科で期待されている行動を理解して、
個人の仕事能力もアップし、周りのスタッフを手助けする姿勢が身について、
全体としてチームワークで患者さんに対応する状態(全員でのホスピタリティ)ができている。
そして大事なのはやはり毎日トップの人が、チームワークの大切さを言い続けて、
それにそった行動や仕組みづくりをして、全員が察しと思いやりの行動ができるように
メッセージを発信し続けること。
スタッフはそういったトップの行動を本物かどうか厳しく見守っていると分かりました。
◎ スタッフとのコミュニケーション
今まであまり自分自身がスタッフとの問題は感じなかったが、
それは自分が勤務医というスタッフと同じ雇われ側に立っていることが大きいと思います。
将来自分が院長になった時でも困らないコミュニケーションのあり方を身につけることが
必要です。
院長と同様に、ドクターはスタッフからよく観察されていて、その言動が一致しているか、
医院の方針に沿っているか、患者さんやスタッフに対し誠実か、治療の技術は高いか、
そして何よりスタッフのことを思いやり愛しているかをよく知っています。
昔ながらの院長中心の治療のみをする医院ではなく、予防や高度な治療、
カウンセリングや高度な接遇など、スタッフとチームでホスピタリティを提供するなら、
スタッフのモチベーション(やる気)を上げる(下げない)付き合い方が常日頃から大事です。
朝のあいさつ、朝礼の言葉、普段の会話、診療中の「ありがとう」や思いやりの言葉がけ、
診療時間を守ろうとしているか、スタッフ教育に熱心か、
普段の生活や体調を気遣っているか、成長や幸せを一緒に喜んでいるか。
スタッフへの思いやりが、患者さんへの思いやりに変わります。
◎ 医院改善のやり方
昨年経営塾に参加し、プロジェクトチームやいくつもの実践をする中で、
どうすれば医院の改善や新しい仕組みづくりが出来るかを学びました。
小冊子やアンケート、朝礼の改善や昼礼、キャンペーン、勉強会などなど。
うまくいって今も続けていることもあれば、すぐしなくなったり、結果が出ないものもありました。
その中でうまくいったものは、自分で絶対やると決めてやり方を考え、
スタッフに相談して 具体的な細かいやり方を決め、院長にも相談し、
ミーティングで何故それをするか理由を知ってもらい、自分が率先して行動したものでした。
◎ 将来どんな医院をつくりたいか
ヨリタ歯科に来て、医院のこと一つ一つの意味付けを知り、
自分の診療スタイル(好み)を知ることで、将来自分が開業する時に
どんな医院を作りたいかより明確になりました。
自分の思いを明確化すれば、自分が仕事に求めるもの、理念や提供したいサービス、
対象とする患者層、どんな人と一緒に働きたいかが分かります。
それによって、開業する土地、広さ、レイアウト、設備、内装、雇いたいスタッフの数も
明らかになります。
実際にはやってみないと分からないことがほとんどですが、自分の夢に近づいていることが
実感できるようになりました。
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<ヨリタ塾で高い志と夢を語る 寄田幸司>